第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 恩師の存在は大切だ。


貴方に出会えてよかった。

 「もう13年にもなるのか。歳月を経るのは早いのう。」

 「ははは、先生がそれ言うと自分なんかもうすぐ三十のおっさんですよ。」

 ダンブルドアと卒業生でもある「司 一」が長い間談話をしていた。

 「司 一」はダンブルドアがこの世界に来て丁度三年生が進級してやっと一年から

三年まで揃った時の初めての生徒なのだ。

 「そう言えば「甲」は元気でしょうか?」

 一は義理の弟でもある「甲」に今どうしているのかを聞くとダンブルドアは笑って

こう返した。

 「ああ、甲君なら大丈夫じゃよ。生徒会長になって相変わらず忙しく働いて

おるわい。」

 良い相棒がいるしのうと付け加えた後に紅茶を啜っていた。

 「そうですかあいつが。・・・血は繋がってないとはいえ俺にとっては

家族なんです。だからここに来たらそれを確実に聞こうと思っていたんです。」

 一は紅茶に映る自分を見ながらそう言うと一は眼鏡に手をかけて撫でつけるように

こう言った。

 「・・・俺達みたいな協会の定められたラインに入り切れずに入学できない人間や

魔法が他よりも下手な連中を先生は温かく出迎えてくれただけではなく俺達に自信を

与えてくれた。それだけで皆自分の劣等感に悩まずに鍛錬と研鑽を積んで色んな所で

成果を上げることが出来ました。」

 そして一は立ち上がってこう言った。

 「俺達卒業生は先生のおかげで自分を卑下することなく強くなれました!」

 「先生・・・ありがとうございます!!」

 そう言って一はダンブルドアに頭を下げるとダンブルドアはある事を聞いた。

 「・・・一体何があったのか分からんが『一』。何か儂にしてもらいたいことが

あるのではないのかい?」

 ダンブルドアはそう言って「一」の目をじっと見つめるも一はこう返した。

 「いえ、ただ単にここに来たかっただけですので・・・失礼いたしました。」

 そう言って一が部屋から出るのを確認した後ダンブルドアは机から携帯電話を出すとある所に電話を掛けた。

 「ああ・・・ちょっと頼みたいことがあるのじゃが。」

 

 

 

 

 

 東京の何処かにある廃工場。

 そこには多くの人間が何かをしていた。

 それは機関銃や爆弾と言った兵器を整備していたのだ。

 そしてその人間を見てある人間はこう言った。

 「首尾はどうだ?」

 そう聞くと一人がこう言った。

 「大丈夫ですよ一さん!これであの化け物を一網打尽に出来ますよ!」

 「ああ。俺達の正義を見せつけるんだ!」

 「化け物に死を!」

 口々にそう言う中・・・先程迄ダンブルドアと喋っていた「司 一」はそうかと

言いながら彼らの中に入るとある人間が現われた。

 それは彼とは違い太っちょで不健康そうな顔をした男性である。

 「おお代表!何故にここへ!?」

 男性の一人がそう聞くと代表と言われた男性はこう答えた。

 「いやいや諸君に言わなければならないことがあってな。」

 「「「「「?????」」」」」

 全員は何事かと思って立ち上がった。

 一は一歩ずつ下がりながら聞いてみた。

 「この中に・・・裏切り者がいる。」

 「「「「「!!!!!」」」」」

 全員はそれを聞いて目をぎょっとした。

 自分達を裏切っている人間が誰なのかを問いただしたかったのだ。

 「それは儂らの崇高な目的にケチをつける警察の犬で儂らをずっと監視して

いたのだ。そして儂が来る日を今か今か待っていたのであろう。」

 「『司 一』警視庁第二科『テロ対策潜入部隊』巡査長。」

 「!!・・・ちぃい!!」

 それを聞いて全員が一に目を向けた瞬間一は懐から銃を出してきた。

 そして・・・

 ターーーンと言う銃声が響いた。




 果たして一の運命は如何に?
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