啝ノ浦頂目さんからのリクエスト
「どMストーカー童磨さんとサドデレカナエさんとツンドラしのぶさん時々ヘマトフィリアカナヲ」
本編の設定と混ぜた感じ、2週目辺りの童磨さんです。だけどちょっとこのリクエストは難しかったので全然リクエストに沿えませんでした。これでお許しを……!!
私の両親はよく私を殴ってた、周りの兄弟も殴られて、泣けば蹴飛ばされるの、踏まれるの、引きずり回されて冷たい水に浸けられるの。翌朝には冷たくなって死んでいる兄弟が何人もいた。冬も放ってかれて、赤切れた手を擦り合わせて冬を越す。草を食べ、家の中を這いずる鼠を食べて生きてきた。ひもじくて、お腹が空いて、空いて、悲しくて虚しい、苦しい虚しい。
――そんな日々だった、だけどある日プツンと何かが音がしたら、何も辛くは無くなった
何も反応しない私を気味悪がった両親は私を殴る。気持ち悪い、気持ち悪い。そんな言葉ばかり聞きながら両親の殴る腕を見続けた。口元から血が出て、投げられた茶碗で切れた腕を見る。何も感じなかったけれど、自分の血の匂いが好きだった。綺麗に流れた血に見入る、切れた腕を思わず舐めれば甘い甘い鉄の味がした。その時初めて、何故か何も感じない胸の内が温かくなるのを感じていた。それから傷付いた血を見れば舐めていたし兄弟の血も飲んでいた。ああ、美味しい美味しいと思っていたら、両親はますます気味悪がって、私を人買いに売り飛ばした。せいせいしたと笑う両親を見ても、……どうでもよかった。縄でくくられて、人買いに引っ張られていた。時折殴られたけれど血の味を感じれば連れられるままのどうでもいい生活も楽しく感じた。
――そんな生活も終わりを告げたのはある日の晩だった
人買いの、首が目の前で飛んでいく。いつも通り金が稼げないと物言わぬ私に愚痴を零した仏頂面は死んだと気付かない様子で、顔が飛ぶ。首の断面からは大好きな血が溢れ出した。顔面にも生温かい血がかかるけど、思わず見入る、どさり、首から離れた胴体が崩れ落ちて勢いよく血が溢れ出す、縄を握る手が緩んだ、自由だけど、どうしても血が気になってしまう。こんな血の量は見たことがなかった。ああ、勿体無い。美味しそう、地べたに流れる血を舐めていると、気付けば男が立っていた。私と同じように血にまみれた男が金の扇子を広げて笑っている。
――ねぇ、どうして舐めているの?
応えることに意味を感じられなかった、私は続けて血を舐めていると顏を無理やり上げさせられる。初めて、まじまじと男の顔を見た。虹色の眼がわたしをぎょろりと見ているけれど、私の興味はそこになかった。髪に混じった赤が、血をかぶったような模様の色に、私は魅入られた。思わず手を伸ばす。あはは、なんだか可愛いね、男は私を抱き上げて笑う。やっと届いた髪の毛を掴んで舐めた、だけど味がしない。何度舐めても味はない。面白いね、鬼はスッと少女を闇の中に連れ去った。
――連れ帰った少女は何も言わない、命令を聞く人形だった
無表情で何が起きても動かない、お腹が空いても言わなければ食事を摂らなかった。可哀想に、きっと
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――ほらあげる
少女に腕以外の全てを与えた。腕の断面から零れる血を飲む少女に笑いかける。なるほど、鯉に餌を与えるのはこういう感じなのか。納得しながら口元を血で汚す少女に腕を食べる様子を見せつける。こうするんだよ、ブチブチと肉の繊維の切れる音を聞きながら、
――
頸動脈の位置から、首筋の美味しい部分、手首から足首まで隅々に流れる血の流れを話す。実際見ればいいかと考えて信者の何人かを殺して少女に見せながら説明をすれば少女は血のことに関してだけはみるみるうちに吸収していった。頭は悪くはないようだ、
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無表情な少女は少しずつ別の感情を取り戻す。拾ってくれた
――敬愛すべき
時折熱いため息を零し、たまにしか会えないと話してうなだれる様子は何故か、何も感じない筈の胸の中がざわついた。
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――相変わらず、認めてくれないねぇ
金扇を取り出して、
――……お腹が空いた
少女は仰向けに倒れるカナエの身を起こす。カナエは身じろいで逃げようとする。……絶対に逃さない。
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何処かで、琵琶の鳴る音がする。気付けばあちこちでたらめに建物が入り組んだ空間に居た。上下左右でたらめで、自分がどこに立っているのか分からない。水辺の空間に居てもそれだけは分からなかった。傍に居た
――この人が、そうなの?
その横では恋焦がれて、待ち焦がれて、待ちかねたといった様子で
「待っていたよ、待ち焦がれたよ」
君を、ずっとずぅっと、見ていたよ。
――邪魔しないでよ
身体を
時々どころか、ほとんど出てるカナヲさんでした。
ちょっとサドデレカナエさんとツンドラしのぶさんは表現できなくて、散々悩んだ末がこれになりました。ヘマトフィリアカナヲ成分を強くさせてしまって申し訳ない。もうこれ以外思いつきませんでした……!!
これで、啝ノ浦頂目さんからのリクエストを完了させたものとして終わりとさせていただきます。
本編はもうちょっとお待ちを……!!