バスでの走行は最早近づくだけで自殺レベルだ。
それを感じたテロリスト達は車を使って前方を塞ぐようにしてトラックや自動車を道路に通せんぼするかのように置いていたので七草がフレッドに向けて
こう意見を出した。
「前に車があんなに!?この車って聞いたけど飛べますよね!!?」
「ああ、飛べるよ!」
「だったらそれで」
「駄目だ!対空砲が来るかもしれない中でそんな危険は冒せない!」
「もうしてるじゃないってもう間に合わない!」
そう言って魔法を発動しようとした次の瞬間にフレッドは上にある
アームを引っ張ると全員に向けてこう言った。
「それでは皆様!少し面白い現象が起きるってあれ皆様?・・・
顔が細くなりましたね!!」
フレッドが笑いながらそういった瞬間にバスがの中にいる全員が・・・
体が細くなってしまったのだ。
それは生徒だけではなく・・・バスにも例外なくそうなっていた。
バスが細くなって隙間に入ったと思いきやそのまま・・・突破したのだ。
『『『『『『『ええええええええええええ!‼!!!』』』』』
「「「「「ええええええええええ!!!!!」」」」」
テロリストと生徒たちは同時に悲鳴をあげると一色がこう聞いた。
「ちょちょっと今バスが細く!」
「ああなったな。」
「どうやったんですか!?」
「其れはな・・・このアームを下したら出来るぜ?」
「普通出来ないって言うかどういう魔法なんですかこれーー!!」
「凄いなこれ、その気になれば船だって小さく出来そう。」
「藤原君は黙っててくださいって言うか吉祥寺さんはどういう」
一色は吉祥寺に聞くが当の本人は頭を抱えて・・・こう呟いた。
「一体どうやって・・・質量保存どころかあらゆる現象を飛び越えて・・・一体どういう術式って言うか人体に影響はない・・・なら一体」
「ああ駄目ですわ、完全に研究者になってる。」
誰も意見してくれるような人間がいない事にため息をする一色であったが
尚もバスは爆走を続けていた。
一方敵の主力部隊であるが既に・・・死に体同然の状況となっていた。
大陸系の古式魔法を中心にした戦力で構成されており化成体と
人型移動砲台がいたのだが化成体の方は数人の私服を着た恐らく義勇軍であろう、杖を取り出してこう言った瞬間に化成体が・・・全て消滅したのだ。
『『『『『『エクスペクト・パトローナム!!!!!』』』』』
その呪文であろう、それを聞いた瞬間に杖から白い光が溢れんばかりに出たと
思えば自分たちが使っていた化成体と同じような化成体らしき生き物が
出てきたのだが・・・まるっきり性能が違っていたのだ。
犬に似た焔の塊の化成体『禍斗』に対して狼や鮫の様な化成体が
それらを食い破ったどころか自分たちを弾き飛ばし、
一本足の鶴に似た『畢方』と呼ばれる化成体は鳥やトラなどの化成体によって
蹂躙されてしまい人型移動砲台に関しては突如消えては現れる人間によって
破壊されたり突然爆発したり足元から植物が生えてきて兵士は何とか
抗おうとするが其の儘体を捻りつぶされて絶命して植物の栄養にされたりした。
「退避!退避ーー!!」
隊長らしき男が命令して全員横浜にある中華街に逃げ込もうとして
あと少しの所で・・・当然謎の外国人たちが眼前に現れて杖を振ったと思えば
全員・・・吹き飛ばされて倒れてしまった。
街では幾つもの光の閃光や軌跡が見える中で兵士の一人はこう呟いた。
「我々は・・・怒らせてはいけない連中を怒らしたのか?」
そう呟いた瞬間に全員の目の前で光が覆われて全員・・・意識を失った。
その報告は偽装揚陸艦にいる司令官が聞いて我が耳を疑った。
「別動隊が・・・本隊も・・・壊滅?」
「報告によればその通りです。敵は我々以上に強力な魔法師を既に・・・
数よりも質を重視している連中に壊滅し残存兵は大半が討伐され僅かな生き残りは捕虜になっている可能性が」
「ふざけんな!」
「!!」
「敵が我々よりも強力な魔法をだと!?笑わせるな!敵がどうであれ所詮は
人間だ!!包囲して殲滅すれば済む話」
「ですが既に投入された兵力の8割が通信拒絶されております!!」
「ありえない!ジャミングされているに」
「因みにこれは他の部隊からの通信もありますがそれは?」
「・・・何としてでも時間を稼げ!先に潜入した陳と呂から連絡は!?」
「それが未だ連絡が来ず・・・ですが時間的には既に協会に潜入している
頃合いかと。」
「急がせろ、もし1時間経っても連絡が来なかったその時は・・・
置いて行く。」
「了解。」
それを聞いて参謀長が退くのを見て司令官はこう思っていた。
「(くぞ!何でこんな事に!!こうなれば本部に繋いで侵攻作戦を速める様に
打電するべきか!?)」
そう思っているがそれは無駄と言った物であろう。
もしここで撤退すれば・・・より最悪な結果を聞かずに済みそうなのに。
「隊長!味方が後退を始めました!」
「そうか。」
部下の報告を聞いて平坦な口調で『陳 祥山』はこう言った
「それではこれより我々の作戦を始める、呂上尉は私と来い。」
「分かりました。」
そう言って部下と共に協会に入るのを・・・ローブを着た2人の男性は
静かに見つめた後で・・・一瞬で姿を消した。
次回はスネイプ、ジェームス対陳、呂戦です。