【本編完結】銀髪幼児体型でクーデレな自動人形《オートスコアラー》が所属する特異災害対策機動部二課 作:ルピーの指輪
それでは、よろしくお願いします!
――フィリアは謹慎中 その壱――
クリス「どーせ、謹慎中で暇してるだろうからって、来てやったら難しい顔して悩んでやがる」
フィリア「考えてみれば、人生って選択肢の繰り返しだった。あたしがもしも、その選択肢を間違えなかったら、今ごろは……」
クリス「はぁ、そんなのあたしだって一緒だよ。いつも間違ってばっかりで、後悔ばかりだ」
フィリア「でも、誰にだって絶対に間違っちゃいけない選択肢ってあると思うのよ、例えば――」
クリス「例えば?」
フィリア「結婚とか」
クリス「けっ、結婚? そっそういや、お前は婚約してたんだったな。エルフナインのやつのパパと。でも、そりゃあ間違いとは思ってねぇんだろ?」
フィリア「もちろんよ。クリスだって、きっと結婚を考える時って来ると思う。そういうとき、あなたは何を優先して物事を決めるのかしら?」
クリス「はぁぁぁ? はっ、恥ずかしいこと聞くんじゃねぇよ! しかもお前んちで……。そりゃあ好きな奴と一緒に居てぇとか、そんなんじゃねぇの?」テレテレ
フィリア「すっごく普通……」
クリス「張っ倒すぞ、テメー」
フィリア「でも、そうよね。大事なのは自分の気持ちに正直になること……。体裁とか、そういうのも大事かもしれないけど……」
クリス「マジで、記憶が戻ったからかもしれねぇけど、最近変だぞお前……」
フィリア「ということで、あたしはビアンカを選ぶわ!」キリッ
クリス「ドラ○エやってんじゃねーか!」
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――フィリアは謹慎中 その弐――
切歌「と、言う訳で遊びに来たデスよー」
フィリア「どういう訳で?」
調「リア姉が謹慎中にゲームばっかりやってるってクリス先輩が言ってたの」
フィリア「だって、暇なんだもん」
切歌「暇なんだもん、じゃないデスよー。ゲームばかりやってると現実とゲームの区別がつかなくなるデス」
フィリア「そっそうなの?」
調「テレビゲームの世界は現実とかけ離れたことばかりなんだよ。これが現実とごちゃごちゃになると大変」
フィリア「でも、結構面白いのよ。後、ちょっとだけ……。ほら切歌も調も一緒にやりましょう」
切歌「えっ、確かに少し楽しそうデスが……」チラッ
調「しょうがないなぁ。ちょっとだけだよ。切ちゃん」
切歌「デェェェェス! またボ○ビーが憑いたデェス!」
調「切ちゃん、適当に動きすぎだよ」
切歌「プラスの駅が私を誘惑するデスよー」
調「切ちゃん、キングボ○ビーになってるよ」
切歌「こんなの面白くないデース」
調「切ちゃんを助けなきゃ! メカボ○ビーを買う……」
切歌「調ぇぇ……」
切歌「やったデス! ついに一番になることが出来たデス!」
調「良かったね、切ちゃん。もう50年経ってるけど……」
フィリア「あなたたち夢中になってるけど、宿題とかは大丈夫なの?」
調「どうしよう。もう夜だよ、切ちゃん。私たち、リア姉にゲームを止めるように説得に来たのに」
切歌「ミイラ取りがミイラになったデェェェェス!」
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――フィリアは謹慎中 その参――
翼「話は聞いた! お前は謹慎中だと言うのに堕落した生活を送っているようだな! このままだと、立花のようになるぞ!」
フィリア「そこはかとなく、響をディスらないであげてくれる? あたしは堕落なんてしてないし」
翼「しかし、雪音がお前がテレビゲームなどという不健全な遊戯に熱中していると言っていたぞ」
フィリア「テレビゲームくらい誰でもやってるわ。別に変なゲームやってるわけじゃないし」
翼「ええいっ! 言い訳は無用! その腑抜けた精神を叩き直す!」
フィリア「でも、もうゲームはやってないわよ」
翼「そっ、そうなのか? しかし、今も何かピコピコとパソコンを触ってるではないか」
フィリア「ピコピコ? ああ、これはゲームを作ってるのよ。もうゲームをすることに飽きちゃったから」
翼「ゲームを作るだと? お前はどこに進もうとしているのだ?」
フィリア「ほら、これなんかどう? 装者たちのデータを元に作った格闘ゲームなんだけど」
翼「ほう、天羽々斬……、これが私か。こっちはイチイバル、雪音というわけか……」
フィリア「装者の技も力もデータから完全に再現出来るようになっているわ。例えば、蒼ノ一閃!」
翼「すごいな、画面の中の私が動いた……。じゃあ、私が雪音を使うことも出来るのか!?」ワクワク
フィリア「もちろんよ。これなら、他の装者の戦闘方法も疑似体験できたりするから、戦略の幅も広がるでしょ?」
翼「うーむ、確かに……。一度やってみてもいいか?」
フィリア「もちろんよ」
翼「くっ、スマン雪音……。私ではお前のじゃじゃ馬を扱いきれなかった」ガクッ
フィリア「ねぇ、翼。なんで、イチイバルでも斬りかかって来ようとするの? あなたはゲームに向いてないわね……」
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――みんなで夏祭り その壱――
響「いやー、祭りまでに謹慎が解けて良かったねー。フィリアちゃん」
フィリア「あー、やっとシャバの空気が吸えるわー」
未来「そういうことをあまり外で言わない方がいいですよ」
響「じゃあ、さっそく何を食べるー? りんご飴かなぁ、それとも綿菓子?」
フィリア「金魚……」
響「金魚? そんなマニアックな食べ物はさすがの私も――」
未来「いや、フィリア先輩が見ているのは金魚すくいだから……」
フィリア「金魚すくいってやったこと無いのよね」
響「えーっ!? じゃあみんなでやろっか?」
未来「うん、私も久しぶりだなー」
響「ちょわっ! あー、もう破れちゃったー」
未来「私は二匹取れたけど……。フィリア先輩が……」
フィリア「この容器って、もっと大きいのは無いのかしら?」ミッチリ
響「お店の人が青ざめてるよ。フィリアちゃん」
フィリア「そうなの? だったら返すわ。こんなに飼えないし……」
未来「金魚すくいでギャラリー出るの初めてみた」
クリス「おい、こんなところに居やがったのか、みんなもう来てるぞ! って、何やってんだ? お前……」
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――みんなで夏祭り その弐――
切歌「いやー、美味しいデスなぁ」
響「あらかた食べ尽くしたねー」
未来「二人とも食べ過ぎよ。お腹痛くなっても知らないから」
切歌「大丈夫デス! あとは締めのデザートさえ食べれば、出張版うまいもんマップが完成するのデス!」
エルフナイン「うまいもんマップ?」
クリス「なんだそりゃ?」
調「私、そういうのよくわからないから……」
フィリア「あー、去年の学祭のときにコソコソ何か書いてたわね」
切歌「リア姉……、人の黒歴史を暴露しないで欲しいデェス」
エルフナイン「とても興味深いです。完成したら是非とも見せてください」キラキラ
切歌「きれいな目で見つめられると心が痛いのデェェェェス!」
調「身から出た錆だよ。切ちゃん」
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――みんなで夏祭り その参――
未来「花火っていつ見ても綺麗だねー」
クリス「まぁ、こういうのも悪くねぇな」
響「うん、キレイだねー」
フィリア「あれ? 花火に何か文字が書いているわ」
調「結婚して下さいって……、プロポーズ?」
切歌「大胆デース」
エルフナイン「こんなにキレイに結婚を申し込む方法があるなんて、凄いです!」
響「ロマンチックだねー」
クリス「けっ、臭えことしてやがる」
フィリア「それに、断られでもしたら立ち直れないわよ。色々な意味で……」
未来「さすがに大丈夫って確信してないとやりませんよ、こんなこと」
切歌「あっ、あそこにすっごく落ち込んでいる人が居るデス」
調「ねぇ、あの人って藤尭さんに似てるような……」
響「似てるというか、藤尭さんだよ、調ちゃん」
クリス「おい、あの花火を上げたのって……」
フィリア「まさか、前にあたしが連絡先を聞いてきてあげた子に……。何も見なかったことにしましょう……」
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――夏休みにエルフナインが!? その壱――
エルフナイン「フィリアさんが、この前開発したシンフォギア装者たちのバトルシミュレーション、とっても出来が良いです」
フィリア「あら、そう? テレビゲーム作りにハマっちゃってて、その延長で作ったんだけど」
エルフナイン「テレビゲーム――ですか?」
フィリア「ええ、仮想現実の世界で遊ぶみたいなニュアンスかしら」
エルフナイン「なるほど! 世界を擬似的に創造して、そこで遊ぶということですか! 錬金術師としては胸がトキメキます」
フィリア「うーん、多少は大袈裟な感じがするけど、そんな感じかしら?」
エルフナイン「ボクも錬金術師として、ゲームというものを作ってみたいとは思うのですが、やったこともありませんので、何かサンプルになるようなモノをお借り出来ませんか?」
フィリア「じゃあ、これはどうかしら? ド○ゴンク○ストってゲームだけど、面白かったわよ」
エルフナイン「こっこれがゲーム……。小さいですね……」
エルフナイン「トンヌラ……、ボクもいい名前だと思います……」
エルフナイン「ビアンカさんと別れて寂しいです……」
エルフナイン「ああ、この世界でもボクのパパが火炙りに……」グスン
エルフナイン「仲間になりたそうにこちらを見ている? どんな目つきなんでしょうか……」
フィリア「思いの外、ハマってしまってるみたいね……。教育上良くない気がしてきたわ……」
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――夏休みにエルフナインが!? その弐――
フィリア「クリス、クリス! エルフナインが大変なことになってしまったわ!」
クリス「どっ、どうした? エルフナインのやつに何かあったのか?」
フィリア「話は研究室に行って話すわ! とにかく大変なの! みんなは先に行ってるから!」
クリス「わかった! すぐ行く!」
クリス「こっ、これは、どういうことだー? 全員揃って変なゴーグル付けて寝ているみてぇだが……」
フィリア「実はエルフナインがゲーム作りにハマっちゃって……。みんな、彼女が作ったゲームの世界に居るのよ」
クリス「はぁぁぁ? とんちきなこと言ってんじゃねぇ! もっと具体的に教えやがれ!」
フィリア「エルフナインが作ったのは、ゲームプレイヤーそのものの脳波をゲームの世界とシンクロさせて、よりリアルにバーチャル空間の中で楽しめるという画期的なゲームなんだけど……」
クリス「画期的かどうかわからねぇが、それがどうかしたのかよ?」
フィリア「テストプレイでゲームの世界に入ったエルフナインがそのまま帰って来れなくなったのよ。どうやら、バーチャル空間の中で迷ってしまったみたい……」
クリス「そんなSF映画みてぇな……。んで、他の連中もなんでゲームなんかやってんだよ!?」
フィリア「エルフナインを探しに行ったの。ゲームの世界のどこかに居るはずだから」
クリス「そういうことか。よく分かんねぇけど、あたしらもゲームの中にエルフナインを探しに行けばいいってことか?」
フィリア「そういうこと。話が早くて助かるわ。こんなことなら、エルフナインにド○クエなんて勧めるんじゃなかった……」
クリス「やっぱ、お前の影響かよ! 反省しろっ! まぁいいや、とにかく行くぞ!」
次回はRPGっぽい世界に迷い込んだエルフナインを救う為に装者たちが頑張るシンフォギアクエスト編をやります。
面白く出来るか不安ですが、よろしくお願いします!