(考えたら原作終わってたな。)
飛行魔法実験
十校戦。
それは10にもなる魔法高校が互いに競い合い、高め合うと言う大会だ。
スポンサーも多く存在し、内容次第では軍や企業からのスカウトなんかもある。
そんな中第十魔法科高校では・・・とある実験をしていた。
「システム異常なし。」
「重力制御魔法術式問題なし。」
「各セクション問題なし。」
「医療班準備良し。」
「命綱のセッティング完了。」
「達也、良いな?」
「はい、宜しくお願いします。ウィーズリ―先生。」
達也はフレッドに向けてお辞儀してそう言った。
ここは魔法訓練室の一部屋。
今日は休みなのだが今回は違った。
よく見たら壬生やエリカ等の女性陣と何人かの生徒がそれを見守っていた。
無論・・・先生たちも。
そんな中で達也は中にいる人・・・市原に向けてこう言った。
「先輩、何か体調に問題があったら直ぐに言ってくださいね。」
「・・・・」コクン
市原は達也の言葉を聞いて首を縦に振って答えた。
そして暫くすると・・・観測室にいる生徒たちが一斉に作業を開始した。
全員フレッドが所属する「CAD研究部」部員であり魔工技師になるために
勉強しているのだ。
すると生徒の一人が指示を出した。
「それでは実験を開始するので各員準備」
そう言うと全員遠くに離れて退避すると市原は万が一の為にバイザー付きの
ヘルメットを付けて・・・始めた。
市原は先ずCADのスイッチをオンにして離床した。
「離床確認。」
「反動における床面接地圧の上昇は・・・確認した限り0!」
それを聞いて全員がォォォォと声を出すが達也はこう呟いた。
「・・・まだまだ、ここからだ。」
そう言う中で生徒の一人がこう言った。
「上昇加速度の誤差を確認。加速度0.15%から0,2%まで確認。
許容範囲内です!!」
「CAD動作正常値をキープ!!」
ゆっくりと・・・だが確実に床から離れていた。
然もそれは弛んだケーブルから分かる通り吊り上げなどではないことが
分かる程に。
『『『『『・・・・・』』』』』
その光景を見て全員が何も言わずにその光景をじっと・・・見つめていた。
『これより上方への加速度を減少・・・今0になりました。』
そんな中においても市原は淡々とそう言ったが内心は・・・凄く恐怖していた。
万が一があったらと思うと・・・腕が震えてしまうからだ。
然しそんな中においても今感じることはただ一つ・・・。
知的欲求を優先している事であった。
「上昇加速度、マイナスに変更。上昇速度を0に。・・・停止します。」
市原は観測室に向けてそう言うと停止した。
そしてここからが・・・本番なのである。
「これより・・・水平方向への加速テストを開始。」
それを聞いた瞬間に誰もが・・・息を呑んだ。
『加速停止を確認。水平移動を毎秒1m。』
観測室からの通信を聞いて市原は・・・原作においても一度も
出したことがない・・・年頃の少女の様な声でこう報告した。
「観測室にメッセージを送る・・・私は今・・・宙を・・・
世界を飛んでいます!!」
「ィよっしゃあああアアアアアアアア!!」
達也はそれを聞いて大声でそう叫んだ瞬間に全員がポカーン( ゚д゚)としている表情を見てアハハと言って・・・頭を掻いた瞬間に・・・全員が雄たけびを
上げた。
『『『『『ィよっしゃあああアアアアアアアア!‼!!‼』
全員が両手を上げてそう叫んだ瞬間い達也の周りに集まって
もみくちゃにするくらいに労った。
「やったな達也!」
「おめでとう達也君!!」
「成功したんだ!俺達!!」
そう言いながらも中には嬉し涙を浮かばせたり・・・
ウキウキとしている者達もいた。
そんな中の一人でもあるエリカが達也に向けてこう聞いた。
「ねえ達也君。一つ良い?」
「?」
「あれって・・・今からでも使える?」
ニヤリと・・・獲物を見つけた猫の様な笑みを浮かべると達也はこう答えた。
「そうだな・・・先ずは今回の粗を見つけておかなきゃあいけないしそれに
そっちのCADの調整も含めるから・・・5日待ってくれ。休み迄には完成させる。」
「言質取ったからね。」
エリカは達也に向けて指さしてそう言うと壬生がこう言った。
「私達・・・等々ここまで来れたんだね。」
そう言うと壬生はこう続けた。
「・・・リベンジよ。渡辺さん」
「それでは!『CAD研究部』における成功を祝して・・・乾杯!」
『乾杯~~!』
達也の号令と共に全員が・・・バタービールで乾杯した。
そして全員がそれをがぶっと飲んでいると達也は市原に向けてこう聞いた。
「市原先輩、宜しいですか?」
「何でしょう?」
「今回の魔法は常駐型に分類されるんですが先輩なら兎も角他の連中に
やらすとなるとどの様に調整したら宜しいでしょう?」
達也がそう聞くと市原はジョッキを置いてこう答えた。
「そうですね、それならCADのサイオンの自動吸引スキームを効率化したほうが宜しいでしょね?後はハードの処理速度を上げるかタイムレコーダーに専用回路を付けたほうが宜しいでしょうがそれは企業がやる場所なので私達が
出来ることとなると今回のデータをベースに来る『十校戦』に備えてCADの調整と例の武器を完成させることです。」
そう言うと市原は近くに置かれているミートパイを食べた。
そして達也も近くにある野菜スティックを食べながらこう言った。
「・・・全く、あれやこれやらで大変だぜ。」
そう言っている達也の目は・・・ギラギラと輝いていた。
次回は・・・十校戦に備えて。