第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 コンペが始まったよー。


コンペ開始

 「あら十校はもう着いているのね。相変わらず早いわねえ。」

 「確かにな、だが今回は速めに来ないといけないかもな。」

 七草と渡辺が互いにそう言って十校の三階建てバスを眺めていた。

 渡辺はあの後退院したものの未だ怪我が残っているため

頭とかに未だ包帯が残っている。

 そんな中で渡辺は七草に向けてこう聞いた。

 「そう言えばだがあいつら十校戦で飛行魔法使ってたから恐らく

あれを発表するだろうな。」

 「多分って言うよりも間違いなさそうよね。よく見たら各企業の

ヘッドハンティンガーも近くのホテルから映像で中継されているらしいわ。」

 七草は少し離れたホテルに駐車されている車の数を見てそう答えた。

 何しろ今まで見たことすらない自動車の数がぎっしりとあるからだ。

 するとそれを見ていたあずさがあわあわと震えているのを見て七草がこう言った。

 「あーちゃん大丈夫?今なら控室で休めれるわよ。」

 そう言うがあずさはそれを聞いてびくりとしながらこう答えた。

 「やっぱり私・・・無理ですよ~~!まだ資料に不手際があるかもしれないし

飛行魔法以上の功績なんて出来ませんよーー!!」

 「まあ確かにね。けどこれは学校からの指示だから仕方無いわ。」

 「そんな~~!!」

 あずさは既に泣き顔であった。

 何せ十校戦では大敗、ここでまた負けたら立ち直れないだろうと一校の職員は

そう危惧してコンペは何が何でも優勝してもらいたいとそう言われたのだ。

 だが正直なところインパクトの足りない結果になりそうだと思いながら

あずさはこうも思っていた。

 「(けど飛行魔法が見れるのなら良いかも。)」

 そうも思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時刻は8時45分。

 客席が埋まりかけて始まる時に達也は機材をチェックしていた。

 今回使うのは普通のCADであるが飛行魔法がインストール済みであり

何時でも使えるのだがもう一つの機材を見ていた。

 何だか仰々しい何かが包まれていた。

 それにと言って外の方も見ていた。

 左腕に《警備員》という腕章が付けられているがこれは万が一に備えて

十師族である十文字家の克人が中心となって活動している

十校共同会場警備員がいるのだがこれらは全て各校から志願したメンバーであり

そこには善吉や形、レオンは《小通連》を持って待機していた。

 他にも一条もそこにおり何やらエリカと話し込んでいた。

 話している様子を見る限りフレンドリーな感じであるがまあ良いだろうと達也は機材の方に目を向けなおすと斑鳩が何やら暇そうな表情を浮かべているが

まあ良いだろうとそう思ってチェックを再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午前9時。

 遂にコンペが始まった。

 ここでのプレゼンテーション次第では将来の就職先(達也に至っては間違いなく国内外問わずに色んな企業からオファーが来るのは間違いない。)が

決まるのだから全員意気込んでいた。

 まず初めは二校の《収束魔法によるダークマターの計測と利用》から始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「へえ、今年も中々面白そうね。」

 そう言いながら客席に座っている女性は《藤林 響子》

 一校卒業生であると同時に国防軍所属で電子戦に於いては

プロフェッショナルである。

 何故彼女がここにいるのかというとそれは2つの目的があるからだ。

 一つはここ最近起こっているクラッキングの対象がこのコンペに出場する

学生ばかりであり何か起こるかもしれないとそう上司でもある風間から指示されて向かったのだがもう一つ目的があるのだ。

 それは・・・。

 

 

 

 「そう言えば十校の未だ一年生が飛行魔法を成功させたんだから

ここは軍としては唾を付けておかないとねエ。」

 そういう目的であった。

 自身の学び舎に勝った十校も気になるが飛行魔法だけではなくインデックスにも登録された魔法を作った達也に対しては個人的な興味もあるのだ。

 「さてと、どんな発表するのか興味深々だわあ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな中に於いて克人は何だか奇妙な空気が漂うなとそう思っていると

近づいてくる形を見てどうしたんだと聞くと形はこう答えた。

 「何だか嫌な予感がするんです。この会場と言うよりも・・・外に。」

 「そうか、俺も同じことを考えていた。ここからは2人一組で行動させた方が

得策だと思うがどう思う?」

 「それに+して精霊魔法が使える奴に頼んで精霊で監視網を敷くというのも

一つの手かと思われますがどうでしょう?」

 形がそう聞くと少し考えて克人はこう聞いた。

 「そちらには確か吉田家の息子さんがいらっしゃったはずだな?」

 「ああ、だが今日は一般生徒として応援にいるはずだ。」

 「呼んでくれないか?それと他にも精霊魔法が使える奴を呼んでもらおう。

各校にだって何人かはいるはずだしな。」

 そう言って克人は全員を呼ぶことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後のプレゼンテーションは一時、つまる話昼食が終わった後から再開した。

 十校は三時に始まるのでその間に最終打ち合わせを行っていた。

 すると鈴音が達也に向けてこう聞いた。

 「達也君、例のあれらはどうです?」

 「何時でも行けます。それにデータも準備良好です。」

 「斑鳩さんは?」

 「こっちも同じく~~。さっさと始めちゃいましょうよ。」

 そう言いながら斑鳩はニヤリと笑っていた。

 本人はやる気十分のようだ。

 それを見た鈴音はではと言って2人に向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「皆様・・・観客の度肝を抜きに行きましょう。」

 「「おお!!」」




 次回は十校のターン!
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