第十魔法科高校の生徒達の(非)日常   作:caose

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 閑話ですのでまた休載します。


閑話 四葉の悲劇

『今から三年前の今日、沖縄にテ悲惨な侵略がありました。

そして多くの死者を出しながらも辛くも大東亜連合を退けた今日この日、

遺族の方々は無くなった方々に黙とうをささげる為にこの沖縄に足を』

 「もうそんな時期か、早い物だな。」

 達也がそう呟きながらあんかけラーメンを食べているとそうだねえとエリカは

イチゴパフェをパクパクと食べながら学園にあるテレビを見ていた。

 「考えたら俺アン時この国どうなるんだって思って見てたな。」

 「ああ、ウチの場合は何時呼ばれても良いように道場の大人たちが準備してたの

覚えてるよ?」

 互いにそう言いながらそろそろだねと言って立ち上がると懐から・・・

黒い布を取り出してそれを左手に巻き付けると・・・サイレンが鳴って

テレビからこの声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『黙とう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてこの国のどっかにある四葉家の屋敷。

 この家の一角にある部屋にて真夜は窓の空を見上げていた。

 すると執事が真夜に向けてこう言った。

 「奥様、お時間でございます。」

 「そうですか・・・あの子は?」

 「未だ見つかっておらず・・・もう16年ですか。」

 時が経つのは速い物ですねとそう呟いているとそうねと言って真夜は

こう続けた。

 「もしあの子が私達の所にいれば・・・あの子達は死なずに

済んだのでしょか?」

 そう言いながら・・・ぎりと歯軋り鳴らしてあの時のことを思い出した。

 生まれたばかりのその子を誰とも知らなく見たこともない魔法で何処かへと

消えていったあの男だけは殺したいほど憎く憎く仕方がない中でその執事はこう思っていた。

 「(奥様、私事ですがあの子がいない方が・・・この家の為だったと私はそう思っております。)」

 あの様な摂理を捻じ曲げる力を持っている子を戦闘兵器として使うのは

間違っていると、知らずに普通に育ってくれればそれで良かったのではないのかと思いながら今はこの世にいない少女のことを思い出していた。

 「(『深雪』様、深夜様。貴方方が逝去されて早三年・・・

お早い物ですね。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三年前

 当時四葉家にはとある少女がいた。

 黒髪のそれはこの世で最も美しい・・・可憐な美少女が近くの噴水を

一瞬にて凍らせたのだ。

 周りの大人たちは次期党首だと言ってそれはそれは可愛がっていたが

それによって彼女は天狗になっていたのだ。

 当時から負けなしの彼女にとって敵なしだと思ってそんな中で沖縄に行って・・最悪の日が訪れたのは言うまでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 始まりは些細な電話であった。

 「何?突然魚雷が??」

 『はい、如何やら目的は私達じゃないかと思われますが何とか魔法で

魚雷を止めた後深雪お嬢様が海を凍らせたことで難を逃れましたが・・・ナニカが可笑しいと思ってこうやって電話を取った次第です。』

 「奥様と深雪様は?」

 『お二方は無事です、今は部屋で就寝中でございます。』

 「そうか、取敢えずの所何かあったら困るな・・・万が一に備えて

飛行機の手配を準備する。プライベートジェットでなら明日の朝には出せるはずだから昼前にはそちらに着くだろうから荷物の準備をしておいてくれ。」

 『分かりました。』

 ではと言って電話の主であった女性が切れると同時に真夜に報告すると

真夜はこう答えた。

 「分かりました、ですが万が一は無いでしょう。幾ら敵国が来たとしても

深雪さんなら何とかできるでしょ?」

 「は、ですが」

 「万が一の備えてでしょ?直ぐの手配させましょう。そう言えば向こうには

黒羽の者達もいる事ですから彼らの家に向かう様に手筈を整えて下さいな。」

 「それではその様に。」

 執事がそう言って出て行って・・・後々それが誤算だったと気づいた時には

全てが・・・失った後であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして次の日の未明

 その日が起きてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『臨時ニュースです!たった今沖縄にテ大東亜連合が宣戦布告を発表!!

現在沖縄に避難指示と共に航空機船舶の渡航禁止命令が政府から発布されました!また各地に厳重警戒態勢を敷くことを政府が』

 「何だと!?」

 執事がそれを聞いてすぐ様に真夜の部屋に行くと真夜はこう答えた。

 「『葉山』さん!飛行機の方は!?」

 「それですが先ほど政府から禁止措置が取られまして全飛行機は滑走路から

出られないと」

 「私が言います!電話を!!」

 速くと言って電話を繋げるも矢張り・・・ダメであった。

 「私はまた・・・また。」

 「奥様、大丈夫でしょう。深雪様たちでしたら絶対に」

 『葉山』はそう言って真夜を落ち着かせようとしたが・・・

数日後悲劇が襲った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「深夜・・・深雪さん・・・。」

 真夜はそう呟きながら・・・遺体となって柩と共に帰って来た2人を見て

呆然としていた。

 どうも軍に裏切り者がいたらしく彼らの手引きで殺されたと分かったが

その当人たちも軍が捕まえた後に反逆罪で死刑に処されて

この世にはいなかったが・・・真夜はこう呟いた。

 「大東亜連合・・・又私から・・・奪って・・・ユルセナイ・・・・!!」

 絶対にとそう言って真夜は四葉家の特殊部隊を使って大東亜連合の基地4つと

高官195人を惨殺させ兵士達は特殊な爆弾で全員が自爆した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして3年後。

 現在でも真夜はこう思っていた。

 「(もしあの時達也がいてくれたらあの力で2人は未だ生きてたはず・・・

あの男が殺したも同然だ・・・!!)」

 真夜はそう思いながら空を睨みつけるかのように眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして・・・ダンブルドアを送った天界ではとある事件が起きていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アイツが逃げただ!何やってんだ阿保神!!」

 「御免御免本当にごめんって!!」

 「御免で済むと思ってんのか!?あのカリスマと差別主義の塊を

逃がすなんてって言うか俺が小休憩している間に俺の部屋に入ったと思いきや

消えたって何処の世界に行ったんだあいつは!!」

 クソと言いながら本を探して・・・ある本が一冊落ちていることに気づいて

まさかと思って取って・・・最悪だと言ってこう続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やばいやばいやばいぞ・・・こいつは一大事だ!あの男が!!・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・『グリンデルバルト』がダンブルドアのいる世界に行っちまった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてアメリカの研究所(跡地)

 「ここが未来の魔法世界か・・・何と穢れた世界だ、我々魔法使いを

まるで物としか思っていない連中がはびこるとはなんともまあ・・・薄汚れた

野蛮な連中だ、やはり世界はマグルではなく我々魔法が使えるものが

正しく管理しないといけなかったか。」

 その男・・・オッドアイの男性はそう呟きながら炎が立ち込める研究所から

数十人もの・・・病院用の衣服を着た男女を引き連れていてこう言った。

 「君達はこれで良いのか?我々魔法使いはマグル・・・

いや、魔法が使えない者達によってこれからも支配されなければいかんと

言うのか?・・・良いや違う!断じて違う!!私達は物ではなく人間だ!?

意志を持ち奴らよりも優れた力を持つ優良な人類だ!奴らは恐れているだけだ、

私達が何時牙をむくんじゃないかと言う哀れな思考に囚われている・・・

そんな奴らに我々の自由を奪う権利が何処にあると言うのだ!良いやない!!

断じてだ!?魔法の使えない・・・『ノーマジ』共に見せつけてやろうでは

ないか!我々魔法使いこそが次の!この世界を統べそして自由に魔法を使って

我々の自由を脅かす者達からこの世界から追放し!!我々だけの理想郷を

作り上げるのだ・・・ここに居る皆で!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「自由を。」

 「自由を」

 「自由を」

 「自由を」

 「「自由を」」

 「「「自由を」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「自由をーーーーー!!」

 「グリンデルバルトについて行くぞ!!」

 「俺達の理想郷を造るんだ!!」

 「クソッタレナ魔法の使えない旧人類をぶっ殺せーーーーー!!」

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()<()b()r()>()()()()()()()()()()()()》》》

 実験体とされた魔法師達はその男・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『グリンデルバルト』こそが希望だと言わんばかりに大声と歓声を上げて彼を

称えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これこそが後にUSNA(北アメリカ大陸合衆国始まって以来の悲劇の日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『ヘルフレイム・クリスマス』の一か月前であった。 




 それではまた何処かで。
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