第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 貴方はその命をどうしますか?


育ててほしい。

 東京の何処かの山中にある集落。

 ここは多少であるが人間がおり学校などがあるがどちらかと言えば田舎であり

昔ながらの面影を残している。

 昨今では出て行く人間が出始めこのままでは廃村になるのではないかと一時は

そう思われた所である。

 然し大戦中に疎開してきた人間がそのまま移り住んでいったためそれは

回避されたのだ。

 そしてその集落の中にある一般的な日本家の近くの林で何かが紅く光った。

 そしてそこからでてきたのは・・・。

 「ふう・・・。何とかなったようだね。」

 それは達也と一緒に姿を消したダンブルドアであった。

 そしてダンブルドアは達也を見て杖を出した。

 「さてと・・・君を隠さなければね、彼らから。」

 そしてダンブルドアは呪文をかけた。

 「これで彼らから見つかる事はまずないだろう。」

 そしてダンブルドアは近くにある先程の家を見るや否や懐から手紙とペンが

出てくると自動で文章を書いていた。

 「これで良し。・・・それと・・・。」

 そしてダンブルドアは笑っている達也に向けて杖を振った。

 そして達也はそのまま眠りについた。

 「術は弱めだから直ぐに目が覚めるよ。」

 そしてダンブルドアはその家に向かった。

 苗字には『藤原』と書かれておりダンブルドアは門に堂々と入った後達也を門の前に置いた後手紙をその中に入れて達也に向けて小さくこう言った。

 「幸運を祈ってるよ。『四葉 達也』君・・・いや『藤原 達也』君。」

 そう言って家から離れると外に出ると杖を振って小石をインターホンに向けて

ぶつけた。

 ピンポーン。と音が鳴った瞬間ダンブルドアはもう一度ホークスと共に焔となって

姿を消した。

 「はーーい。どなたでしょう?」

 すると女性の声がした。

 インターホンが鳴った時に電話の画像を見ると誰もいなかったのだが何事かと思い

外に出た。

 「誰もいない・・・・?」

 女性は外から出ても誰もいないのかと思っていると足元に何かいるような感触が

したので下を見た。

 「ふええええ・・・。」

 「あらあら。滋さん!!」

 女性は達也を見て旦那さんを呼んだ。

 そして暫くすると眼鏡を掛け、顎鬚を生やした男性が現われた。

 その男性は達也を抱きかかえるとある物を見つけた。

 そして滋は手紙の封筒をから紙を出した。

 「今時紙の手紙か。『育てて下さい。名前は達也』か。」

 滋はそれを読み終えた瞬間達也が目を覚ました。

 「ふぁああああ。」

 達也は滋の顔を見ると顔を触り始めた。

 そして滋は女性に向けてこう決めた。

 「育てよう。塔子さん。」

 「え。」

 「俺達には子供がいない。だけどこの子を育てるくらいの金はあるし

この子は訳あってここに来たんなら俺達が育てよう。」

 「・・・滋さん・・・。」

 女性、塔子は達也の顔を見ると達也は喜んでいた。

 この二人には子供がおらず二人暮らしだったのだ。

 そんな彼らからすれば神様からの授かりものと思うと感慨深いものであった。

 そして塔子もこう決めた。

 「ええ育てましょう。私達の子として。」

 そして二人は笑顔で家の中に入っていった。

 これがもしかしたらあったかもしれない達也の姿かもしれない。




 この二人の容姿は「夏目友人帳」に出てくる藤原夫妻そのままである。
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