第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 コンペは忙しい。


コンペに向けて

第十魔法科高校はCAD研究部総出である事の為に資料とデータ作成の為に時間に

追われていた。

 「ねえさ!ここのあった資料データは何処行ったの!?」 

 「はあ!?それはお前が持ってたはずだぞ!!」

 「ここに置いておいたのよ!」

 「あ、悪い。ここあるわ。」

 「「何やってんだお前は!!」」

 「ちょっとここにあった資料データ内容が間違ってるぞ!」

 「これ昨日じゃねえか!?今日のデータは何処行ったんだよ!!」

 「明日の実験についての打ち合わせ今日中にウィーズリー先生に

内容提出しておけよ!!」

 「ポッター先生の外部実験許可についてなんだけど!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱ忙しいなおい。」

 「仕方ないよって言うか猫の手も借りたいからって生徒会である僕と十七夜さん迄駆り出される?普通」

 「って言うか何でアタシ迄駆り出されるのよ!!」

 達也、幹比古、エリカの順でそう言って周りを見ていた。

 まさに混沌とした状況下であるが其れには理由があるのだ。

 それは・・・。

 

 

 

 

 

 

 「まあ確かに発表はするって言ってたけどまさかこんなに速くとはな。」

 「まあ丁度良かったんじゃないの?論文コンペの内容が決まってさ。」

 達也の言葉を聞いて幹比古がそう続けた。

 魔法協会主催における論文コンペ。

 これは各学校の生徒たちが自分たちの日頃の研究成果を魔法装置を使った実演で十校戦において成果が上がらなかった学校から見れば雪辱戦であり

絶好の機会なのだ。

 これに伴い十校は十校戦で披露した飛行魔法を実演して競う事となったが

何故エリカもいるのかと言うと・・・理由がこれだからだ。

 「何でアタシ迄加わるのよ!」

 「仕方ないだろう?お前使用者だからな。」

 「嵐城と壬生生徒会長は!?」

 「嵐城は感覚派で報告書を纏めれるほど頭良くないし壬生生徒会長は

生徒会の仕事で忙しいから参加できないって理由だ。」

 「アタシも一応感覚派」

 「お前はちゃんと報告書まとめてくれたからな。」

 「畜生が!!」

 それを聞いてアタシの馬鹿とそう思っていると栞はこう聞いた。

 「そう言えばこれって3人一組ですけど達也さんと誰なんです?」

 それを聞いて達也はこう答えた。

 「ああ、俺とくじら先輩と同じ一年の『杉並 斑鳩』だったな。」

 「ああ、十校戦の時には達也君と一緒にいたねえ。」

 「ああ、今はだるいって言いながら資料整理を仕上げて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「誰がだるいデスッテ~~?」

 「おお、いたか?」

 達也はそう言って後ろから声をかけた人間対してこう答えた。

 黒い長髪。

 美月と同じくらいの胸部

 そしていつも口に加えているキャンディー。

 彼女がこのCAD研究部の一人でもある『杉並 斑鳩』である。

 魔法は精霊魔法で『杉並』は古式魔法の名家の一つでもあるが陰行の魔法中心で『蟲毒』と言う呪術魔法を得意としている本家に対して異常ともいえる

『四獣』と言う大陸由来の防御魔法をベースに『蟲毒』と混ぜ合わせた魔法

『獣極』と言う対象を精神魔法で発狂させて自殺させると言う魔法を作れるほどの鬼才なのだが本人はCADの開発に興味を示し、家には興味なしと言って本来ならば四校に入れるほどなのにそれを蹴ってここの入った変わり者である。

 「全くさあ、速く終わって静かに研究したいわ~~。論文のコンペなんて

そんなもんやりたい奴がネットで流せば済む話じゃん?」

 「・・・とんでもないこと言うね。」

 幹比古は『杉並 斑鳩』の言葉を聞いてちょっと引いているが『杉並 斑鳩』はこう続けた。

 「それにアタシがここに入ったのはここなら好きな研究が一年中出来るって

思ってたのよ~?泊まり込みで出来るしおまけに口うるさい家族からは解放されて滅茶苦茶ハッピーだなあって思ってたのに十校戦が終わったと思ったら

今度はこれよ。アンタがまいた種なんだからちゃんと刈っておきなさいよねえ。」

 さてと仕事仕事と言って立ち去るのを見て達也はこう呟いた。

 「アイツが思いっきり充実してるよな?」

 「確かにね。」

 幹比古はそれを聞いて笑うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして一校では雪辱戦としているがどうもうまくいかなかった。

 「どうあーちゃん?コンペ迄には間に合いそう??」

 七草がそう聞くとあずさは泣きながらこう答えた。

 「無理ですよ~~!『重力制御魔法式熱核融合炉の技術的可能性』は未だ進展が無いんですよ――!!」

 あずさはそう言いながらデータ入力しているがどうにも時間が無いようで

あった。

 それは問題があったからだ。

 それは・・・これだ。

 「平川さん、突然辞めるって言いだして退学届け迄出してましたし・・・。」

 「そう言えば妹さんって十校だったわよね?」

 「はい、気晴らしに十校に来ないかって妹さんが聞いてみたら

こう答えてしまって鬱状態だそうです。」

 「何を言ったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『アンタの所の一年は直ぐに気付けたのにそれにも気づけなかった

私が入った所で迷惑だし今まで下だと思っていたアンタに迄気にかけられる

私をこれ以上哀れないで!‼』

 

 「と言ってしまって今は休学として病院に通院しているそうです。」

 「そう・・・深刻ね。」

 それを聞いて七草は精神状態が最悪な事だなと感じた。

 十校戦で彼女が担当して落下した選手も夏休み中に辞めてしまい心が壊れかけていたのであろう。

 今はそっとしてやろうと考えるしかなかった七草であった。




 『杉並 斑鳩』は対魔導学園35試験小隊』に出てくるキャラクターです。
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