織斑一夏の恋物語   作:夜光華

3 / 38
正月休みで書くペースが早いですね。

少し短めですが第三話です。

どうぞ


第3話

刀奈さんと簪と恋人になり俺の生活は大きく変わった。

 

例えば、3人でご飯を食べたり一緒に部屋で過ごしたりして仲良くやってる。

 

一緒に寝たりもしているがまだ一線を越えていない健全なお付き合いをしている。

 

それからデートも何回も重ねていった。

 

簪だけの時や刀奈さんの時もあれば2人と一緒にデートする事もある。

 

簪は手を繋いで刀奈さんは腕を組んでくれるので俺にとって凄く嬉しい事だ。

 

だって美少女姉妹と歩いているだけで周囲の視線を集まるから俺としては鼻が高い。

 

どうだ。うらやましいだろう………ゲフンゲフン。

 

あんまり調子に乗ってはいけないな、うん。

 

とまあ、いい感じで過ごしているな。

 

変わった事と言えば俺達は進級して、刀奈さんはIS学園に進学した。

 

それから刀奈さんは当主の名を引き継ぎ“刀奈”から“楯無”に変わった。

 

俺はその事に少し戸惑っていたが2人きりの時や簪と一緒で3人の時は刀奈さんと呼んでいる。

 

ちなみにだが俺達が付き合っている事は更識家の人達は知っている。

 

反対するかな?と思っていたら祝福してくれた。

 

認めてくれたんだなって思った時はホッとした。

 

がしかし―

 

まだ、千冬姉にはこの事は教えていない………。

 

俺としては千冬姉に迷惑をかけているから、先に幸せになるのはどうなのかな?と思っている。

 

しかし、いずれ千冬姉の耳に入る事は間違いないし後から問い詰められるのはちょっと遠慮したい。

 

ならば俺から言うべきなのだろうがいまいち踏ん切りがつかない。

 

とりあえず、俺は簪と刀奈さんにこの事を話したら笑顔で快諾してくれたので次の休みに帰ってくる千冬姉に2人の事を話そうと決めた。

 

――――――――――――

 

「ただいま」

 

「おかえりなさい千冬姉」

 

千冬姉が帰って来たのを出迎える俺。

 

「おかえりなさい千冬さん」

 

「お、お邪魔してます」

 

と一緒に千冬姉を出迎えてくれる簪と刀奈さん。

 

「ん?何でお前達がいるんだ?」

 

「ああ、家の掃除が大変だから手伝ってもらったんだよ」

 

「そうか」

 

2人がいる事に訝しげな表情に変わるが俺の説明に納得してくれたようだ。

 

千冬姉が帰って来たな。さあ、勝負の時だ!!

 

「あのさ、千冬姉」

 

夕食の時にある程度箸が進んだところで俺は話を切り出した。

 

ちなみに千冬姉と向かい合うようにして俺達は座っている

 

「何だ?急に改まってどうした?」

 

「大事な話があるんだけどいいかな?」

 

「かまわないぞ」

 

「俺、彼女が出来たんだ」

 

「そうか良かったな、それで相手は誰なんだ?」

 

「その……千冬姉の目の前にいるんだ」

 

「そうか、姉の方か?妹の方か?」

 

「いや、その……実は両方なんだ」

 

「はい?」

 

俺の言葉に千冬姉の表情が思わず驚きに満ちていた。

 

「俺は楯無さんと簪と恋人同士でお付き合いしてるんだ千冬姉」

 

とりあえず言い切った。後は千冬姉がどういう反応をするかだが、さっきまでとは違い無表情に変わっていた。

 

だ、ダメなのか………?

 

「そうか2人を恋人にしたのか良かったな」

 

「あ、あれ?いいのか千冬姉?」

 

「いいも何もお前が選んだ事だろう。私は何も言わない祝福するだけだ」

 

「良かった」

 

千冬姉が認めてくれた事にホッと胸を撫で下ろした。

 

「私のせいで一夏には大変な思いやつらい事や迷惑をかけているからな、更識家に預けたのは正解だった」

 

「そんな俺は……」

 

「一夏の幸せの為には更識家に養子にする事も考えていたが私の予想をいい意味で裏切ってくれたよ」

 

「そこまで考えていたんだ………」

確かに俺達には両親がいないから必然的に姉弟力合わせてやって来たからな千冬姉にも幸せになって貰いたいならその考えも引き受けてたかもな更識家の生活は楽しいからな。

 

「ああ、そうだ。更識姉妹」

 

「「は、はい!」」

 

千冬姉は刀奈さんと簪を呼びながら視線を向けた。

さっきまでの穏やかさとは違い真剣な眼差しだ。

 

「もし、一夏を裏切ったり見捨てたら………地獄の果てまで追いかけて引導を渡してやる……覚悟しておけ……クククッ」

 

と2人にしか伝わらない殺気をビシビシとぶつける千冬姉。

 

「「っ!?」」

 

千冬姉の殺気に当てられて恐怖を感じた2人は顔を青ざめさせて俺に抱き着いて震えだした。

 

 

簪に至っては今にも泣きそうだ………。

 

「なあ、千冬姉。それって俺が言われるセリフじゃないのか?」

 

俺は刀奈さんと簪をなだめつつ何で2人にそんな事を言った意味が解らず千冬姉に聞いてみた。

普通なら2人を泣かせたら承知しないぞとか言われそうなんだけどな……。

 

「何を言っている。更識家は政略結婚とか見合いとか平気であるのだぞ。今はよくても家の為なら簡単に引き離される。私の大事な家族であり弟の為に釘を刺して置かないとな」

 

「いやいや釘どころかぶっとい杭を刺してるから」

 

千冬姉の言葉にツッコミをいれるが険しい表情は変わっていなかった。

 

これじゃ、ある意味脅してるから…………はあ……。

 

まあ、これで安心して3人仲良くなれるな〜。

 

俺はこれからの未来に光が差して来たような気がした。

 




お試し版は解除しましたがタイトルどうしよう。

何かないかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。