転生したら紅世の王   作:シニカケキャスター

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第16話 逃避行

 俺は今『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルと相対していた。いやーなんでこんなことになったんだろうね。僕ちょっとよくわからない。

 

「お前にはここで死んでもらうのであります。」

 

『開戦。』

 

 その上殺る気満々なんですけども。これはやばい。

 

「フッ!」

 

 無数のリボンが差し向けられる。これはちょっと避けようがないので『因果の殄滅』で切断する。

 真正面からやりあっても俺に勝ち目はない。自在法を使わざるを得ないだろうな。

 

「襲え!」

 

 『帥蜂』を展開し攻撃する。蜂の群れはヴィルヘルミナへ向かって勢いよく飛んで行く。対するヴィルヘルミナは無数のリボンの竜巻で払って行く。

 これは駄目だな、『帥蟻』も『帥鴉』も払われるだけだ。

 

「くらえ『悪食』!」

 

 仕方ないのでリボンを食ってしまう。これなら手数は関係ない。

 

 

 

 

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 はーい、生き延びたよー。さっさと逃げて生き残ったよー。俺の勝ちだ!

 というわけで俺は今逃避行中だ(超展開)。

 

 御崎市にはしばらく帰らないつもりだ。この前フリアグネを討滅したからラミーとマージョリーが来る。これはまだいいとして、“愛染の兄妹”は厄介だ。まああれはピニオンという燐子をダンスパーティーで吹っ飛ばして仕舞えばいいけど。シュドナイは…まあいいや(思考放棄)。

 最大の問題はカムシンと教授だ。あの!カムシンが!来るんだよ!大変なんです!神殺しの時からの因縁だ。っていうか腐れ縁だなあ。この世に徒やフレイムヘイズが少なかった昔はよく遭遇したものだ。瓦礫の巨人とかやばいだろなんなのあれ。破壊力やばいし大雑把な攻撃だし、味方からしても凶悪極まりないと思うよ?俺だったらこんな味方いやだね。

 

 閑話休題

 

 まあそんな感じで俺はしばらく帰らない。まあアニメ版的な展開にならないことを祈るよ。そっちだと『三柱臣(トリニティ)』が乗り込んでくるし。めんどくさいことこの上ない。御崎市が存在の泉になっちゃうしね。まあそうなったら俺が多少もらっちゃうけどね。有効活用しなきゃ勿体無いだろう?

 まあそれはそうとして、俺としてはさっさと帰りたいのだがこんなあほみたいにめんどくさいやつらが短期間でくるんですよ。俺そんな奴らと会うのはいやですよ。

 

 

 

 

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 やあ、おはようございます。俺は今ヨーロッパにいます。はい、逃げてきました。なんで城に帰らなかったのかって?仕方ないだろ、あそこは『傀輪会』ある国なんだよ。『剣花の薙ぎ手』とかいるんだよ。俺ああいう神器ひとつでも強い奴は苦手なんだよ。シュドナイとかも天敵なんだよ。

 まあここで何もしないとか俺的にアウトなので今のうちに『大命』の遂行に巻き込まれないように対策を立てておく。『大縛鎖』に立ち会った数少ない生き残りで、なおかつ教授の研究仲間であるため呼び出される可能性大なのだ。ぶっちゃけ『無何有鏡(ザナドゥ)』ができなくても俺には問題ないし、そもそも俺は教授に作ってもらった『因果の殄滅』があるのでただ顕現する分には差し支えない。まあ『無何有鏡(ザナドゥ)』がどんな風になっているか、この目で見てみたくないというわけではない。できたらできたで見てみたいというものだ。

 

 だがせっかくヨーロッパに来たのだ。観光していこう。

 




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