そして更に暫く時間が立って・・・一校ではある事で話し合いが行っていた。
「・・・十文字君御免なさいね、こんな所に呼び出して。」
「構わんさ七草、此方も今受験勉強で忙しい物だったからな。」
「受験勉強かあ・・・私は推薦で魔法大学だけど十文字君は通常なのよねえ。」
「まあな・・・この間の十校戦での一連の結果が尾を引いている様でな、
全く情けない限りだ。」
「けどあれは十文字君のせいじゃ」
「いいや、あの時俺達は関係者が妨害をしているなどとは夢にも思わなかった。
其れに俺としてはあの最後の戦いはこれ迄の戦いで最高だったと思ってる、久しぶりに
敗北を味わった。あれ程の接戦で敗北したのは初めてだった、ならばもっと己を
磨かなければならないと感じた所だ。」
「そう・・・頑張ってるのね。」
七草の言葉を聞いてまあなと言う十文字は其れでと七草に対してこう聞いた。
「何の用で俺に会いに来たのだ?世間話に来たわけじゃないよな?」
そう聞くと其れがねと七草は十文字に向けてこう言った。
「うちの狸親父からの言伝よ、十文字家の当主に共闘を促して欲しいと言っていたわ。」
「目的は?」
「最近だけど・・・東京都内の都心部を中心に殺人事件が起きているって話は
知ってるかしら?」
「・・・いや、初耳だ。だが七草家が知っているという事は・・・七草家の関係者が
被害を受けたという事か?」
其れを聞いて七草は・・・そうよと言ってこう続けた。
「既にうちの人間が16人ほど、全員が魔法師でそれなりの実力はあるのに・・・
全員が惨殺されたわ。そして他に人達も魔法大学の生徒で魔法科高校には通ってないけれど魔力とか魔法師の素質があった人達だった・・・そこで魔法大学にいる他の七草の関係者に話を聞いてきたけど・・・其の殺された八人はどうも素行が悪くて新宿で
薬の売買とかしていたって話でその人達のその・・・何と言うか」
「金づるか?」
十文字がそう聞くと七草はそうよと言ってこう続けた。
「彼らは数人の同級生から魔法で金をいびっていたって話よ。」
「全くもって外道だな、悪いが殺されて当然だと思う。魔法で無関係な人間を
傷つけるなど以ての外だ、同じ魔法師として恥ずかしい限りだ。」
十文字はそう言って殺された人間に対してそう言うとまあそうなんだけどねと
七草も苦虫を嚙み潰したような表情をしているとけどねと言ってこう続けた。
「殺された人たちにお金を渡していた人も魔法師としての力はあったんだけど
十校じゃなくて他の学校の子なのよ、その子はあまり目立たなかった子でソレデ
虐められて不登校になったのよ。そして彼は学校を辞めたんだけど大学で再開して・・・そして同じ様になっててそして・・・彼を筆頭に複数の生徒達が
今でも行方不明になったのよ。」
「行方不明・・・虐め・・・全く酷い物だな、もし十校にいたら間違いなく・・・な、だが何故虐めていた生徒達は卒業できていたんだ?そんな事をする生徒は
普通追放されているはずだと思うが?」
十文字は七草に向けてそう聞いた、今の学校は全てそう言う不祥事の際には必ずと
言って良い程その相手は重罪と言う咎を背負い其れが魔法師であればこれからの
訪れるであろう輝かしき未来を失い軍の下働きとして強制就職させられるのだ。
そんな事は普通あるだろうと聞くが其れがねと七草はこう続けた。
「その人達は全員が良家の出身で金の力で黙らされてね・・・全く持って
酷い話だわ。」
七草はそう言って辛い表情をしていると十文字はだがと言ってこう続けた。
「其の人間は遺体すら見つかっていないと言うのが不可解だ、もし彼が
首謀者だとするならばそれ程の実力を持っているのに何故隠していたのかも気になる。
手掛かりは本当にないのか?七草の魔法師が殺されるともなるとたった一人ではなく
複数犯と言う考えになる、外国人はどうだ?事件前後に入国してきた奴らとか。」
「若しくは以前の横浜事変の時に潜入してきた様に超法規的手段で
入ったとかもあるわ。」
其れを聞いて成程なと言うと十文字は最早手も足も出なくなっていると
思って居ると其れでと七草は十文字に向けてこう言った。
「共闘についてなんだけど?」
どうと聞くと十文字はこう答えた。
「受けよう、先ずは情報収集からだ。」
夜の渋谷の小さな公園にて・・・数人ものの男女が至る所に座っていた、どれもこれも合致するような要素が無く無秩序にも見えるその中である人間がこう言った。
「今先ほど我らが指導者からの伝達が入った、我らの戦いは今この時より
3週間後に私は君達の元に向かう。そしてその後決起を促す、全ての魔法師達に
伝わるようにするのだ。我らは魔法師達の不当正す者!我らは魔法師の未来を輝かす者!我らこそが魔法師の救世主となるのだ!」
その声を聴いてそこにいた男女がCADを持って・・・魔法を発動させた。
発動させた彼らの頭上に浮かび上がるのはとある証
杖と翼が重なり合いその上に光がうっすらと出ていたのだ。
次回は・・・アンジェリーナからです。