【本編完結】銀髪幼児体型でクーデレな自動人形《オートスコアラー》が所属する特異災害対策機動部二課   作:ルピーの指輪

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今回の絶唱しないシンフォギアは前回の続きでRPGのような世界を冒険する装者たちの物語です。
それでは、よろしくお願いします!


戦姫絶唱しないシンフォギアGX その2 ――シンフォギアクエスト編――

 ✚シンフォギアクエスト✚

 

 ――職業選択で人間性が決まるとは思いたくない――

 

クリス「しかし、エルフナインはすげぇもん作ったな。完全に中世の欧州に来たって錯覚しちまうぞ、これは……」

 

フィリア「こうしとけば、RPGっぽい世界観になるって教えといたから」

 

クリス「ざっくり過ぎんだろ……、それは。とりあえず、何をすりゃあ良いんだ?」

 

フィリア「まずは職業を決めるの。戦闘になったときに合うスタイルの職業が良いわ」

 

クリス「戦闘なら、あたしは飛び道具だな。どんな職業があるのか教えてくれよ」

 

フィリア「1024種類の職業から好きなのを選んでもらえるようになっているから、この本に書いてるヤツから選んでくれる?」

 

クリス「せっ、1024? 多くねぇか? この本も辞典くらいの分厚さだぞ!」

 

フィリア「エルフナインは凝り性だから……。ほら、同じ踊り子でも、その中に社交ダンサー、バックダンサー、コサックダンサーって枝分かれしているのよ」

 

クリス「コサックダンサー? どうやって戦うんだよ!?」

 

フィリア「そりゃあ、蹴り技じゃない……」

 

クリス「あー、なるほど」

 

フィリア「そんなことより、早く職業を決めなさいよ」

 

クリス「うるせぇなー。――じゃあ、あたしは弓使いにするぜ。これが一番あたしらしいや。フィリアは?」

 

フィリア「錬金術師よ。エルフナインが絶対にこれは外せないって意気込んで作った職業だから」

 

クリス「で、あたしらの武器は?」

 

フィリア「これよ」

 

クリス「はぁ? ただの棒じゃねぇか。あたしは弓使いだぞ!」

 

フィリア「プレイヤーの最初の武器は必ず【ひのきのぼう】なの」

 

クリス「1024個も職業があるのに、そこ手抜きかよ!」

 

フィリア「武器は街の外にいるモンスターを倒したらゴールドを落とすからそれで購入すればいいわ」

 

クリス「なるほど、じゃあとっととモンスター倒して弓を買うぞ。エルフナインを見つける前に装備はちゃんとしねぇとな」

 

フィリア「クリスって、意外と真面目よね……」

 

クリス「しみじみ言うなっ!」  

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――最初の城の近くには都合良くスライムが居るけど――

 

クリス「こんな棒っきれで戦えんのかよ」

 

フィリア「まぁ、何とかなるでしょう」

 

 【モンスターが現れた!】

 

 ウィングドラゴン 二体

 

クリス「…………」

 

フィリア「…………」

 

 

 クリスたちは逃げ出した。しかし、回り込まれた。

 

クリス「バッカじゃねぇーの!? 《ノイズ》も真っ青な化物じゃねぇーか! ビルくらいあるぞ!」

 

フィリア「エルフナイン……、恐ろしい子……」

 

クリス「言ってる場合かぁぁぁぁっ!」

 

 ウィングドラゴンは燃え盛る火炎を吐き出した。クリスは50のダメージを受けた。フィリアは65のダメージを受けた。

 

フィリア「これは、ひのきのぼうじゃ、どうにもならないわ……」HP2

 

クリス「当たり前だっ! どーすんだよ、一体!? あたしらのHPもう1割も残ってねーぞ!」HP4

 

???「うぉぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁっ!」ドゴォン

 

???「グランドサンダーッ」ビリビリ

 

 ウィングドラゴンたちをやっつけた。

 

クリス「おっ、お前らは――」

 

響「やっと見つけたよー。クリスちゃんに、フィリアちゃん」

 

未来「すみません。遅れちゃって。薬草を使ってください」

 

フィリア「助かったわ。響、未来」モグモグ

 

クリス「つーか、オメーら、随分と強ぇぇじゃねぇか。どうしてなんだ?」モグモグ

 

響「私と未来はこの前、夜通しこのゲームで遊んだんだー」

 

未来「だから、私たちはレベルが上がってて……」

 

フィリア「響は武闘家でレベルが68。未来は暗黒魔道士でレベルが70……。レベル1のあたしたちとは違うわね……」

 

クリス「やりすぎだろ……、どう考えても……」

 

響「切歌ちゃんと調ちゃんも、一緒に遊んだから同じくらいのレベルだよ」

 

クリス「げっ、あいつ等よりも弱いのか」

 

未来「まぁまぁ、レベルは簡単に上がるから」

 

フィリア「だったら、早く切歌と調とも合流したほうが良さそうね」

 

響「向こうのお城のある町で合流するって約束したから、みんなで行こっ」

 

クリス「だけどよぉ、あんなバケモンばっか居んだろ? 怖いわけじゃねぇけど」

 

響「大丈夫だよっ! クリスちゃんは私が守るから!」ダキッ

 

クリス「バカッ! そういうことはフィリアにしやがれっ!」

 

未来「ふーん。とっても仲が良さそうで、妬けちゃうなー」ゴゴゴゴゴ

 

クリス「おいっ! フィリア、こいつを止めろよっ! 何か、人に使っちゃダメなやつ使おうとしてっぞ!」

 

フィリア「無茶言わないでちょうだい。あんな大きな炎に飲み込まれたら灰になっちゃうわ……」ガクブル

 

未来「――いでよ! 終焉の獄炎……」

 

クリス・響「「わぁぁぁぁっ!」」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――武器と防具のどちらにお金をかけるかで性格が分かる――

 

町人「ここはカリーメルの城下町だぜぇい!」

 

クリス「やっと着いたぜ。なんだか、どっと疲れちまった……」

 

フィリア「危うく死んでゲームオーバーになるところだったわ」

 

クリス「味方に殺されてゲームオーバーとかシャレになんねぇ……。ん? そういや、ゲームオーバーになるとどーなるんだ?」

 

フィリア・響・未来「「……」」

 

町人「ここはカリーメルの城下町だぜぇい!」

 

フィリア「お金も溜まったし装備でも買いましょ」

 

クリス「おっおう。って、ゲームオーバーの説明がまだだろうがっ! 待てよ、フィリア!」

 

町人「ここはカリーメルの城下町だぜぇい!」

 

クリス「さっきから、うるせぇな、オメーはっ!」

 

 

 

フィリア「ほら、これなんてクリスにピッタリ」

 

クリス「ボウガンか……。まぁ、何もないよりマシだな。あとは防具を……」

 

フィリア「そうね……、予算的に買えるのは、これくらいかしら?」

 

クリス「はぁ? 何だこりゃ?」

 

フィリア「《皮の腰巻き》だけど……」

 

クリス「はぁぁぁ? いや、もうちっとマシなモン買えんだろ? 結構、金拾ったじゃねぇーか」

 

フィリア「無理よ、アレを見なさい」

 

響「ご飯アンドご飯♪」ドッサリ

 

クリス「お前はゲームの中くらい、ちったぁ食欲を抑えろ!」ポカッ

 

響「ゲームの中だってお腹は空くんだよ、クリスちゃん!」

 

未来「だから言ったのに……。でも、そんな響が可愛い……」

 

 

 

クリス「とにかくだ! もっとマシな防具を買うぞ! フィリア、これくらい金があれば問題ねぇだろ?」

 

フィリア「ええ、問題ないわ。それじゃあ、《天使のレオタード》なんてどうかしら?」

 

クリス「なっ、何て卑猥なデザインしてやがる。こんなモン着て歩けるヤツがいるわけねぇだろ!」カァァァ

 

フィリア「シンフォギアとあんまり変わらないような……。というか、ネフィシュタンの鎧の方がハードル高い気がするわ」

 

響「あれ? でもあっちにコレを身に着けて歩いている人がいるよー。うーん、どこかで見たような気がする……」

 

未来「響、見たような、じゃないよ。切歌ちゃんと調ちゃんだよ」

 

フィリア「あの子たち、何て格好してるのよ!」

 

クリス「テメーは、その《何て格好》を勧めたのかよっ!?」

 

切歌「あっ、リア姉デェス!」

 

調「みんな揃ってるみたい……」

 

 

 

フィリア「これで、全員揃ったわね」

 

響「ちなみに翼さんとマリアさんはロンドンに行ってるから居ないんだよー」

 

切歌「いきなり説明的な口調デス!」

 

クリス「んなこたぁ、みんな知ってるだろ」

 

フィリア「切歌が遊び人のレベル65。調が盗賊のレベル71。らしいっちゃ、らしい職業選択ね」

 

未来「みんな揃ったところでエルフナインちゃんを助けたいんだけど……、一体どこにいるんだろう?」

 

調「それなら私たちが既に突き止めた」

 

切歌「エルフナインは魔王の城にいるみたいなのデス」

 

クリス「だったら、帰ってこれねぇのはおかしいだろーが」

 

切歌「魔王に捕まって牢屋に閉じ込められているんデスよー」

 

調「助け出すには、私たちで魔王を倒さなきゃならない」

 

響「よーし! じゃあみんなで魔王を倒しに行こう!」

 

フィリア「面白くなってきたわね」

 

クリス「お前はちったぁ反省しとけ!」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――魔王の城って大抵は空が飛べなきゃ行けない――

 

クリス「でっ、魔王の城にはどうやって行くんだ?」

 

響「それは、もちろん……、あれ? どうするんだっけ?」

 

未来「伝説のマスタードルフィンっていうイルカの背中に乗って行くんでしょ」

 

クリス「城みちるかよっ!」

 

フィリア「分かりにくいツッコミするんじゃないわよ!」

 

切歌「しかし、マスタードルフィンは封印されているのデス」

 

調「その封印を解くためには世界中に散らばっている魔法のオーブを見つけなきゃいけないの」

 

クリス「なんだ、割とよくある話じゃねぇか。エルフナインもオリジナリティがねぇな」

 

フィリア「ええ、65535個の魔法のオーブを手に入れれば、マスタードルフィンの封印が解けるの」

 

クリス「はぁ? 今なんつった?」

 

フィリア「65535個の魔法のオーブを――」

 

クリス「65535個!? 誰がこんな面倒くせーことやんだよ! エルフナインのヤツ、絶対(ぜってぇ)クリアさせる気ねぇーだろ!?」

 

響「まぁまぁ、クリスちゃん。みんなで協力すればきっと何とかなるよ」

 

クリス「なるわけねぇー!」ウガー

 

フィリア「じゃあ船でも造って行きましょう」

 

切歌「そんなこと出来るんデスか」

 

フィリア「錬金術に不可能はないわ。船くらい造ってあげるわよ」

 

クリス「船で行けるんだったらそもそもイルカ要らねぇじゃねーか!」

 

調「多分、ロマンだよ。クリス先輩」

 

フィリア「あと、今さらだけど、切歌と調は普通の服に着替えなさい」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――最初の船って大概は沈没する――

 

響「うわー、すっごく立派な船だー」

 

未来「うん、立派な船だね。響」

 

切歌「とってもいい船なのデスが――」

 

調「なんでリア姉はクルーザーを作ったんだろう?」

 

クリス「世界観もあったもんじゃねぇーな。やたら時間だけかけやがって」

 

フィリア「だって、速いんだもん。動力もソーラーエネルギーを利用したエコ仕様よ」

 

クリス「自由過ぎるだろ、このゲーム……」

 

響「じゃあ早速行ってみよー!」

 

未来「良いのかなぁ……?」

 

切歌「気にしたら負けデス……」

 

 

 

 

響「潮風が気持ちが良いねー」

 

クリス「時々、ゲームの中ってことを忘れちまうよなー」

 

切歌「調と一緒に旅行に行った気分になるデス」

 

調「切ちゃん……」ギュッ

 

未来「良いなぁ……」

 

フィリア「あの子たちエルフナインを救うって目的を忘れてないかしら?」

 

 

クリス「なぁ、フィリア。ソーラーエネルギーでこの船は動いてるって言ってたよな?」

 

フィリア「ええ、それがどうかしたの?」

 

クリス「あの、禍々しい感じの場所が魔王の城だろ? すげぇ、暗いけど、この船は動けんのか?」

 

フィリア「…………」

 

響「あれぇ? フィリアちゃん、どうかした?」

 

クリス「こいつは頭良さそうに見えて、バカだから、このバカよりも質が悪ぃぜ」

 

響「全然わからないけど、フィリアちゃんがバカってこと?」

 

未来「話は聞いてたけど、完全にクルーザーを作って裏目に出たみたいだね」

 

フィリア「だとしても、錬金術師に不可能はない」キリッ

 

クリス「どーすんだよ!? この状況!」

 

フィリア「この船を――押す!」

 

響「うわぁっ、フィリアちゃんが宙を浮きながら船を押してるよ」

 

クリス「何でもありかよっ! 錬金術師!」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――魔王城を冒険しよう――

 

クリス「如何にもって感じの建物だな」

 

響「フィリアちゃんが叩き落とした、ナントカ・シャトーとかいうのに似てる気がするよ」

 

未来「フィリア先輩が叩き落としたのは、チフォージュ・シャトーだよ、響」

 

フィリア「叩き落としてないから。落ちた原因はあたしだけど、不可抗力だから。――チフォージュ・シャトーはエルフナインも住んでた上に建設に携わってたみたいだから、思い入れは強いんでしょうね」

 

切歌「魔王の城は強いモンスターがいっぱいデス。でも、調は私が守ります」

 

調「切ちゃん……、でも、切ちゃんは遊び人だから……」

 

切歌「楽しそうだから、選んでみたのデスが、確かにびっくりするほど弱いデスよ」

 

クリス「フィリアもあたしもレベルは上がったし、もう足は引っ張らねぇよ!」

 

フィリア「クリスが一番レベルは低いけどね……」

 

クリス「仕方ねぇだろ! さっさと行くぞ!」

 

 【モンスターが現れた】

 

 魔城の門番 2体

 

クリス「うわぁっ! オブジェかと思ってた甲冑が動きやがった!」

 

切歌「見るからに強そうデス」

 

調「でも、速さなら負けない!」

 

 調は魔城の門番から薬草を盗んだ!

 

クリス「盗んでどーすんだっ!?」

 

調「私、盗賊だから……、つい……」

 

切歌「こうなったら私が――」

 

 切歌は石を拾ってお手玉をした! しかし、自分に石をぶつけてしまう! 切歌に20のダメージ!

 

クリス「何やってんだよ、お前はっ!」

 

切歌「ううっ、痛いデース!」

 

クリス「くそっ、ボウガンをくらえっ!」

 

 クリスの攻撃! しかし、魔城の門番はダメージを受けてない!

 

クリス「固ぇなっ!」

 

フィリア「物理攻撃は効果が薄いみたいね」

 

響「とりぁぁぁぁぁっ!」

 

 響の攻撃! 会心の一撃! 魔城の門番を倒した!

 

クリス「物理は効果薄いって言ってなかったか?」

 

フィリア「たまたま、会心の一撃が出ただけよ」

 

響「でぇやぁぁぁぁっ!」(スキル2回行動)

 

 響の攻撃! 会心の一撃! 魔城の門番を倒した!

 

クリス「たまたまっ!?」

 

フィリア「……先を急ぎましょ」

 

未来「ふふっ……、内助の功というのも悪くないかも……。覚えて良かった補助魔法……」

 

 

 

クリス「思ったよりも静かじゃねーか。もっと化物が出てくるかと思ったぜ」

 

フィリア「確かに、妙ね。もっとたくさんの敵が出てきてもおかしくないわ」

 

未来「なんか、嫌な予感がするね。響」ギュッ

 

響「大丈夫! 未来は私が絶対に守るよ」ギュッ

 

 

切歌「そうこうしてる内にすごく趣味の悪いデザインの扉の前に着いたデス」

 

調「ここに魔王が居そう……」

 

フィリア「みんな、魔王を倒せばきっとエルフナインを救い出せるはず! 行くわよ!」

 

全員「「おおっー!」」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――魔王登場――

 

エルフナイン「皆さん! 来てくれたんですね!」

 

響「エルフナインちゃんが鳥籠みたいなのに閉じ込められている!」

 

クリス「ホントに捕まってやがるのか! でっ、アイツが!」

 

魔王「よくぞ来た愚かな人間共よ、お前ら人間はこの俺――」

 

フィリア「不死鳥ノ皇帝(カイザーフェニックス)ッ!」

 

魔王「熱ッッッッ! おい! 貴様ッ、それは反則だから! 俺のセリフ中に攻撃とかマジでねぇーからっ」

 

フィリア「黙りなさい! エルフナインを捕らえて何するつもりなの!」

 

魔王「コイツは俺の好みの女だから、結婚するのだ! お前も見た目は好みだが、性格が悪いからアウトな! おっ、お前は結婚してやってもいいぞ!」

 

切歌「しっ調には手を出させないデス」

 

クリス「気持ち悪ぃヤツだな」

 

響「とにかくアイツを倒そう!」

 

魔王「ククッ、馬鹿な奴らめ! 罠にかかったとも知らずに!」

 

【モンスターが現れた】

 

 魔王 1体

 

 魔王の下僕 3000体

 

クリス「さっ、3000体だとっ!」

 

フィリア「今の司令の言い方に似てたわね。意識してるの?」

 

クリス「うるせぇな! つーか、そんなこと言ってる場合じゃねぇだろ! 完全に大軍に囲まれちまったぞ!」

 

響「たかだか3000ッ」

 

未来「とは、言えない数だよね……」

 

切歌「絶体絶命デェェス」

 

調「待って、歌が聞こえる」

 

 

???「Imyuteus amenohabakiri tron……」

 

???「Seilien coffin airget-lamh tron……」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――そして伝説へ――

 

マリア「このくらいの数に絶望なんて!」

 

翼「まさかしてはいないだろうな!」

 

 マリアと翼の合体攻撃! 魔王の下僕を1052体倒した!

 

クリス「先輩! 確か、ロンドンに行ったんじゃ?」

 

フィリア「一応、ダメ元で呼んだんだけど……。来てくれたのね……」

 

調「でも、ギアを纏ってる……、どういうこと?」

 

マリア「私たちは、シンフォギア装者! この世界の私たちが脳波で築かれているのであれば――」

 

翼「いつもどおりのイメージさえすれば、ギアを纏えぬ道理はない!」

 

クリス「なるほど、ギアさえ纏えりゃこんな連中!」

 

切歌「負けるはずがないデス」

 

響「歌を歌おう!」

 

未来「イメージなら、私だって!」

 

フィリア「コード……、ファウストローブ……」

 

 響たちはギアを纏った。フィリアはファウストローブを纏った。

 

クリス「オラオラ! こちとら、鬱憤が溜まってんだよぉぉぉっ!」ドドドドド

 

切歌「うわぁっ! クリス先輩が凄い気迫デス」ザシュッ

 

調「よっぽどストレスが溜まってたんだね」ズバッ

 

 

 

 

魔王「くそぉぉぉっ! この俺の部下を全滅させやがってぇぇぇっ! だったら、この世界を破滅させてやる!」

 

響「そんなことはさせないっ! エルフナインちゃんを助けて帰るんだ!」

 

翼「みんなっ! 立花に力を! 天羽々斬!」

 

クリス「イチイバル!」

 

調「シュルシャガナ!」

 

切歌「イガリマ!」

 

マリア「アガートラーム!」

 

未来「神獣鏡!」

 

フィリア「ミラージュクイーン!」

 

全員「「うぉぉぉぉぉぉっ!!」」

 

 

響「ガングニィィィィィルッ!!!」

 

 全員攻撃! 《Glorious Break》が発動! 魔王に9999999のダメージ!

 

魔王「馬鹿なぁぁぁぁっ!!」

 

 魔王を倒した!

 

エルフナイン「皆さん、ありがとうございます。やっと、この世界の支配権がボクの元に戻りました。これで帰ることが出来ます」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ――ゲームにハマるとロクなことがない――

 

エルフナイン「本当にすみません。皆さんが来てくれなかったら、ボクは魔王にナニをされていたか……」

 

フィリア「ゾッとする話ね……」

 

マリア「まぁ、無事だったんだしいいでしょ」

 

エルフナイン「マリアさんも、翼さんも、ボクの為にわざわざロンドンから……」

 

翼「何を言うかエルフナイン! 例え、地球の裏側だろうと、友の為ならば駆けつけるなど当たり前のことだ」

 

クリス「んでもよ、ゲームのキャラクターに支配権なんて簡単に渡せるものなのかよ」

 

エルフナイン「思いもよらない展開を作ろうとして、AIに独立した思考を許可した結果、簡単に裏切られてしまいました」

 

エルフナイン「ボクにはこんな小さな世界ですら神になるには荷が重かったみたいです」

 

マリア「なるほど、だったら、この世界の神というはかなりの重労働なんだな」

 

調「全員の独立した意思を監視なんて簡単に出来ない」

 

切歌「バラルの呪詛を神とかいう存在がばら撒いたのは、見守るのが嫌になったからデスか」

 

クリス「んな、面倒くせー話はいいんだけどよぉ。一つ気になってんだけど、結局、ゲームオーバーになったらどーなるんだ?」

 

エルフナイン「これは、フィリアさんのアイデアなのですが、ゲームオーバーになると、その人の記憶の中で一番恥ずかしいことが暴露されます。クリスさんの場合は――」

 

クリス「ばっ、馬鹿! 言うんじゃねぇーよ! なんつーゲームを作ってんだ!」

 

フィリア「実際、命の危険が無いんだから、これくらいのリスクは必要だと思って」

 

翼「それにしても、雪音のその慌てようはかなりの恥ずかしいことみたいだな」

 

切歌「先輩だけゲームオーバーにすれば面白かったデェェス」

 

調「切ちゃんは手紙を公開するだけで済んだもんね」

 

フィリア「手紙?」

 

マリア「ああ、調に送ったっていう?」

 

クリス「ほーう、面白ぇ話が聞けそうじゃねぇーか」

 

切歌「しまった……、藪蛇デス……」

 

マリア「とにかく、エルフナイン。もうこれ以上は危ないゲームを作ったらダメよ」

 

未来「確かに楽しかったけど、それ以上に危険だったのはマズイかな」

 

エルフナイン「気を付けます。皆さんを楽しませたかったのですが……」ションボリ

 

響「じゃあ、せっかく翼さんとマリアさんが帰ってきてくれたことだし、みんなでテレビゲーム大会をしませんか? 翼さん、マリアさん、少しだけ付き合ってください」

 

翼「まぁ少しくらいなら……」

 

マリア「仕方ないわね……」

 

 

 次の日……。

 

翼「しまった! つい、熱くなって日を跨いでしまった!」ジタバタ

 

マリア「飛行機の出発に間に合わないかも! このままだと仕事が……。こうなったら、政府専用機をチャーターするしか……」アセアセ

 

フィリア「あたし、当分、ゲームはお腹いっぱいだわ……」

 

エルフナイン「でも、みんなで賑やかに遊ぶのはとても楽しかったです」

 

響「良かったね、エルフナインちゃん」

 

未来「翼さんとマリアさんを見てると良かったとは言えないような……」

 

切歌「やっぱりゲームは……」

 

調「ほどほどにしなきゃダメだね、切ちゃん」

 




よく考えたら後半絶唱っぽい感じのことしてるような気がしますが……、そこはご了承ください。
シンフォギアクエストはいかがでしたでしょうか?
時々、こういった特別編みたいなのを挟めればと思ってます。
次回もよろしくお願いします!
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