転生したら紅世の王   作:シニカケキャスター

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問題:天の川は英語で?(正解:Milky Way)

ヤマタノオロチの回答:Sky River




第6話 壮挙

 俺は今、来るべき戦に備えて戦闘用の自在法を開発している。『帥鴉』って燐子使ってるから『ダンスパーティー』使われるとやばいじゃん!ということを最近になって気がついたのだ。遅いよ俺!

 

「ローさんみてください!できました!」

 

 しかもノトブルガの自在法の鍛錬に付き合っている。これはなんか、コイツ戦ったらすぐ死ぬんじゃない?って思ったからだ。一応だが一緒に戦った仲だからほっとけなかった。まあかなり覚えがいいので、もう並の徒相手ならまず負けないだろう。

 

「じゃあ次は防御用の自在法をやってみよう。」

 

「はい!」

 

 割と素直な子なので教え甲斐がある。今度オリジナルの自在法でも作らせてみようか。割とすぐできる気がする。

 てゆーか俺の自在法どんなのにしようか。城壁と鴉だしね、俺が使ってるの。群がる生き物にしようかな?蟻とか蜂とか。あ、そうだ(啓示)どっちも作ればいいじゃないか。天から蜂、地から蟻、みたいな感じでさ。名前はやっぱり『帥蜂』と『帥蟻』かな?

 

 

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 どうしてこうなった。そう言わざるを得ない。

 

「ローさん、おはようございます!」

 

 ノトブルガが朝食を作ってくれた。それはいい。朝は和食派なのに洋食を食う羽目になるのもまあいい。作ってくれたのは感謝している。だが!

 

「えーっと、このパンは手作り?」

 

「はい!倉庫に片栗があったので作ってみました!」

 

 パンを片栗粉で作るな!小麦粉あっただろ!

 

「倉庫って、どこの?」

 

「右の方のです。」

 

 それ片栗じゃなくてトリカブトじゃない!?そこ有毒植物しか置いてないよ!

 

「そろそろ食べません?冷めちゃいますよ?」

 

 この猛毒パンをどうしろと言うのだ。

 

①:ちゃんと教える

 

②:だまっておく

 

③:一人で全部食べる

 

 最善は①なのだろうが、この子がショックを受けるのを考えるとちょっとねぇ?②は論外だな。どっちも危ない。残るは③なのだが、そんなに食って俺の体は大丈夫なのだろうか。紅世の王だし大丈夫だと思う。大丈夫だ、大丈夫に決まっている。やってやんよ!南無三!

 

「どうですか?」

 

「今度俺が料理教えてやる。」

 

 猛毒パン含め全部食べたが美味しくなかった。やはり料理下手らしい。アアアアア!やっぱキツイ!全部存在の力にしてやる!

 

 

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 俺はアシズに呼び出され、ブロッケン要塞に来ていた。なんでも『壮挙』に協力して欲しいのだとか。まあ手伝うと言っちゃったのでやりますよ?自分の発言には責任持ちますよ?

 

「私はティスの願いを叶える。」

 

 アシズはまさに愛に生きる紅世の王と言えるだろう。まあそのせいでフレイムヘイズと敵対することになったのだが。ほんとにいい奴なんだけどなぁ。

 

 『大挙』によって『両界の嗣子』、つまりアシズとティスの子どもを誕生させるにはかなりの量の存在の力と『大命詩篇』の断片を起動させるほどの能力が必要になる。存在の力の方はアシズが『都喰らい』で用意、自在式の起動はとっ捕まったリャナンシーがやるとか。

 じゃあ俺はなんで呼ばれたのかと言うと、簡単に言えばフレイムヘイズ兵団との戦闘での時間稼ぎだ。とりあえず『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールを足止めすれば良い。『騎士団(ナイツ)』を消せるし、『長城』による超耐久力を持つ俺は意外と優位に立てるのだ。すごいだろ。一応紅世の王だし、強いし。

 まあぶっちゃけ『大命詩篇』の起動もできる。研究仲間のダンタリオンに見せてもらったことがあるしね。ティスの体全部とアシズの体の一部があれば『両界の嗣子』を生み出せる。足りない部分は俺の存在の力をぶっ込めば良い。あれ?これもうほとんどティスと俺の子どもじゃん。アシズに殺されるな、やばい。

 そんなことを考えていたがとりあえず一旦帰るとしよう。

 

 

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「これから徒とフレイムヘイズの間で大規模な戦争が起きるだろう。」

 

 とりあえず同居しているフレイムヘイズのノトブルガに伝えておく。そんじょそこらのフレイムヘイズよりも強い彼女ならば大戦に参加する様に言われてもしょうがない。

 

「ローさんも行くんですか?」

 

「ああ、徒側としてだけどな。」

 

「じゃあ、私たち敵同士なんですか?」

 

「まあ俺が相手するのは『炎髪灼眼の討ち手』か『万条の仕手』くらいだな。少なくともお前さんと戦う気はない。」

 

「そう、ですか…。」

 

「まあ、俺一応強いから大丈夫だろ。お前も『九垓天秤』に会わない限りは生き残れるだろうさ。」

 

 一応俺が鍛えたんだからな、そんな簡単に死なないだろう。よほど運が悪くない限り大丈夫…なはず。

 

「ローさん、ちゃんと帰ってきてくださいね?」

 

「大丈夫大丈夫、ってかいつからここお前の家になったんだ?」

 

「違うんですか?」

 

「俺の家だからな!お前どっちかってーと居候だからな!」

 

「えー?」

 

 図々しいぞ。

 

「じゃあわたしが先に帰ってきたら、わたしの家ってことで。」

 

「おいこら。」

 

「ふふ、今度こそおいしい料理作りますからね!」

 

「へいへい。」

 

 若干死亡フラグな気もしないでもないが、俺たちはこのまま城を出た。

 

 

 

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