第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

64 / 85
 遂に犯人御用。


犯人はお前か!!

九島老人はあずさとスネイプ先生を連れてテントに向かうとスタッフの人が

驚いた表情を見せてこう言った。

 「九島閣下!一体どうしてこんな所に!?」

 慌てていたスタッフを見てそこにいた生徒たちも九島老人を見て驚いていると

九島老人はあずさに向けてこう聞いた。

 「それで君、CADは誰に?」

 「ええと・・・あの人です!」

 「!!」

 あずさが指さしたスタッフが突然の事で目を丸くして驚いていると九島老人はそのスタッフに近寄るとこう聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「短刀直入に聞くが君が『電子金蚕』を植え付けたのかね?」

 

 

 

 

 

 

 「ヒィイイイイイイイイイ!!」

 それを聞いてスタッフが突然として悲鳴を上げながら逃げようとした

次の瞬間にスネイプが懐から杖を出すと詠唱した。

 「『アレスト・モメンタム』!!」

 それと同時に逃げようとしたスタッフの動きが止まった。

 「な!何が!?」

 突然の事で訳が分からない様に必死に逃げようとするが九島老人は

彼の前に立つと再度こう聞いた。

 「もう一度聞くが君が『電子金蚕』を植え付けたのかね・・・?」

 「アアア・・・アアアアアアアアアア!!」

 スタッフは九島老人から滲み出る怒気に最早恐怖して言葉も出ない

様子であったがスネイプは動けない彼にとある薬が入った薬瓶を持って中身を

そのスタッフに飲ませるとスネイプがこう聞いた。

 「三度目の正直だ・・・『電子金蚕』を植え付けたのは貴様かね?」

 そう聞くとスタッフはこう答えた。

 「ししし、知らない!知らないアジア系の女にステイツドルで

100万ドル渡されたなんて誰が喋る」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『『『『『『ア』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 「へ・・・ア」

 スタッフは自分と言った言葉を聞いて何でと思っているとスネイプが

薬瓶を見せつけてこう説明した。

 「これは『真実薬』と言う薬品でな。飲めばどんなに口が堅いものであっても

軽く喋ってしまう自白剤の一種であるが酩酊状態にもならず、たった一滴でも

喋れるほどでおまけに依存性も後遺症もあげておらぬ吾輩の特性薬品だ。」

 味は如何だったかなと煽るようにそう聞くとスタッフはそれを聞いて

顔を青くすると九島老人は更にこう続けた。

 「では薬の効き目が残っている間に問いただすが自殺などするなよ。・・・

君にはこれ以上とも言わんほどの生き地獄を存分に味合わさなければ

いかんからな。」

 「ア・・・アアアアアアアアアア・・・・。」

 九島老人のその言葉を聞いて最早打つ手なしと言わんばかりにスタッフは

其の儘話した。

 ①何故こんな事をした?

 A金が欲しかった。借金があって返済金に充てた。

 ②『電子金蚕』は誰に教わった?

 Aアジア系の女性に渡されたがあれは電子チップ状であった為自分は

只インストールしただけ。

 ③何故一校を狙った?

 Aそうするように指示されたから。

 ④女とはどこで知り合った。

 A横浜にあるバーで借金で愚痴っていた時に知り合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふむ、成程な。後は運営の保安部に引き渡すが・・・後で覚えとくが良いぞ。私は他の人間よりも・・・厳しいぞ。」

 「・・・・・」

 もう終わったと言わんばかりに項垂れるとスネイプが術を解除した後に

保安部の人達に連れて行かれた。

 そしてもう暫くしてこの事を聞いて駆けつけてきた運営委員会の重鎮であろう、老人・・・と言っても九島老人よりも一回り若い恰幅の良い男性が入ってくると

九島老人が彼を見てこう言った。

 「さてと、あずささんだったかな?今すぐに他のCADを使いなさい。

使う人には後で私が説明しておくから。」

 「ハイ!」

 「それで良いかな?大会委員長。」

 「は・・・ハイ!」

 「然し運営委員会の中に不正工作を行うものを紛れ込ませるなど嘗てない

不祥事で非道窮まれない。後で人事整理する際にはどのようにやっていたのかをゆっくりと聞くが・・・分かっているよな?」

 「ハ・・・・ハイ・・・・。」

 それを聞いた大会委員長は今にも卒倒しそうな位の顔色でそう答えると

九島老人はスネイプと持っていた薬瓶を見てこう聞いた。

 「それにしても良い薬だね。調合方法とかを後で教えて欲しいのだが良いかね?無論特許料分支払うし内容次第では専用の工房を持たせるように尽力するが?」

 九島老人の言葉を聞いて周りの生徒や委員会の人間たちは驚いていた。

 何せ九島老人自らが取引話を持ち掛けてきたのだ。

 恐らく内容次第ではもっと上の要求が出来るはずだと思いながら十師族の中でも権威がある彼に見初められるなど魔法師にとっては名誉ある行為なのだ。

 無論賛成するだろうと思っているとスネイプが発したのは・・・

意外な答えであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「すみませぬが吾輩はその様な物に興味がありませぬ。」

 

 

 

 

 

 

 

 「ほお・・・理由は?」

 九島老人がそう聞くとスネイプはこう答えた。

 「吾輩はダンブルドア校長に一生掛かっても返しきれぬ恩があります。

それを返しておらぬのに他者に鞍替えなど許されなきこと。それに・・・。」

 「それに?」

 「吾輩は薬学者である前に一教員です。生徒と共に吾輩も学びたいので。」

 ではと言って立ち去るのを見て九島老人はこう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほお・・・これまでいろんな人間を見てきたがあそこ迄芯の強い人間は

久方ぶりに見るな。それにしてもアルバス・ダンブルドア・・・

興味が湧いてきたな。」

 そう言って九島老人はにこやかにして他の生徒に向けてこう言った。

 「さてと、他のCAD検査については私も立ち会うから皆気にせずに

作業しなさい。」

 それを聞いた瞬間に全員が作業を再開した。




 爺が爺に興味を抱く・・・ナニコレ?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。