「一校が全員負傷って一体何があったんですか会長!」
「ああ!俺達も今報告が入ったところなんだがどうも事故って話なんだが
映像を見る限りそうじゃないって話だそうだ。」
「映像?」
「取敢えずこれを見てくれ!!」
達也は司から映像で事故の時に何があったのかを見せるとそれは・・・
酷いものであった。
如何やら一校は四校相手に戦う予定だったのだがどうも試合が始まると同時に・・天井が壊されてビルが崩壊してしまったようだ。
それを見て達也は口元を片手で覆うような感じでこう聞いた。
「これって相手は大丈夫何ですか・・?」
そう聞くと近くにいるくじらがこう答えた。
「ああ、重症で然も市街地フィールドだったからな。軍用の防護服を
着ていたとしても分厚いコンクリートに押しつぶされるような感じで
落ちて云ったからな。立会人の加重軽減魔法で何とかなったらしいがそれでも一校は間違いなくここで終わりだな。」
四校もだけどなと呟いたが達也はこう思っていた。
「(まただ、一校ばかりにそれもよく考えてみたら配点が
多い奴ばかりじゃないか?バトル・ボードじゃあ渡辺選手が七校の選手に激突して
今度は四校に??これは只の偶然にしちゃあ・・・)」
「出来すぎだと思ってんだろ達也?」
「!?」
達也はそれを聞いて驚くがくじらはこう続けた。
「正直な所渡辺さんの時は魔法の不発動って言うのが他の連中の反応らしいが
お前の意見と今回の事故を照合させるとどう考えても運営側にこれを仕掛けた奴が混じっていることになるな。」
「・・・通報したほうが良いでしょうか?」
「いや、やめとけ。もし言ったとしても信じないだろうし信じたと言って
通報されて逃げてもしたらそれでこそ取り返しがつかねえからな。
確実な時を狙うんだ。先生たちにはアタシが報告しておくぜ。」
「・・・宜しくお願いいたします。」
達也はそう言って部屋から出て行ったのを見てくじらはこう呟いた。
「さてと・・・報告するか。」
「以上です、先生方は何か意見とかはありますか?」
くじらはダンブルドア先生たちに向けてそう聞くも先生たちは
只々黙って聞いた後にリリーがこう言った。
「成程ね、それならこの事件の裏に何かあるのかを突き止めるべきね。」
「ああ、このままじゃあ生徒たちにも危険が及ぶ可能性があるからね。
なんとかしないと。」
リリーの言葉を聞いてジェームスもそう答えるがルーピンがこう言った。
「だけどどうやって見つけるんだ?実行犯はどうやって魔法を
操作しているのか、そして一体誰なのか??」
「となれば検査室の誰かと言う事にもなるがあれは交代制で誰もが
出入りできる。」
ルーピンの言葉に続いてスネイプもそう言うと・・・
ニュートが自分の考えを口にした。
「それだったらあの子を使って見るのは如何でしょう?
あの子なら鼻が利きますから。」
「それは駄目よニュート。あの子達を外に出せば十校が危険になるわ。」
ニュートの言葉を理解してかリタが止めに入った。
そして先生たちが討論する中でダンブルドア先生がこう言った。
「兎にも角にも今大事なのは生徒たちを守ることじゃ。今回の事故で
モノリス・コードそのものが中止されてしまうと言う話じゃが黒神君は
どう思うんじゃ?」
ダンブルドア先生がそう聞くとくじらはこう答えた。
「今回使われた魔法は『破城槌』と言う破壊魔法です。スタート地点が
丁度廃ビル内部であったこととフライングを防止できなかったことに
運営委員は戸惑っているという話ですがこの流れですと市街地以外のフィールドで行う事があるかもしれません。」
「ちょっと待ってよ!下手したら死者が出てたはずなのに
何でそこまでして!?」
ニンファドーラがその言葉を聞いて驚くがフレッドがこう答えた。
「そう言えばこの大会って色々とバックに企業が絡んでいるんだったよな。」
それによるものだなとそう言うのを聞いてニンファドーラは頭を抱えているが
取敢えずとダンブルドア先生は全員に向けてこう言った。
「当面の間は選手一同及びエンジニアは職員による点検が終わったら
すぐ様にエンジニアにデータの洗い出しをするように徹底させておくのじゃ。」
良いなと言って全員取敢えずは返事をした。
その頃の一校。
「済まなかった。一応は事故調査委員会を発足させるべきだと運営委員会に
報告したのだが。」
「仕方ないわよ十文字君。こればかりはどうしようもなかったし
それにこれでうちの三連覇どころか3位以内なんて夢で終わったも同然よ。」
七草は十文字に向けて慰めるが本人は矢張り悔しかったようだ。
そして七草はこう続けた。
「森崎君達が入院する代わりに摩利の退院が決まったけど其れでも無理は禁物で当面は応援に専念ね。・・・これって偶然だと思う?」
七草がそう呟くと十文字はこう答えた。
「ああ、どう考えても不自然すぎる。まるで俺達が勝つことに
邪魔立てするようにな。」
「そうなるといったい誰が。」
「分からないが犯人が分かり次第・・・制裁するのみだ。」
十文字はそう呟いて拳を握りしめた。
未だ見ぬ犯人の顔を思いながら。
次回も頑張るぜ!