異世界転生をして勇者を救いに来た   作:杜鵑草

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2話です。一応4000文字程度を目安にして書いてます。
もしかしたらストーリーに矛盾なんかが出てくるかもしれませんが大目に見てやってください。主は頭が悪いので。



第2話「チート能力使って俺TUEEEE出来るかもしれない」

ここは異世界の街中。そこには二人の男と女の子がいた。

 

その内の1人である魔王幹部である黒いローブを着た吸血鬼のような男が言う。

 

「何者ですか。あなたは。私の魔法受けてなぜ生きているのです。」

 

なんで生きているか?ふっ…そんなの決まっているじゃないか。

 

「俺にもわからん!!!」

 

これが今答えることが出来る精一杯の答えだ。

勇者と魔王幹部の男はポカンとしている。

だってしょうがないじゃないか。本当に分からないんだから。

 

「あなた…ふざけていますね…殺しますよ」

 

魔王幹部がの男は怒った用でカラフルな玉を自分の前で合わせた。

そしてまたあの光線がくる。

直撃した。が全くダメージはない。

 

「今のうちに…!逃げるぞ!勇者さま!!」

 

俺は勇者を抱えて逃げた。

勇者も驚いた様子で言う。

 

「あ、あなた…本当に何者なの…!?」

「今はそんなことよりあいつから逃げることが大切だ!」

 

俺はそう言って走り出した。

今俺が分かることは、俺にはあの魔王幹部の男の魔法が効かない。

理由はわからないが、光線魔法を受けてもダメージがまるでない。

これが俗に言う特殊能力と言うやつだろう。

しかし、魔法のダメージを受けないだけじゃあいつに勝てない。

あいつは俺にダメージを与えられないが俺もあいつにダメージを与えられない。

ここは龍を倒したという勇者の力が必要だ。

くそ!こんな時わかりやすい最強のチート能力とかがあればあいつを倒せるのに!

 

そんな無駄なことを考えながらひたすら走る。

 

しかし相手も魔王幹部と言うぐらいだ。強さは相当だろう。

どうせすぐ追いついてくるはず。

 

そう思った瞬間、目の前にその男が現れた。

 

「たかが人間風情が私から逃げられるとでも思いましたか!!」

 

「や、やばいっ!」

 

いきなり目の前に現れてさっきのは光線魔法を打ってきた。

俺に直撃した。勇者には…当たってないな。良かった。

 

すると魔王幹部が言う。

 

「な、何故です!何故あなたは私の魔法を3度も受けて傷一つできないのですか!!」

 

「だから…知らないって…言ってんだろうが!!!」

 

俺は魔王幹部の男に思いっきり殴りかかる。

すると謎の壁に当たりその壁は砕け散った。

しかし魔王幹部の男に拳は届かなかった

 

すると魔王幹部の男が言った。

 

「なるほど…そういう事ですか…」

 

何かに気づいた様子だ。

続けて話す。

 

「あなたは異常な数値の魔法耐性があるということですね。それも魔王幹部の中では魔力で右に出るものがいないと言われている、この゙バル=バラン゙の魔力を受けて無傷なほどに!」

 

バル=バラン…それがこいつの名前か。

魔法耐性が高い。それが俺の能力らしい。異世界転生っぽくなってきたな。何の力もないってことがなくて本当によかった。魔法が効かないってのはこの世界ではチート能力に近いんじゃないか…でも…

そう思っていると勇者が俺に話しかけてきた。

 

「…ねぇ。さっきの魔法壁の破壊。もう1回できる?」

 

魔法壁?殴って割ったやつのことか。

 

「分からないけど多分できる。どうするんだ?」

 

「あれを破ることが出来れば私がとどめを刺す…だからあなたは何とかあの魔法壁を破って」

 

なるほど。理解することは出来たが、勇者はこの怪我で大丈夫なのか。

そんなことを思っていると。

 

「何をさっきから話しているのですか!」

 

バルが光線魔法を打ってくる。

俺はそれを真正面から受ける。もちろん全く効かない。

そのままバルを殴ろうとすると、刃物が飛んできた。

 

「くっ!」

 

俺はたまらず後ろに下がる。

やはり魔法は効かないが、物理的な攻撃は普通に効く。

こんなの最強のチート能力には程遠いんじゃないか?

それにすごい激痛だ。刃物が腕にかすっただけなのにこんなに痛いなんて…異世界の刃物って怖い。

 

「魔法が効かないのであれば戦法を変えるのは当たり前のことですよ。あなたは優れた能力を持っていますが、戦闘に関しては素人のようですね」

 

バルが笑いながら言う。

 

当たり前だろ。さっきまでただの社会人だったんだぞ。

それがこんな意味のわからないことに巻き込まれて…もうやけくそだよ。

 

「さぁ、容赦はしませんよ。なぜならあなたは私の自慢の魔力をコケにしてくれたのですから…!」

 

魔法使いのプライドってやつなのか…それを俺に言われても…

そして俺は腕の傷を撫でる。すると…

 

「ん?これは…」

 

俺は自分の能力をもうひとつ見つけた。

そして俺は笑いながら言う。

 

「この勝負…俺たちの勝ちだ」

 

「ふっ…何を言い出すかと思えば…死への恐怖で頭がおかしくなりましたか!!」

 

バルはそういい光線魔法を打つ。

俺はさっきのように真正面から受け、バルに殴りかかる。

そして刃物が飛んできて俺の身体に何本も刺さった。

 

「痛い痛い痛い!マジで痛い!!!」

 

俺の身体にグサグサと何本もの刃物が刺さり痛みが走る。

生まれて初めての経験だ。…できればしたくなかったが。

 

「な!?特攻ですか!?くっ!追い込まれた人間がすることは実に鬱陶しい!!」

 

そしてそのままバルに抱きつき魔法壁を破壊する。

身体中に激痛が走るが我慢する。

 

「クッ!離しなさい!魔法壁を再度展開しなくては…な!?」

 

バルが驚く。それは当然だ。

俺のもうひとつの能力。それは…

怪我の治るスピードが異常なまでに早い!

最初の刃物でかすった傷はもちろん。さっき刺さった刃物の傷でさえ治りかけている。

 

「超回復!これが俺のもうひとつの能力だ!」

 

そして再生した魔法壁を粉々に破壊する。

 

その瞬間を彼女は見逃さなかった。

 

「ありがとう。あとは任せて」

 

勇者はそう言うと腰に携えていた剣を抜き、振りかかった。

 

「聖剣!ヴァルキリーブレイド!!!」

 

剣はバルの首を切る。

 

「あ、ありえない…!こんなことが…!ぐわぁぁあ!!!」

 

バルの頭が切れる。

これはもう助からないだろう。

しかし凄い剣捌きだ。全く見えなかった。

 

「お疲れ様」

 

ニコッと勇者が俺に手を差し伸べる。

全く、これが勇者様ってやつか。凄いぜほんと。

そして手を受け取ろうとすると。

勇者はそのまま俺に倒れこみ、意識が飛んでしまった。

 

「おっ、おい!」

 

俺は勇者を抱えさっき俺が目覚めた場所に向かった。

 

この勇者と一緒ならこの能力で俺TUEEEEが出来るかもしれない。

俺はそう思った。

 

 

 

 

走り去り、バルの死体に杖を持った謎の男が近づく。

 

「なるほど。これは面白いものが見れた」

 

男は杖を振り、バルの死体を消滅させた。

 

「君の運命が動き出したよ。アーシア」

 

男はそう言って笑いながら闇に消えていった。

 

 

 

 

場所は変わり、最初に目覚めたところ…

 

勇者が目を覚ます。

 

「おお!アーシアさん!目が覚めたかい!」

 

白衣のおっさんが言う。

 

「ここは…はっ!おじさん!さっきの男の子は!」

 

勇者はさっき一緒に戦った男の心配をする。

 

「俺はここにいるよ」

 

勇者は安心した様子だ。

白衣のおっさんも笑っている。

目覚めてくれてよかった。あの怪我だから心配していた。

しかし目覚めて初めに俺の心配をしてくれるなんていい子だな。

男の子ってのは30近い俺にとってはむず痒いが。

 

「またあなたに救われたわね。ありがとう。あなたのおかげでこの街を守ることが出来たわ。知っていると思うけど名乗らせてもらうわ。私はアーシア=アストレイン。勇者をしているわ」

「ああ、こっちこそありがとな。街を守れたのは君あんたの実力だよ。よろしくアーシア!俺は…」

 

そう言おうとした瞬間俺は近くの鏡に目が入った。

そこに移るのは明らかに自分より若いイケメンの少年が俺を見て驚いた表情をしている。年齢は15.6と言ったところか。

 

「誰だ!?」

 

思わず俺は言ってしまった。

 

「「え!?」」

 

白衣のおっさんとアーシアが驚く。

 

「自分のことを忘れちゃったの…?」

「まさか記憶喪失じゃ…」

 

二人が俺に言いよる。まずい、何とかしないと話がややこしくなる。

質問したいのはこっちだってのに。

 

「俺の名前はレイジ!片桐レイジだ!レイジって呼んでくれ!」

 

とりあえず名乗った。

 

「変わった名前だなぁ、兄ちゃん」

「カタギリ=レイジ…確かに…聞いたことがないわね。どこの出身?」

 

くっ、日本っていう国から異世界転生してきたって言うと話がややこしくなるな。混乱させない為にも記憶喪失ってことにするか。

それになんの情報もないこの世界でやたらめったら話すのは危険だ。

 

そして俺はアーシアと白衣のおっさんからの質問を全て答えた。

と言ってもほとんどが自分でも分からないと答えた。

そして最後にアーシアされた質問…

 

「ねぇ、あなたは…あの時、私を救うために来たって言ってたわよね?あれってどういう意味なの?」

 

そう、この質問だ。しかし本当のことを話す訳にはいかない。さらに話がややこしくなるからだ。

俺は記憶喪失という設定。ここは…

 

「俺は…あんたに救われて、あんたを救いたいと思ったんだよ。そんなボロボロになるまで戦って、嫌な思いだって沢山してきたはずだ。そんなあんたを見て仲間になって一緒に戦いたいと思ったんだ!」

 

これは嘘ではない。本心だ。龍と戦った時はわからないが、さっき戦ったバルの時は俺がいなければアーシアは1人で戦っていた。それに俺が行かなければ確実にやられていただろう。

だから俺は本気でアーシアの仲間になりたいと思ったのだ。

幸い俺には圧倒的な魔法耐性と超回復っていう武器がある。

アーシアの盾ぐらいにはなれるはずだ。

 

俺はそう言ってアーシアの答えを聞く。

するとアーシアは少し俯いていたが顔を上げて言う。

 

「そう…ありがとう…でも仲間になって一緒に戦うことは出来ないわ」

 

「え?」

 

明らかに間抜けな声が出てしまった。




キャラ紹介

カタギリ=レイジ

この物語の主人公。
能力は現時点で絶対魔法耐性と超回復が判明している。
転生後の容姿は、転生前とは異なりかなり若くなっている。(15.6歳ほど)顔も変わっており、美男子という設定。
過去に大切な人を失った経験がある。
性格は平和主義者で普通をこよなく愛する働き者。
しかしやる時はやる男で無駄な場面でその能力を発揮していたためモテることはなかった。
彼女いない歴=年齢。転生前はお世辞でもかっこいいとは言えない。

白衣のおっさん
白衣でマスクをしたおっさん。みんなの治療をしてたから多分医者をしてる。

アーシアは次の話でお話します。
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