第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 作戦会議は重要。


試合に向けて

あの後幹比古は霊峰富士を見てからテントに戻ると既にレオンが入っていた。

 「よう、幹比古。遅かったな。」

 「あれ?レオンって確かバスに戻ってたんだよね?」

 「まあな、けどよ。折角の決勝ともなっちまったら寝れなくてな、こうやって暇を持て余す序に三校の連中の戦闘データを見ようと思ってな。お前も見るだろ?」

 「うん、そうする。」

 作戦立てなきゃねとそう言って幹比古もレオンと共に作戦会議がてら映像を

見ていた。

 そして暫くすると・・・達也も入ってきた。

 ・・・何やらバッグを持って。

 「あれ?俺が最初じゃなかったんだなってお前ら次の試合に向けて

作戦会議していたのか?」

 「まあな、お前が何時も作戦を決めていたからな。俺らも少しはなと思ってな。」

 「それに見るだけでも良い気晴らしになるからね。」

 レオン達がそう言って映像に集中している中で達也はそうかと言いながらも

映像を見た。

 「やっぱ強いな一条は。」

 「それに吉祥寺もね。見えない攻撃と爆裂魔法、後者は対人に関しては

ルール違反だけど水辺とか地面なら有効だから渓谷ステージとかだったら

正に独壇場だね。」

 「そうなると市街地エリアが除外されたことが痛いな。

あそこなら一条の魔法が最も制限されるからな。」

 「ああ、確かにな。建物の中に入っちまえば爆裂が使えねえからな。」

 「それでも手札を一つ削った程度だよ。準決勝を見たけど彼防御魔法も

一流だったしね。」

 「そうなると総出でとかは無理そうだな。」

 「ああ、だから奇策を使う。」

 「「奇策?」」

 レオンと幹比古は一体何だと聞くと達也は持っていたバッグからある物を

取り出した。

 それは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「達也、それってもしかして・・・マントとローブ?」

 幹比古がそう言って目の前にある・・・二着を見てそう聞いた。

 マントは黒色。

 ローブは灰色で然もフード付きであった。

 すると達也がこう説明した。

 「こいつには魔法陣が織り込まれていてな。精霊魔法研究会と女生徒達協力の元編まれた服でな。刻印魔法と同じ原理で発動することが出来るんだ。いやあ、

間に合ってよかったぜ。こいつには着用した人間の魔法をスムーズに行う事が

出来るんだよ。」

 「へえそれって補助効果がちゃんとあるんだなって達也、

それってルール違反に抵触してねえよな?」

 レオンがそう聞いてきたのだ。

 ルールによれば徒手格闘戦禁止と違反魔法禁止、過剰魔法禁止と書かれているがこれはどうなんだと聞くと達也はこう答えた。

 「大丈夫だ!試合前のデバイスチェック時には提出するし

それに魔法陣を織り込まれた衣類の着用不可なんて書かれていないしな!!」

 「・・・もうこいつのグレーゾーンに両脚突っ込むこの感じには慣れたぜ。」

 「・・・僕もだよ。」

 レオンと幹比古はそう言って達也を見ている中で達也はこう続けた。

 「まあ、駄目だと言われたら言われたで靴にぶち込んだり

手袋にそれとない感じで付けて誤魔化せたりも出来るように準備万端だ。」

 「服が駄目なら靴も手袋も駄目だろうがってそっちも用意してんのかよ!?」

 「もう嫌だこの人何考えて生きてんのか分からないよ!!」

 レオンと幹比古はもうこいつ末期だと言わんばかりに達也に向けて言うが

それでもしれっとしているのが達也クオリティーであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三位決定戦が終わり決勝戦の使用ステージが草原だと分かって準備している中で三校の方は一条と吉祥寺がお互いにこう言っていた。

 「お前の言う通りだなジョージ。」

 「何言ってんのさ、僕がやったのはせいぜいこれまでの試合から統計学的に

判断した迄の事だよ。AIによる結果とは言えこれなら僕らの優位性は

揺るがなくなったね。」

 そう言っていると一条がこう聞いた。

 「なあ、遊撃を任されている吉田ってあの吉田家って事は分かるけど

藤原は聞いたことがないんだよなあ・・・間違いなくあの強さは十師族って

言われても俺は信じちまうぞ。」

 「うん、そう思って《藤》だから《二》の家系かなって思って

データバンクを使ったりして探していたんだけどそういうのはいなかったんだ。」

 「となるとエクストラって線はないと言って良いな。となると後は

本当に一般家系って事になる・・・のか?」

 「そうなるね、それであれ程の実力なんだからね。僕だって試合終盤になって

魔法が何故か使いづらくなったことに驚いたよ。あそこで点差を

広げていなかったら負けていたしそれに今回の試合の内の幾つかは

彼がエンジニアとして参加している競技が上位又は優勝しているから

彼は正に今回の十校戦のダークホースって言われても納得してしまうね。」

 「そいつが今俺達の目の前に立ち塞がっている・・・ここで勝たないと

総合優勝は出来るが新人戦優勝は間違いなく厳しくなるぞ。」

 「其れに彼もこの会場の何処かに一校を陥れたい人間がいるって

分かっているようだしこれが終わったら個人的に話してみたいな。

CADとか魔法関係とかで」

 「ああ・・・その前にこの試合は絶対に勝つぜ・・・期待しているぞ相棒!」

 「ああ、それは僕の台詞だよ!!」

 そう言ってお互いに拳骨をぶつけ合った。




 次回は試合開始なるか!?
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