PCで投稿しているので携帯だと変に見えるかもです(´・ω・`)
今回もまだ主人公視点ではないですが楽しんでもらえると嬉しいです。
1話【産まれて】
『あなた?見てこの子の顔。鼻の形とか顎の感じなんてあなたにソックリ。きっとあなたに似たのね』
『ちょっと待って!何で!?最悪よ!何でアタシがコレを痛い思いまでして産まなきゃいけなかったの!?』
『そうかい?僕は君の方がそっくりだと思うよ?優しそうな目やこの柔らかい唇。君にそっくりだ』
『知らねーよ!お前が大丈夫って言ってたんだぞ!何でこんな事になってんだよ!てか何で俺がお前の尻拭いみたいな事しなくちゃいけねーんだよ!?』
『ふふ。じゃあ、あたし達の良い所を全部持ってくれたのね』
『出来ちゃったんだからしょうがないでしょ!?それにコレもアタシ達の苦労も知らないで寝てるとか信じらんない!』
『ああ、そうだね本当に可愛いよ。でも君も大変だったね?傍に居ただけだったのが申し訳無かったよ』
『糞が!何で俺がこんな事になってんだよ!お前が大丈夫だからヤったんだぞ!ふざけんな!』
『本当よ?本当に大変だったんだからね?でも全然大丈夫!だってこんなに可愛い子が生まれて来てくれたんですもの。苦労した甲斐があったてもんよ!』
『でもまさか出来るなんて思ってもいなかったんだからしょうがないでしょ!?』
『本当にありがとう。こんなに嬉しい事、今までにないぐらいだ』
『だったら!とっととおろせば良かったじゃねえか!全部お前のせいだろ!?』
『むー、じゃあ私と結婚した事はそこまで嬉しくなかったの?』
『だって……おろすとか怖いし』
『はは!そんな事ないよ、君と結婚した事だってとても嬉しい事さ。でも君だってこの気持ちは分かってくれるだろ?僕よりもさ』
『知るか!マジで死ねよ!信じらんねえ、俺は知らねえからな、コレはお前が世話しろよ。じゃあな』
『ぶー、ええそりゃもう分かってますよ?死ぬ思いで産んだ可愛い可愛い男の子ですからねー。本当に、ボクは可愛いでちゅね〜どこかの誰かさんとは大違いで〜』
『ちょっと!待ってよ何で!?アタシの傍に居てよ!!アンタのせいなんだからお願いよ!!お願いアタシを置いて行かないで……』
『御免、御免。許してよ?そんなに不貞腐れなくても良いじゃないか?まったく、ボクのママは怖いねー?』
『うるせー。お前、重いんだよ』
『ちょっとー、ボクに変な事を言うのやめてよね。でも本当に良かった。私、今とても幸せよ?ボク?――』
『ねえ待ってお願い?ねえ、ねえ?お願い。何で?何でアタシがこんな思いをしなくちゃいけないのよ!?コレのせいでアタシは!アンタなんて――』
『『産まれて―』』
『来てくれてありがとう』
『来なければよかったのに』
――――――――――――――
「うっう、ううう……」
夜中の12時位だろうか、私の横で寝ている今年で5歳になる息子が汗だくになってうなされていた。
「どうしたの
私の息子、
ちょうどその頃、
確かに1年ほど前は1週間に3、4回うなされてたけど最近じゃあ月に1回程度、光さんと私はようやくドイツの環境に馴染めたのねって安心してる。
「うん…いっつも真っ暗なお化けが僕にひどいことを言うんだ。怖いよママ」
「それはとっても怖いわね。でも安心して?ママがあなたを守ってあげる。だから安心して寝なさい?明日は幼稚園なんだから、いっぱい寝ておかなきゃ。ね?」
そう言って彼方をベットの中で何時もの様に、自分の腕で守るように包み込む様にして安心させる。
こうすると彼方は安心して眠ることが出来るみたいで、悪夢を見る日はいつもこうしている。
(けど最近悪夢を見る事が少なくなって、ぎゅってするのが少なくなったのが寂しくなっている自分が何だか複雑)
「うん…おやすみママ」
「お休みなさい、彼方。」
安心した彼方は眠ったみたいでほっと一息ついていると私の隣で寝ている光さんが起きてしまったようで。
「ん〜?
「ええ、今さっき寝たところよ。この子もやっとこの環境に慣れたんでしょうね?今じゃあ月に1回だもの」
「ああ、そうだね。でも本当にごめんね?僕のせいでこんな遠くで暮らす羽目になったんだから」
「いいえ?私は全然、気にして無いわよ?最初は戸惑ったけど、近所の人達だって良くしてくれるわ。それに彼方だって幼稚園じゃ友達を作って楽しくしてるみたいだから大丈夫よ」
「そうかい?それなら良いんだけど。そういえば彼方の幼稚園に、明日から新しい子が来るみたいだけど、どんな子なのかな?」
「リザの話じゃ女の子らしいわよ?どうも美人さんみたいね。それとリザの話だと1ヶ月だけ彼方達の幼稚園に居るみたいね」
私は彼方のクラスの担当の女性であるリザを思い出す。
誰とでも優しく接するとっても優しい先生で母親よりも母親らしいってことで周りからはムッターって呼ばれてる。
リザは日本人の私を友人みたいに話し掛けてくれて、この前なんて「あ!聞いてよユウヒ、今度ウチに新しく女の子が来るんだけどね?その子がすごく可愛いいの!きっとカナタ君ともすぐに仲良く出来るわ。でもその子、親の都合みたいなんだけど、1ヶ月だけしかウチに居られないみたいよ?親は良くても子供には酷よね」と、そんな事を2日前に言ってた。
彼方は大人しい子だから外で遊ぶよりも絵本や積み木で遊ぶことが多い。
そのせいか女の子の友達が多いから大体幼稚園では女の子と一緒にいるみたい。
だからきっとリザはそう言ったみたいだけど。
「へー、そうか美人さんかー。彼方と良い友達になってくれるか楽しみだね」
「うん、きっと彼方ならすぐに打ち解けるわよ。それより光さん?そろそろ寝ないと会社に遅れるわよ」
「おっと!そうだねもう寝ないと。夕陽、おやすみ」
「ええ、おやすみなさい。」
そう言いながら私達、2人も眠りにつく。
眠りにつく前に――
(どうか、どうかその子が彼方に良い影響を与えますように)
そんな事を思いながら。
次回から遂に主人公視点!
転入生の正体とは一体!?
それと、言い忘れていましたが複数作品から参加はその作品の主人公ではなくその親友やサブキャラを出す予定です。
(例:岡部倫太郎× 橋田至○ 鹿目まどか× 佐倉杏子○ ジョン・メイトリックス× ベネット○ ニコラ・テスラ× マクレガー・メイザース○ など)
元ネタが全部分かった人は僕と握手!
思ったこと、感じたことありましたらどんどん感想など頂けると幸いです。
(・ω・)ノシ