第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 強豪相手に勝つ!
 それがどれだけ大変かは・・・貴方方なら知っていますよね!?


試合が終わって

「・・・勝ったのか?」

 「・・・勝ちました・・・よね?」

 司と鈴音はお互いにそう呟きながら試合映像を見ていた。

 そして・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「達也達が勝ったぞー!!」

 『『『『『よっしゃー!!‼!‼』』』』』

 誰かがそう言った瞬間に全員が歓声を上げた。

 一年生勢はお互いに勝った勝ったと言って燥ぎ、二年生勢は互いに

隣の席同士で抱き合い、三年勢の内司と鈴音は涙を流し、

それ以外は嬉し泣きをしていた。

 そして近くにいた三校勢は呆然としていたが十校勢の歓声を聞いて項垂れたり

頭を抱えたりしている中で誰かがこう言った。

 「まさか一条が負けるなんて・・・十師族のアイツがだぞ!」

 「だけど対戦相手も中々の実力揃いだった。これは勝負なんだ。勝つこともあれば負ける事だってある。俺達だって精進すれば一条とだって互角に渡り合えるって

証明されたようなもんだろう?」

 「そうだね・・・私達だってもしかしたらッて。」

 「ああ・・・けど今はこの戦いの勝者に対してエールを送るのも大切だな。」

 そう言って三校は拍手で彼らを称えた。

 それを見た十校生徒は自分ではないのだが何だかむず痒い状況になった事に

顔を赤くして間違いなく今回のMVPでもある達也達を笑顔で映像から見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事とは露知らずに達也は将輝の前で座り込んで大の字になって

寝転がっていた。

 「ああーー、疲れたーーー!!」

 「其れ今言うのかよって俺もそうなんだよなあ。」

 そう言って将輝も寝転がるとこう聞いた。

 「なあ聞いて良いか?」

 「何だ?」

 「お前やっぱり見えてるだろう?術式」

 「ノーコメントで。」

 「ま、そうだよな。そう簡単には教えてくれないよなあって

もう分かった様なもんだけどな。」

 将輝はそう言って空を見上げていると更にこうも聞いた。

 「なあさ、お前ウチ来ないか?」

 「は?」

 「俺から先生達を説得してみたいんだ。お前みたいな奴だったら三校は

大歓迎なんだ。ウチは実践主義が多いからな。才能あるやつを引き抜くって

結構あるぞ?」

 「生憎だが断るわ。」

 「おいおい即答かよ?何でだよ??」

 「俺は協会の設定した基準をクリアしてねえしな。前に一校のほのか達にも

言ったが俺はあの学校が好きなんだ。友達も良い奴ばかりだし先生達も

俺達の意見を反映して指導してくれるしそれにな。」

 「?」

 「俺は魔法馬鹿だ。色んな奴の魔法を知って見聞きして更に良い魔法を

作りたいんだ。誰もが相手の魔法を使えるようにするって言う夢の為にな。」

 「随分壮大な夢だあ。」

 「ああ、だけど夢はでっかいほうが面白そうだろ?」

 「確かにな。」

 将輝はそう言って達也の言葉を聞いているとこうも聞いた。

 「それじゃあさ・・・友達になるなら良いか?」

 そう聞くと達也はこう答えた。

 「・・・ま、それなら良いぜ。」

 「そうか、ならジョージ共々だな。」

 「おいマテ、一人増えて・・・ま、良いか。」

 達也はそう言って起きるとこう言った。

 「そんじゃあ俺は行くわ。仲間の迎えに行かないといけないからな。」

 「ああ、そんじゃあ俺もジョージ達を助けないとな。あいつらお前の魔法で

何か分からないけど酔ってたしな。」

 そう言って達也と将輝はお互いのメンバーのいる所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「御免将輝。一対一には出来たけど負けて」

 「良いさジョージ。これは逆に俺らにとってはチャンスじゃないかなあって

思ってるんだ。」

 「チャンス?」

 「ああ、俺達は負けた。それは俺達が現状で満足していたってところが

内心あったんじゃないかなあって思っているかもしれないからさ。

広い世界を見れたって思ったら何だかワクワクしないか!?」

 将輝はまるで子供の様な笑顔でそう言っているのを聞いて真紅郎は

こう思っていた。

 「(広い世界・・・ワクワクか・・・そうだね、僕たちは負けたって事は

僕らは未だ強くなれるし何にでもなれるって思えば確かにワクワクしている自分がいるようだ!!)」

 そう思っていると真紅郎は将輝の目を見てこう言った。

 「来年はリベンジしよう将輝!今度は僕たちがチャレンジャーだよ!」

 「ああ、頼みに・・・いや、一緒にやろうぜ!相棒!!」 

 「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「勝ったんだよね僕ら。」

 「ああ、勝ったぜ俺達。」

 「そうだな・・・本当に勝っちまったよ。」

 幹比古とレオンと達也がお互いにそう確認している中で達也はこう聞いた。

 「それにしても本当にギリギリだったな。飛行魔法完成していなかったら

ヤバかったぜ。」

 「俺なんてお前とこの『小通連』が無かったら間違いなく負けてたぜ!」

 「そうだね、本当にギリギリ・・・いや、僕たち全員がいなかったら間違いなくここまで来れなかったよ。」

 ここに来てよかったよと幹比古が笑顔でそう言っている中で達也とレオンは

頬を掻いてこう言った。

 「それじゃあ帰るか。未だ試合全体が終わった訳じゃないからな。」

 「そうだな、次は何処だっけ?」

 「確か壬生先輩の『ミラージ・バット』だったよ。応援しなきゃね。」

 確かになと達也が言った後に全員は立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はっ、はっ、はっ。今年は中々面白い子達がいるようじゃないか。」

 そう言う九島老人は達也と将輝を見てこう思っていた。

 「(一条の息子が負けたのは驚いたが私の言葉をこんな所で

有言実行する子がいるのには感心だな。

確かあの子は十校の『藤原 達也』君だったな、

私の軽い幻術を見破った子の一人。来年からの十師族会議は荒れそうだな。)」

 だがそれも楽しみだなとこれから訪れる嵐を楽しそうに想像している

九島老人であったがこうも思っていた。

 「(それにしてもこれで十師族の当主たちは何かしらの命令を与えるだろうな。やれやれ、子供の試合に大人が介入するわけにはいかせないように

しないとな。)」

 大変だなとそう思いながら九島老人は電話の受話器を取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああ、もしもし。私だ」




 次回は現状について。
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