『『『『『何時まで乗っているんだーー!!』』』』』
生徒たちの悲鳴と共にバスは未だ走り回っていた。
既に十高生徒の内の2,3年以外は全員顔が青くなっていた。
「もう嫌あ!家に帰りたいよーー!!」
「ほのか・・・私も同じ気もt・・・うぷ。」
「雫さんここで吐かないで・・・うぷ。」
「栞あんたもなのーー!?」
既に涙目のほのか、吐き掛けている雫、栞、其れにツッコミを入れるエリカ。
「私・・・帰ったらお父さんに優しくしようかしら」ガタガタ
「もう二度と高飛車な事は言いませんから家に帰してください
神様お願いします。」ブルブル
恐怖のあまり逃避行したり神に頼る十師族。
「おいアンタら現実逃避するんなら何かに捕まってろ!!」
そしてそんな2人に向けて大声でそういう達也。
・・・完全にカオスな状況となっていた。
そんな中でウィーズリーがアナウンスでこう言った。
『ええと・・・ご乗車ありがとうございました。間もなく避難場所となっている
横浜の縁外部に着きますので・・・シートベルトはないから何かに
捕まっておけよーー!!』
『『『『ウソダドンドコドーン‼!!!!』』』』』
それを聞いて全員が近くにいる人や物に捕まると・・・バスはあんなに
速かったのにすっと停まるが中は・・・そうではなかった。
『『『『『ふぎゃ――――――!!!!』』』』
全員がベッドから転げ落ちたりぶつかったりした。
そんな状況の一部が・・・これ。
「あいたたたた・・・大丈夫柴田さん?」
「ええ・・・アアハイ・・・・!!!」
美月はすぐ後ろで自身を抱きかかえていた幹比古の手が・・・自身の胸を
鷲掴みしているのを見て赤面していくと幹比古はそれを・・・揉みながら
後ろから見て慌てて離れた。
「ごごごご御免柴田さん!」
「ええいいえ・・・その・・・お恥ずかしいものを触らせてしまって」
「いやいや凄く柔らかったよって」
「「・・・・え」」
それを聞いて2人は・・・更に赤面すると近くにいたレオンとエリカは
こう呟いた。
「なあさ・・・ここちょっと甘くないか?」
「後でコーヒー飲みましょう、ブラック。」
そして達也はと言うと・・・。
「いたたたた・・・大丈夫か?」
「ええ・・・ありがとう。」
「こっちも平気よ。」
あの時近くにいた七草と一色の手を掴んで抱き寄せたのだ。
だがそういうのに免疫がない彼女たちは・・・内心慌てていた。
どの位と言うと・・・脳内で数百人の小さな自分が暴動するかのように
暴れまわっていた。
そんな中でウィーズリーは全員に向けてこう言った。
『それでは皆様降りて大丈夫ですよー。』
そう言って扉が開くや否や・・・殆ど全員が出て行くとエチケット袋をとったり最悪その場で吐いたりしていた(無論達也達もだが)。
そんな中でウィーズリーは電話が鳴ったので取り出して聞いてみると・・・
こう答えた。
「分かりました、姿現しで取りに行ってきます。」
そう言って運転席から姿消しで消えた。
数分前。
ダンブルドア先生達と卒業生達は義勇軍と国軍がいる目の前に立っていた。
すると代表として十文字がこう言った。
「今回の件について礼を言いたい、十師族として感謝したい。」
「いやいや、当然のことをした迄じゃ。」
それを聞いてダンブルドア先生がそう答えると同時に・・・姿現しで現れたジェームスの姿を見かけた。
何やら巨大な水の塊をもってだ。
そしてジェームスが降り立つと風間が前に出てこう聞いた。
「あれには何が?」
「ああ、ヒドラジン燃料を積んだメインエンジンとその船員ですよ。」
「・・・何?」
それを聞いて風間は眉を顰めるとジェームスは術を解除させた瞬間に・・・
水の塊がばしゃーんと飛び散って周りを水浸しにした。
因みに卒業生達は魔法で乾燥した。
そして風間は船員の中で間違いなく司令官であろう男性に向けてこう聞いた。
「大人しくしてもらおう、それと・・・貴様らの仲間は全員我々が捕虜にした。魔法協会に潜り込んでいた恐らく隊長であろう2人の・・・遺体はこれだ。」
そう言って風間は司令官に向けてそう聞くが司令官は風間を見てふんと
鼻息荒らしてそっぽを向いた。
それを見てなんとまあと風間は予想の範囲内であると思っていると・・・
スネイプが司令官に向けて術を唱えた。
「『インぺディメンタ』」
そう唱えた瞬間に司令官の顔が・・・
何だかほにゃーんとした表情になったがスネイプがこう聞いた。
「答えろ、貴様らの目的は何だ?」
そう聞くと司令官はこう答えた。
「・・・我々の目的は・・・協会にある・・・十師族の・・・情報の取得と・・本隊の・・・時間稼ぎ」
「司令官!?」
参謀長は突如ペラペラと話し始める司令官を見て驚くと参謀長は
まさかとスネイプに向けてこう言った。
「貴様・・・まさか精神感応の魔法師か!?」
そう聞くがスネイプは・・・こう返した。
「まさか・・・吾輩は只の教師だ。」
「嘘つくな!貴様それは」
「『シレンシオ』」
参謀が良いかけた瞬間にルーピンが魔法で黙らせると突如声が
出なくなったことに驚いて何か抗議しているようであるが聞こえないので
縄を出して雁字搦めにして放置した。
そしてスネイプはこう聞いた。
「本隊とは?」
「今から・・・1時間半後に・・・本隊が・・・九州周辺に・・・
上陸する為に・・・部隊を・・・出動させる・・・準備を・・・している・・・
それが・・・本隊だ。」
それを聞いてスネイプはダンブルドアに目を向けていると風間が
兵士に向けてこう言った。
「急ぎ部隊を整え迎撃準備!九州一帯に非常警戒警報を発令!!
市民の避難を最優先にするように伝達!!」
「了解!」
それを聞いて兵士が立ち去ろうとするとダンブルドアが風間に向けて
こう言った。
「風間殿・・・ここは儂に一任してくれんかのう?」
「・・・何ですって?」
「儂に一計がある。もし成功すれば誰も傷つけることなく戦が終わると
思うのじゃが。」
「そんな事が」
「出来る・・・儂らならな。」
風間に向けてダンブルドアがそう答えると風間は暫く考え・・・
藤林に向けてこう聞いた。
「藤林、早急に衛星データから何処の基地から敵が準備しているのか
分かるか?」
「それでしたらすぐに・・・ですが隊長」
「責任は私が取ろう・・・ダンブルドア殿・・・秘策がおありで?」
「うむ。」
それを聞いてダンブルドアがそう答えるとダンブルドアは携帯を取り出して・・こう言った。
「フレッドか?ちょっと良いか?」
次回・・・敵はまあ・・・がんば。