第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 ここからは殆どが説明です。


達也の講演

午後三時、第十高校代表チームのプレゼンテーションが始まった。

 因みにだが今回論文コンペで注目されている内容は2つ。

 一つは三校の吉祥寺 真紅郎の《基本コード(カーディナル・コード)》。

 もう一つは達也が考案して実装に成功した飛行魔法。

 その飛行魔法の内容が知れる事も相まって他国の技術者や魔法大学関係者、

民間の研究機関の研究者と言った面々がホテルからも見ていた。

 そんな中で先ずは鈴音がマイクを使って説明した。

 斑鳩はデモンストレーション用に調整したCADを見せて達也は内容の

確認をしていた。

 「皆様、今回はこの藤原 達也が作った飛行魔法についてご説明を致します。私は初めの挨拶だけでして後は彼に丸投げしますので。」

 「イヤちょっと待って下さいよ先輩!まだ心の準備が」

 「そんなのはやりながら整えてくださいって言うか今すぐ整えなさい。」

 「最悪だ!この人最悪だよ!!」

 最早漫才みたいな感じで周りからもアハハと笑い声が響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何やってだ?彼らは??」

 「まあまあジョージ。あれくらいなら寧ろ後からの真剣さが際立つから

良いんじゃないか?」

 吉祥寺の間抜け面を見るような表情に対して一条が落ち着かせるように言いながらこう続けた。

 「それにしても色んな連中が来ているよな。企業からもだし。」

 「まあ、ムカつくけど彼の作った魔法は中々だからね。僕自身も彼の飛行魔法が

どういう風に使われているのか確かめたいしそれに」

 「それに?」

 「君も分かっているだろう将輝、軍の人もいる事を。」

 「ああ、確かにな。」

 「目的は軍事利用。然も来年の十校戦で使用する前に

軍部が使う可能性が大だ。」

 「そうなると俺みたいな従軍経験者は間違いなくか。」

 「これからは魔法師も戦闘機の様に戦う時代なのかもね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「始まるわよ摩利。」

 「ああ分かっている、然し朝よりも多くなったな。」

 「当然だろうな、この発表次第では奴の名は世界に轟くことは

間違いないだろうな。」

 「あーちゃんには悪いけどこれは・・・私は今回のコンペは十校が

掠め取りそうよねえ。」

 「所でその新生徒会長殿はどうしたんだ?」

 摩利がそう聞くと七草は笑ってこう答えた。

 「ああ、あーちゃんなら少し離れた所でこの説明を目を食い入るように

見ているわ。」

 そう言いながら七草は電子手帳を持ってメモを取る体勢を取っている

あずさを見つけた。

 「頑張り屋だな。」

 「そうな。」

 「ああ。」

 それを見て三巨頭も同じようにその状況を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ええと・・・それでは始めるとしますが皆様は飛行魔法に於けることで

重要な事って何だか知っていますか?」

 達也の言葉を聞いて全員が何だっけと言わんばかりに話し合っていて暫くすると達也がこう答えた。

 「大体がですが皆さんは《落ちないようにする為の制動》、《方向転換・加速・減速する》、が殆どだと思われますが知っての通り飛行魔法は幾つもの

合わせ掛けをすることで魔法式が相殺、または破壊されるために古式魔法者のみが扱えるとそう考えていませんか?」

 大体は確かになとそう言うと達也はニヤリと笑ってこう答えた。

 「ですから私はその内《重力魔法で使う魔法式》をCAD内部に装備させた

タイムレコーダー機能を取り付けることで使用者の魔法の持続時間等を

インプットさせて所有者のタイミングで発動することに成功いたしました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そうか!使う所を機械が調整することで本人のタイミングを同期させることが出来るんだ!」

 「成程な、だからミラージ・バットの時に確実にあの光の球に

行けたって訳か。」

 「それに機械が自動的に必要な魔法式を選択するなら態々新たに魔法式を作る

必要はなしだね。」

 「全くアイツの頭って一体何なんだよ。」

 将輝と真紅郎は達也の能力の高さについて互いにそう言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「成程な、絡繰りを暴けば何のそのと言いたいところだが

それを実践しようとする辺りあっちは中々度胸があるな。」

 「それに人間が出来ない所は機械で補填しようって普通は考えるけど

まさか魔法にも応用するとはね。」

 「これならあらゆるところで応用が出来そうだな。」

 三巨頭はそう言ってその講演を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「然し機械でやるだけでは限界があります。万が一に備えてあらゆる魔法を

構築しなければならないときがあります。

その時に私は新たに《ループ・キャスト》という技術を投入しました。」

 「通常ですと新たに魔法式を作る際に古いのはその都度消去されるため

同じ術式を使う際にもまた一からやらなければなりませんが

このシステムを使う事で同じ起動式を魔法演算領域内に保存させることで諸略して発動することが出来ます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「嘘だろ!あれはまだ未完成の技術・・・彼はそれを完成させたのか!?」

 「ジョージ、あいつの言っている事ってもうヤバいの次元を超えているぞ!!」

 「その通りだよ将輝!彼の技術は既に僕たちを軽く超える程の次元なんだ!!」

 「こいつは・・・軍が黙ってないぞ。」

 将輝はそう言って頭を悩ませていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その軍はというと。

 「凄い・・・本当に凄いわ彼。」

 藤林はそう言ってその講演を聞いていた。

 これは最早ダイヤの原石などという次元ではないのだ。

 「これはダイヤモンドどころかあらゆる宝石の集合体って言っても

過言じゃないわ・・・!!これは直ぐに風間指令に報告ね!!」

 そう言ってすぐに連絡できるように準備をしていた。




 次回はもう一つ。
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