「達也・・・明けましておめでとう。」
「あけましておめでとうございます!」
達也は目の前にいる父の滋に対してそう言うと塔子は達也に対してこう言った。
「明けましておめでとう達也、今年は良い年になるように頑張りましょう。」
「・・・去年は十校戦から大変だったもんな、特に横浜。」
達也はそう言いながら溜息付いていると・・・ピンポーンとチャイムの鳴る音が聞こえて誰だろうと達也が立ち上がって見てみるとそこにいたのは・・・数人の男女・・・
・・・・・達也の中学時代の親友であった。
「よう達也!明けましておめでとう!!」
「達也君、あけましておめでとう!」
「いよう達也!遊びに来たぜ!!」
「あけましておめでとう・・・達也君。」
上から『田沼 要』、『多岐 透』、『西村 悟』、『北本 篤史』である。
互いにそう言うとあらあらと塔子が出てくるとこう言った。
「皆、あけましておめでとうございます。上がって上がって、御屠蘇と
お節があるから。」
それを聞いて全員いよっしゃーと答えて中に入って行くとそれでと達也は
皆に対してこう聞いた。
「まさか皆が来ていたとはな。」
そういうと『要』は達也に対してこう答えた。
「お前が冬休みになった日に帰ってきたろ?まあクリスマスは家族だけで寛がせて
置こうと思っててな。」
「だから今日は俺達がこの家に遊びに来たって訳さ。」
『悟』がそう言って御屠蘇を飲んでいるとそういやあと『要』は達也に対してこう言った。
「この間の十校戦は凄かったよなあ、お前が決勝戦で戦ってた時はテレビの前で
応援してたもんなあ。」
そう言いながらお節を食べているとけどと『透』は達也に対してこう聞いた。
「横浜で戦闘があったって聞いた時私沖縄の事思い出して戦争になるのかなって
思ってた。」
震えながらそういう『透』に対してけどと『篤史』はこう言った。
「何であの後何も無かったんだろ・・・戦争じゃなくて何か目的があったのかな?」
『篤史』はそう呟いていると達也は全員に対してこう言った。
「まあ良いじゃねえか、戦争は無かったし今後も何も起こらないって思えば
それで良いだろ?」
それを聞いて確かになと『要』はそう言いながら全員食べていたりゲームを
楽しんでいる中・・・アンジェリーナ・シリウスが空港に辿り着いていた。
「まさか私が日本とはね、それでと・・・隠れ家の場所はと。」
アンジェリーナ・シリウスはそう言いながら携帯電話を手に取って地図データを
見ようとして・・・ある女性が目のまえに姿を見せたのだ。
「只今参りました少佐。」
「初めまして、『シルヴィア・マーキュリー・ファースト』准尉。」
そう言っているのは黒髪を首筋迄切り揃えた女性がそこにいた。
『シルヴィア・マーキュリー・ファースト』准尉
シルヴィア以外はコードネームでありファーストと呼ばれている以上その能力の高さは間違いない。
更に言えば彼女は大学出はジャーナリズムを専攻していた事から
情報分析官としての任務についている。
「今回の事ですが既に幾つかラインナップされております、中身は後で向こうで。」
「分かったわ。」
彼女たちが辿り着いた隠れ家はマンションの一室で一人ならば少しお金を大きく
保有する人間が持つであろうそれに対して2人以上ならばシェアハウスみたいになるのでカモフラージュとしては最適なのだ。
「それでは説明します、9月から10月にかけて大東亜連合の工作員における
横浜の奇襲作戦が行われました。恐らく目的は同地における十校生徒達の
コンペティションの情報だと思われます、軍の話によれば十校の生徒が提唱した
理論は正に画期的で現実的に見ても可能だという報告だそうです。」
「その理論と提唱者は今は?」
アンジェリーナ・シリウスがそう聞くとシルヴィアはこう返した。
「そちらは既に確認済みです、全員無事です。其れとですがその理論は
現在十校にて厳重に管理されておりまして軍のハッキングを試みた所・・・
何も出なかった処か逆にされ返されたという報告だそうです。」
「そんな!北米軍の情報システムをハッキングし返したんですか!!」
「ええ・・・今は遠目から見守る程度のようですが今後は対策を
考えるべきでしょう。」
『シルヴィア・マーキュリー・ファースト』の言葉を聞いてそうと答えると
アンジェリーナ・シリウスはこう続けた。
「それで、私はその十校に行けばいいの?」
そう聞くと『シルヴィア・マーキュリー・ファースト』は・・・何やら
言いにくそうであるがこう答えた。
「その・・・如何やら十校は日本の魔法協会が決めた魔力以下の人間を受け入れるが為入学及び途中入学は受け入れられないようなのでその・・・別の高校となります。」
そういうとそれではと『シルヴィア・マーキュリー・ファースト』は2つの学校の
資料を見せてこう言った。
「要注意は2つ、一つは一条の三校と十文字の一校。どちらも十氏族と呼ばれる
この国の国防に於いて重要な立場です、その内可能性が高いのは一条の三校だと
思われますが・・・ガードが固く何とか入れたのは一校となります。」
「・・・それって完全に情報が行き止まりじゃないの?」
「ええ、ですので私が遠くからですが三校の様子を。少佐は一校の偵察を
お願いします、この作戦は間違いなく我々の今後を左右します。」
『シルヴィア・マーキュリー・ファースト』の言葉にアンジェリーナ・シリウスは
了解と答えて・・・今後の準備を始めた。
次回は新学期