バトル・ボードにおいて既にエリカがスタート位置で準備していた。
そんな中で少し遠くにいたほのかを見て・・・空笑いしていた。
「ありゃあ・・・完全に固まってる。」
そう言ってほのかを見るが・・・顔が真っ青になっていた。
正直な所ちゃんと試合に集中できるのかと思いながらも準備して・・・
スタートした。
「良し!エリカがトップだ!!」
「頑張ってーー!!エリカちゃーん!!」
達也と美月が応援していた。
そして暫くして・・・決定した。
「良し!エリカが1位だ!」
「良かったー。あ、達也さん。そろそろ。」
「あ、じゃあな。」
そう言って達也は試合会場に向かって行った。
「はん!雑草がよく来たな!!」
「・・・何だこの雑魚キャラ丸出し人間?」
達也はそう言って目の前の人間を見ていた。
何せであって早々これなのだ。
今達也がいるのは準決勝。
これで勝てれば決勝に行けれるのだ。
すると相手選手・・・一校の森崎が達也に向けてこう言った。
「女子では負けたが俺がお前を完封勝利して見せる!!」
「(・・・面倒くせー)」
達也は森崎の言葉を聞いて聞く気にもなれんとそう思いながら構えていると
森崎が絡みついた。
「おい貴様!話を聞いているのか!!」
「ハイハイ。」
「貴様雑魚の癖に!!」
そう言われながらも達也は準備した。
そして・・・開始のベルが鳴った。
達也は黙々とクレーを破壊している中で森崎は早打ちでクレーを
破壊しながら達也に向けてこう言った。
「どうだ雑草!これがエリートの力だ!!」
そう言いながら点差を広げられていくがそれが・・・遅くなり始めたのだ。
「な!何で!!」
森崎が放った魔法が何故か・・・外しまくっているのだ。
いや、それどころか魔法が当たらなくなっているのだ。
何故とそう思っているが其の儘・・・達也と互角の点数となった。
「くそがーー!!」
森崎は暴れる様にならばと思って達也の魔法を妨害しようとしても・・・
全然効かなかった。
そして点数を達也が逆転したと同時に・・・試合が終了した。
「な・・・何で。」
「ほい終わり。」
達也は森崎を見てそう言った後にそこから出て行った。
そして本日の試合が終わり。
「栞とエリカが1位か。」
「エリカの方は予選だけどこの分なら。」
達也と幹比古はお互いに点数の方を見ていた。
「達也の方は惜しかったね。まさかあそこで
三校の『カーディナル・ジョージ』とぶつかるなんて。」
「あっちも新人なんだ。こうなる事くらい予想していたが
あれが散布し終える前にあそこ迄点差が広がるとな。」
「其れでも凄いよ!最後は10点差まで追い詰めたんだしそれに準優勝だよ!!
他の皆なんて本戦を第一と第二を落としてるんだから。」
そう言えばと幹比古はあの試合の事を思い出してこう聞いた。
「そう言えば何で一校の生徒は途中から魔法が使えなくなり始めていたの?」
いったい何したのと聞くと達也はこう答えた。
「ああ、あれか。十七夜が使っていた魔法を俺用に調整した奴だ。
あの魔法は前にほのか達を助けるために使った『アンチナイト』を
ジャミング粒子みたいに飛ばして魔法の効果範囲を狭めさせたんだ。それで魔法が当たらなくなるように見えてたんだ。」
「えええ・・・何その魔法チートじゃん。」
幹比古はそれを聞いて流石に相手には同情するなと思ってしまっていると
意識を変えてこう言った。
「明日はピラーズ・ブレイク。男子はレオンが女子は十七夜さんが出るか。」
対策はどうするのかだねと言うと達也はこう答えた。
「取敢えずの所レオンの方は攻撃よりも防御重視だ。その防御を如何やって
攻撃に転換させるかだが。」
そこだなとそう言うと幹比古はこれに出る2人の事を考えてこう言った。
「まるで矛と盾だね。タッグならこの2人は間違いなく最強になれるのに。」
「たらればなんて今更言っても仕方ないよ。今あいつらが完ぺきな
パフォーマンスが出来るように俺達が精いっぱい頑張らなきゃな。」
「そうだね。」
幹比古は達也の言葉を聞いて自分の仕事を始めた。
そして一校では。
「・・・まさかここ迄酷いとはな。」
「確かに、これはちょっと頂けないわね。」
十文字と七草はそう言って今日の試合結果を見ていた。
男子のスピード・シューティングではあの後森崎は力が発揮しづらく
なってしまい4位。
後は予選敗退である。
そして女子に於いても同じく雫は4位。
バトル・ボードでは男子は一名予選通過するも後は予選落ちし
エリカが1位に対してほのかは3位であった。
「光井や北山は今回の敗北に対して反省会をして対応しているが森崎の方はな」
「あの子エリート意識が強すぎていたから今回の負けで今後の試合に
響かなければ良いんだけど。」
七草はそう言って森崎の心配をしていると十文字がこう呟いた。
「ここら辺で誰かが優勝するくらいの衝撃を与えないと
来年からの試合に響くぞ。」
「負け癖・・・最悪な展開って言うか前に花音ちゃんが戦った
くじらさんの言葉が本当になってしまうわね。」
「だが今更どうするべきか・・・。」
「そうね・・・。」
最早八方塞がりと言わんばかりの状況となっている。
既にメンバーを決めていて入れ替えなんて出来ないし今入院している
渡辺の事もある。
ぶっちゃけた話が後は天に委ねるしか道はないのだ。
次回はアイス・ピラーズ・ブレイク。