第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 彼は走る・・・これ以上犠牲者が増えない様にするために


原因を突き止める為に

大会九日目。

 前日までの好天から一転して暗雲漂う天気となったがミラージ・バットをする

メンバーからすればこれは絶好の試合日和なのだ。

 「壬生先輩の試合は第二試合だが万が一何かあったらいけない様にしないとな。」

 「そうだね、一校は第一試合・・・どう思う達也?」

 「ああ、間違いなく何か起きると思った方が良いな。何も起こらなければ

それで良しなんだが。」

 「・・・ミラージ・バットはモノリス・コード同様配点数が高いから万が一も

考えないとね。」

 「それに備えて壬生先輩のCADにウイルス探知機用のOSをぶち込んでいるから

何かあったら俺のCADに連絡が行く様になっているから大丈夫だ!」

 「・・・その自信は何処から来るのかさっぱりだけど

こっちも何かしらの対策しておくよ。」

 「ああ・・・だが意外だな。柴田さんが今回眼鏡を外して

見ようとするなんて。」

 「彼女なりに気を付けているんだと思うよ。何かあったとしても

大丈夫なように。」

 それじゃあ行くねと幹比古が達也と別れるとさてとと言って準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「始まったか。一校は今回モノリス・コードで優勝した場合とこれで優勝したら

入賞だがそれでも上半分には入るから必死だな。」

 達也はそう呟いて試合を見ていると・・・それは起きた。

 「・・・!!落ちた!?」

 一校の選手が落ちたのだ。

何故とは分からないが突如落下していく一校生徒が映った。

 湖面とは言え十メートル程の高さだ、間違いなく致命傷となるであろうが

予め待機していたスタッフが減速魔法を放った後にもう一人のスタッフが

彼女を受け止めた。

 湖面迄後半分の所であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「幹比古!今の見たか!?」

 『ああ、柴田さんが何か見えたって言ってるから変わるね!‼』

 そう言って幹比古は電話の向こうにいる柴田に変わらせた後に

彼女はこう続けた。

 『達也さん柴田です!先ほどの一校の右腕・・・多分CADがあった場所で光・・『精霊』がパチッと弾けて散ったんです!‼』

 「精霊が・・・?・・・どんな風にだ!!」

 『ええと・・・古い電化製品がパチッと火花を散らして止まったって言う・・

そんな感じです。』

 それを聞いてどんなウイルス何だと思っていると達也は急ぎながらこう言った。

 「柴田さんありがとう!もう眼鏡をかけてくれ!良いな!!」

 達也はそう言ってテントから出て行った。

 そして向かったのは・・・三校のテントである。

 「あれ?あいつ・・・一条を倒した!」

 「ああ、ちょっと聞きたいんですけど?」

 「何だ?」

 「吉祥寺さんと面会したいんですが!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「で?・・・態々ここに来た理由って何だい?」

 真紅郎はそう言って達也と話していた。

 万が一に備えて将輝が後ろに立っているが少し苦笑いである。

 何せあの試合で負けてしまった相手が今目の前にいるからだ。

 すると達也はこう切り出した。

 「単刀直入に聞くがCADの動作を一定時間妨害できるウイルスってあるか?」

 「CADを・・・CADにウイルスを送るとなるとそれでこそ・・・成程、

そう言う絡繰りか。それでウイルスだったよね?」

 「ああ、うちに重度の霊子放射光過敏症の奴がいてな。そいつ曰くCADが

『パチッと火花が散った』って言ってるんだが心当たりはあるか?」

 そう聞くと真紅郎は少し考えて・・・こう答えた。

 「いや、そういうのは知らないな・・・だけど一校の試合はあと・・・

第三試合にもう一つあるよ!!」

 「今行けばCADの受付に間に合うか?」

 「今から行けば間違いなくだよ!!」

 将輝も行くよと言って三人はテントから出て行くと・・・達也は

人とぶつかってしまった。

 「「うわ!」」

 「ああ!悪い!!」

 「気を付けてって・・・貴方は一条 将輝を倒した!!」

 「ああ、一色か。」

 将輝はそう言ってぶつかった少女を見ていた。

 腰まで金髪の長い髪に紫の瞳。

 どっからどう見ても日本人じゃない様に見えるが達也は済まないと言って

自己紹介した。

 「ああ、悪い。俺は」

 「十校の『藤原 達也』。これまでエンジニアとして整備したCADにおける

全ての選手を優勝又は準優勝か、三位に喰いこませる頭脳派かと思いましたが

吉祥寺と同様にモノリス・コードとスピード・シューティングに於いて

好成績を収め、既にインデックス認定の魔法を持つ・・・十師族を一人倒した故に『革命者(リベレイト)』とも呼ばれている今や飛ぶ鳥を落とす勢いの人間を

知らない者は今や日本に於いて存在するか否かです。」

 「それ私は三校の『一色 愛梨』。次のミラージ・バットに出場しますわ。」

 宜しくとそう言って手を出してお互い握手すると愛梨がこう聞いた。

 「所で貴方は何処の家の出で?」

 「いや、俺は一般の家系だけど。」

 「あれで一般・・・嘘つくにしてもあれはどうかと」

 「イヤ本当だ。大方他の連中も調べてるだろ?」

 「ああ、うん。僕も調べたけど間違いないよ。

 吉祥寺がそう言っていると将輝がこう切り出した。

 「イヤに詳しくね?」

 「いやいや、今の君の戦歴から見ても大体がそうだよ?」

 吉祥寺が達也に向けてそう言うと将輝がこう切り出した。

 「お前ら一校に行かないのか?」

 「「あ、そうだった!!」」

 「?どうしたのですの??」

 愛梨がそう聞くと達也がこう答えた。

 「ああ、ちょっと事故防止にな。」

 「これで今まで一校に起こって来た事故の正体が分かるんだ!」

 「!・・・それなら私も付き合わせてください。」

 「「「?」」」

 達也達は何故だと聞くと愛梨はこう答えた。

 「私は今回の試合に納得しておりません。もしこれが人為的であるとするならば止めるのが十師族に属する人間の務めです。」

 「いや十師族って俺だよな?」

 将輝が愛梨に向けてそう言った後に達也は時計を見てこう言った。

 「時間がない!今すぐ行きたいから勝手に付いてこい!」

 「無論です。」

 そう言って愛梨も含めて向かって行った。




 次回は原因が分かるまで・・・かな?
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