第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 魔法関連で思いついたお話です。


死して何処かへと。

 ある老人が古びた塔から落ちて行った。

 その老人は灰色のような色合いをしたローブを見に纏い長い白髪の髪と顎鬚を

生やしていた。

 その老人は塔から泣きながらこちらに手を伸ばす青年を見た。

 老人はこう思っていた。

 「(ハリー、お主はこれから多くの犠牲と決断を迫られるであろうがロンや

ハーマイオニー、多くの人間がお主を支えて、勝利を得ることが出来るであろう。)」

 そして彼はこう思っていた。

 「(セブルスよ・・・お主に憎まれ役を押し付けてしまったことには済まぬとしか

言えぬ。)」

 「(ミネルバ、ハグリッド、ルーピン、ホグワーツの教師たちよ。

未来を守ってくれ)」

 「(アバ―フォース、先に逝く儂を許してくれ。)」

 「(わが友、グリンデルバルトよ。冥府出今度こそ友として酒を

酌み交わそうぞ。)」

 「(ニュートよ。儂が知る中で最も優しき魔法使いよ。希望を絶やすでないぞ。)」

 「(グリ―デンス、アリアナ。儂の兄弟達よ。直ぐにそっちへ行くぞ。)」

 そして大地に付く寸前に彼が思った言葉、それは・・・。

 「(ホグワーツよ、相応しき者たちに道を差し占めてくれ。)」

 そして彼、「アルバス・ダンブルドア」はこの世を去った。

 

 

 

 

 「ここは何処じゃ・・・?」

 ダンブルドアはある場所で目を覚ました。

 そこはホグワーツの中庭ではなく幾つもの本と水晶玉が浮かぶ真っ白な世界で

あった。

 ダンブルドアは此れ迄自分が見たことが無い場所に焦りや不安ではなく子供のような好奇心がそこにあった。

 「これは何じゃろうな・・・?」

 「ああそれまだ開かないでくださいね。固定されてないんで。」

 ダンブルドアはすぐそこにあった本を開こうとすると後ろから誰かが声を出してそう言った。

 「誰じゃ!!」

 ダンブルドアは声を荒げて後ろを向くとそこにいたのは東洋人の男であった。

 「お主は一体・・・?」

 「ああそう言えば自己紹介してませんでしたね。」

 そう言うと男はこう言った。

 「初めまして、『アルバス・ダンブルドア』。私はあらやる世界を作り、

管理する・・・『神』でございます。」

 「『神』・・・じゃと?」

 ダンブルドアはそう言う人間に疑いの眼を向けていると男はこう言った。

 「こんな所では何ですので・・・お茶にしません?」

 

 

 

 「ふむ・・・日本茶も中々良い物じゃな。」

 「それはよかった。」

 ダンブルドアは男と一緒にお茶を啜っていた。

 初めは警戒していたがだんだんと世間話をするうちに打ち解けてしまったようだ。

 「それでここはお主が世界を作る場所で儂はお主に何かしてほしい事が

あるんじゃろ?」

 ダンブルドアは子供に質問するような表情でそう言うと男はダンブルドアに

顔を向けるとこう言った。

 「ダンブルドア先生。もう一度教職員になってある人達を救って欲しいのです。」




 依頼内容はナンデショウネ?

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