「ええっと・・・一校一校!」
「何処だあ・・・!!」
「凄い執念だなあの2人。」
「当然じゃないかしら。事故と偽って色々と悪事をしている事、
それもCADにナニカを仕掛けるなど彼ら技術者からすれば
それでこそ万死に値するものなのよ。」
たぶんねと愛梨はそう呟いきながらも探していると・・・将輝がある人影を
見つけた。
それは・・・。
「あ、いた。」
「「何処!?」」
達也と真紅郎が目の色を変えてその地点を見るとそこにいたのは・・・
真紅郎よりも背が低くオレンジ色の髪を持つ小学生みたいな低身長の少女が
そこにいた。
「・・・コスプレか?」
「藤原君、君は他の人間のエンジニアとか見ないの?」
「正直なところ全然だ。」
「偉そうに言わないでよ!」
どや顔する達也に向けて真紅郎がじろりとジト目で注意している中、将輝は
それを見てこう呟いた。
「あいつ等って・・・仲が良いのか?」
「似た物同士なのでしょうね。」
愛梨がそう言って2人を見ていると達也と真紅郎が同時に・・・彼女目掛けて
走り出した。
「「そのCAD寄越せーーー!!」」
「また事故が・・・一体何が。」
少女、あずさはそう呟きながらCADを持っていた。
これは第三試合に使う選手用のCADでありあずさはエンジニアとして
持ち込んでいるのだが先ほどの事故も相まって落ち込んでいた。
「第一試合は途中棄権で一校の三位は消えてしまって入賞するしかありませんがこのままではそれ以下になる事も・・・。」
はあとため息交じりで戻っていると何やら・・・地鳴りの音が聞こえた。
ーーそのーー
「?何でしょう今の声??」
ーーCADーー
「何か・・・こっちに来ている様な気が・・・」
そう言ってあずさは地鳴りの響く音に目を向けると目に映ったのは・・・。
「「寄越せーーー!!」」
目の色というよりも目が血走っている達也と真紅郎があずさに向かって
走ってきたのだ。
「ぴゃああアアアアアアアア!!」
あずさはそれを見て奇妙な悲鳴を上げて加重魔法を使って即座に走り出したが
達也と真紅郎は互いに目線で何か訴えかけると真紅郎は軽減魔法を使った瞬間に
達也は真紅郎の足を掴むと振り回しながら達也はこう言った。
「行って来いやーーー!!」
大声でそう言いながら真紅郎を・・・投げ飛ばした。
そしてその儘真紅郎はあずさ目掛けて吹き飛び其の儘・・・あずさを掴むと
加重魔法を使って急停止した後にこう言った。
「ちょっとそのCAD良いかな!!?」
「へ?へ??へ???」
あずさは一体何事だと思っていると達也も来た瞬間にあずさはある事を
思い出した。
「(あれ、この人って確か十校の・・・!!)」
すると目の色を変えて色々と聞こうとした瞬間に達也はあずさをよいしょと
担ぐと真紅郎と揃ってこう言った。
「「良し行くぞ!!」」
「えええ・・・えええええええええ!!」
あずさは其の儘担がれたまま連行されるのを見て将輝はこう思っていた。
「(あれって完全に・・・拉致じゃん。)」
「あのう・・・それで一体これは?」
「スミマセンスミマセン本当にすみませんでした!理由は後でちゃんと話すのでお菓子をどうぞ!!」
「うちの生徒も本当にごめんなさい!!」
司と恐らくは三校の生徒会長であろう、頭にバンダナみたいな髪留めを
付けている女性が揃ってあずさに向けて謝っているが達也と真紅郎は
パソコンに集中していた。
「・・・俺、後で生徒会長に菓子折り送っとくわ。」
「私も連名でするわ。」
「俺達も司先輩に送ろうぜ。」
「そうだなくじらちゃん。」
「って言うか諸悪の根源ともいうべきあの2人は何しているのかしら?」
将輝達が揃って生徒会長達にお菓子を送ろうと話している中で達也と真紅郎は
パソコンを使って何かしているがそこに幹比古と美月も入ってきた。
「達也、来たよ。」
「現物はどちらに?」
「ああ、あれだ。」
達也は美月に向けてそう言うと美月は眼鏡を取り外した瞬間にあるものが
見えた。
「柴田さん、何か見える?」
「はい、何だか小さな虫の様なのがCADを這っていますね。」
「CADがですか!!」
そんなと言ってあずさは立ち上がって達也と真紅郎の使っている
パソコンを見るとそこに映っていたのは・・・ある真実であった。
「やっぱりウイルス・・・然も旧式か。」
「使われたのは大東亜連合戦時に向こうが使った奴。データバンクに
保存されているタイプで間違いないね。」
「そんな・・・一体如何やって・・・」
あずさはどうしてと思っていると達也がこう呟いた。
「そんなのが出来るとしたらあそこしかないでしょう。」
外部でなと付け加えるとまさかとあずさは心当たりがあったのか
顔を青白くした。
そして真紅郎がこう続けた。
「・・・大会委員のテントにあるCADの検査機。あれなら確かに使えるし
委員なら誰もが使えるよ。」
「ですが・・・どうして」
「内容は分からない。後は本人に問いただして」
「何をしているのかね?」
『『『!‼!』』』
突如声が聞こえたので振り向いて見てみるとそこにいたのは・・・。
『『『九島・・・閣下』』』
「どうしたのかねこれは?」
九島老人であった。
次回はウイルスの正体です。