美月の言葉を聞いて幹比古は目を大きく見開かせて顔を強張らせて・・・
こう聞いた。
「色が・・・色の違いが・・・見えた?」
「あの・・・えっと・・・はい。」
美月は幹比古の言葉を聞いて少しびくびくしながらそう答えると美月は
こう続けた。
「あの・・・青とか水色とか藍色とか・・・!!」
美月はそう答えた瞬間に・・・驚いてしまった。
何せ幹比古が突然に・・・美月の手を掴んだのだから。
「あ・・・あの・・・」
美月は当惑と焦りで言葉が出なくなっていた。
何せ幹比古が・・・美月の手を握りしめてキスを迫るように顔を寄せて・・・
美月の目を覗き込んでいたのだ。
そんなのが数瞬していると・・・リリーが幹比古に向けて術を放った。
『ヴェンタス』
そう言った瞬間に・・・幹比古の前に風が吹いた。
「へ?」
それを見た美月はこう呟いた。
「緑の・・・精霊?」
すると幹比古が美月の手を離して・・・そのまま離れていくとリリーは
こう言った。
「吉田君。合意の上であったなら先生も実力行使しないけどね・・・
時と場所は弁えてから行動しなさい。」
「え?・・・・!!!」
幹比古はリリーの言葉を聞いて思い出すと・・・幹比古は美月に向けて頭を下げて謝った。
「ごごごゴメンナサイ柴田さん!!」
「いいえ・・・こちらこそ。」
それを聞いた美月も本来ならば突き飛ばしても良いのに何故謝るんだと全員が
そう思っている中でリリーは幹比古に向けてこう聞いた。
「所でどうしたの吉田君。急にあんな行動をとるなんて?」
一目惚れかしら?と聞くと幹比古は顔を真っ赤にして慌ててこう返した。
「ちちちち違いますよ!そりゃあ柴田さんは可愛いし大人しいし優しくて何だかいてくれるとホッとするような人ですけどそう言う理由ではなくて」
「いや、お前。今の完全に告白っぽいぞ?」
幹比古の言葉を聞いて甲がそう呟くと・・・。
「へ・・・・////////」
幹比古は先ほどの台詞を思い出して・・・顔を更に真っ赤にした。
それを見て殆どの生徒達が少しであるが含み笑いしていた。
そしてそれを聞いていた美月はと言うと・・・。
「///////」
同じであった。
それを見たリリーも少し甘いなあと思いながら美月に向けてこう聞いた。
「柴田さん、一つ良いかしら?」
「あ・・・!!ハイ!何でしょう!?」
美月はリリーの言葉を聞いて慌てふためきながらそう聞くとリリーは
こう聞いた。
「貴方は精霊の色が見えるのよね?」
「あ、はい。先ほどは緑色ですし今でも黄緑色の光が見えます。」
美月の答えを聞いてリリーはこう答えた。
「良い、柴田さん。今後眼鏡を外したとしても色について言わない様に。
言って良いのは私達十校の生徒又は先生だけよ。」
「え・・・何でです?」
美月はリリーの言葉を聞いて何でと聞くと幹比古がこう答えた。
「それは柴田さんが・・・『水晶眼』を持っているからだよ。」
「『水晶眼』?」
美月は聞きなれない言葉を聞いて何だと聞くと幹比古は全員に
顔を向けた後に・・・こう説明した。
「精霊には色があって僕たち術者は色で精霊を見分けてるんだけど・・・本当はそうじゃないんだ。」
「?」
それを聞いて美月は首を傾げると幹比古はこう続けた。
「実は僕たちが見える精霊の色は術者の扱う術の系統、流派における
波動を介して見ているに過ぎなくて僕から見れば例えば水の精霊は青だけど
欧州じゃあ紫、大陸系だと黒に近い紺色と認識の違いでこうまで違うんだ。」
「ですけど私はちゃんと見えますよ?」
色とかがと美月はそう言うと幹比古はこう続けた。
「そう、柴田さんにはそれが見えたんだ。間違いなく精霊の区別が出来る程に
明確なね。」
「そう言う眼の事を僕たちの流派じゃあ『水晶眼』と呼称されて
『神』を見ることの出来る眼と呼ばれてるんだ。精霊を見れることつまり、
精霊の源でもあり自然現象そのものと言っていい存在『神霊』を認識して
そのシステムに介入するための鍵を見つけることが出来る『巫女』と
言っても良い。」
「もしそれが他の古式魔術・・・それも強硬な奴らが柴田さんの事を
嗅ぎ付けたら誘拐するか家族を人質にしたりして・・・言う事を聞かせようと
するかもしれない。」
「!!!!」
美月はそれを聞いて驚いた。
自分の目がそこまで危険なものだとは・・・考えが付かなかったのだ。
するとリリーが美月に向けてこう言った。
「大丈夫よ。そうなったとしても私が貴方の家族を助けるわ。」
そう言うとそれを皮切りに・・・他の生徒達もこう言った。
「俺も賛同します先生!」
「あたし達仲間だもんね。」
「うんうん。そんなクソったれ連中を見過ごせないわよ!」
「女の子を助けるのに男としちゃあ理由ねえもんな!!」
「確かに。」
それぞれ思い思いの言葉を口にすると幹比古が・・・こう言った。
「柴田さん。」
「は、ハイ!」
「僕が柴田さんを絶対に守ってみせるよ。家族も、皆も」
そう言うと甲がまたこう言った。
「お前本当に告白みたいだぜ。」
「「/////////////」」
それを聞いて美月と幹比古がお互いに顔を真っ赤にして顔を逸らした。
すると生徒達全員が燥いで・・・冷やかした。
それを見たリリーも・・・にこやかであった。
次回は・・・あれ登場?