試合開始の笛と共に両陣営が動き出した。
将輝は達也。
真紅郎は幹比古とそれぞれ自分と同じポジションの人間とガチ会った瞬間に戦闘が始まった。
達也はCADをスピード・シューティングの時の奴と同時に通常型の汎用CADを
使っているのに対し将輝のは特化型CADを使用していた。
達也の場合はスピード・シューティング用のCADを『グラム・チェンジ』に使って魔法の威力を削ぎつつ汎用型で攻撃しているのだが将輝の場合は一つのCADに
攻撃力その物を当てているために一撃一撃が決定的な打撃力となってしまう為
どうしても攻撃力に差が出てしまうだけでは・・・なかった。
「(俺の魔法が無効、又は弱体化されている?・・・然も方向迄となると・・・
成程そう言う絡繰りか!)」
すると将輝は達也に向けて攻撃しながらこう聞いた。
「お前!もしかして魔法式が見えているんだよな!?」
「ああ!今手が離せねえからこれが終わってから喋るさ!!」
「なら無理やりでも聞き出す!!」
そう言って更に攻撃が続いた。
一方そんな状況の中で真紅郎と幹比古も一騎打ち同然となっていた。
だが幹比古だけではなくレオンも加わっていた。
すると真紅郎がそれを見てこう言った。
「僕に対して2人掛かりって結構厭らしいね!」
そう言いながら自身の十八番でもある魔法『不可視の弾丸』を放った
その時に・・・放った先にいたレオンの前に黒い壁が立ち塞がって
『不可視の弾丸』を弾き返した。
「な!?マントを使って防御した!!」
あまりの光景に真紅郎は一時頭が真っ白になったが本能がそうさせたのか
どうか分からないがレオンの武器『小通連』の分離した刃を
ギリギリのところで躱しながらこう考えた。
「(そう言えば彼はアイス・ピラーズ・ブレイクじゃあ硬化魔法を
使っていたっけ・・・いや待てよ!?)」
ヤバいと感じたのかどうか分からないが真紅郎は加重魔法を使って
自身の体にかかる慣性を減らした瞬間に・・・風の塊が真紅郎に襲い掛かった。
「(ああもう!そう言えば吉田家の彼もいたって事忘れていたよって
このコンビは早めに潰さないと!!)」
そう思って幹比古に照準を合わせた。
『不可視の弾丸』は相手に視線を合わせないと発動できないと言う難点を
抱えているためにそうしたのだがそれこそ間違いであった。
すると幹比古の来ている灰色のローブを見た瞬間に照準が定まらなくなった。
まるで視界が陽炎のど真ん中にいるかのようにぼやき始めたのでまさかと
思っていた。
「(まさか幻術!一体どんだけ手札があるんだよ!!)」
いい加減にしろと毒づきながらだがある事に気づいた。
「(こいつ!タイミング良く!?)」
レオンの『小通連』が目の前にあったのだ。
ヤバいと感じた真紅郎はターゲットをレオンの『小通連』に合わせて放ち
弾いた。
「(ヤバかった!この2人・・・強い!)」
そうお思いながら攻撃を再開した。
「凄いなお前!ここ迄粘るなんてお前本当に十師族じゃねえよな!?」
「はあ!?俺は只のパンピーだよ!!」
「そうかそうか!それなら俺も負ける訳にはいかねえな!!」
将輝はそう言いながら今度は16もの魔法陣を展開した。
その内の半分が地面に狙いを定めていた。
「(地面・・・まさか!?)」
こいつマジかよと思いながら達也は離れた瞬間に・・・地面が爆裂した。
「これを避けるか!だけどこれで!!)」
フィニッシュだと言いながら将輝は残った8つの魔法陣を達也に向けた
その瞬間に・・・魔法が発動しなかった。
「な・・・んだこれ!?」
将輝は何故だと思っている中で真紅郎ノあの言葉を思い出した。
『試合終盤になって魔法が何故か使いづらくなったことに驚いたよ。』
「こいつが其れかよ・・・そんな奥の手があるのかよ!!」
けどそれならと将輝は彼も使えないはずだと思っていると何故か・・・
達也の姿が見えなかった。
「ど・・何処って・・・・!!」
将輝はどっちだと思って探していると上空に影が映ったのでまさかと思って
上を向くとそこで目に映ったのは・・・上空で狙いを定めていた
達也の姿であった。
「よう・・・チェックメイトだ。」
そう言った瞬間に巨大な・・・音波が将輝の頭上に諸に当たった。
「あ・・・が・・・・!!」
将輝はマジかと思ってぐらつくがそれでも・・・地面に膝をつけなかったが
達也は悪いなと言って降りてこう言った。
「悪いな。ルール違反じゃあねえから使わせてもらったけどなかったら
負けてたわ。」
そんじゃなと言って離れていった。
「将輝が・・・嘘だろ!!」
真紅郎はそう言って将輝を見ていたが其れが仇となった。
その間に術式を使って草原の草で真紅郎の足元に絡みついた瞬間に雷鳴が
真紅郎に襲い掛かった。
「グああああああ!!」
「今だレオン!ディフェンダーは僕がやる!」
「サンキュー!おらああああ!!」
レオンはそう言いながら『小通連』で真紅郎にぶち当てた瞬間に
レオンはディフェンダーを見ると・・・ニヤリと笑ってこう言った。
「けどやっぱ俺も活躍しねえとなア!!」
そう言いながらレオンは『小通連』を振って真紅郎に当てたまま・・・
相手のディフェンダー目掛けて返した。
「嘘だろ!!」
そう言いながら相手のディフェンダーは受け止めた瞬間に・・・吐き気が
襲い掛かった。
「ア、悪い。一網打尽だなって思って。」
達也がそう言って例の魔法で動きを止めさせた瞬間に達也がモノリスを開けると達也はまさかと思っての方に戻って行った。
すると立ち上がりそうになっていた将輝を見てCADを構えてこう言った。
「悪いな。俺達の勝ちで良いよな?」
「・・・ああ、如何やらその様だぜ。」
将輝はそう言って・・・座り込んで自らヘルメットを取った。
そして幹比古が送信した瞬間に・・・勝負が決まった。
「勝者!第十魔法科高校!!」
そして試合が終わり。