異世界で職業:死神始めました(仮)   作:短歌@夜兎神

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Episode.1 確認

 光が収まる。

 目を開くとそこは見知らぬ場所。

 目の前には木々が並び立つ。

 これは森か?モンスターでもいるのか。

 

 いやそんなことはどうでもいい。まずは装備を確認しないと。

 

頭 :死神のフード

体 :死神のマント

右手:死神の鎌

左手:死神の鎌

足 :死神のブーツ

 

 ・・・ちょーっと待ってくれ。

 なんだこの中二じみた装備は。

 言われてみればフード付きのマントを着て、大きな両手鎌を持っている。

 この鎌、俺の身長くらいあるんだが?

 

 普通そのくらいの大きさの武器はろくに振れないはずだ。

 鎌を少し振ってみる。

 問題なく振れる。武器に振り回されることもない。・・・何か特別な力でもかかってるのかもしれない。

 

 次にステータスを確認してみる。

 

レオ Lv.1

性別:不詳

職業:死神

所持金:10,000G

スキル:【死神の目】【死神ぱわー】

 

 突っ込みどころ多すぎないか?

 レベル1になってるし、性別も男にしてたはずだ。

 それに職業死神なんて見たことないぞおい。変なスキルも持ってるみたいだし・・・。

 

 うん、一回再起動だこれ。バグだこんなの。

 VRゴーグルを外すように手を自分の顔にもっていく。

 

「・・・んん?」

 手にゴーグルの感覚が無い。

 というか、顔を触る感覚が妙にリアルだ。ゴーグルがあるはずの目元も触れる。

 

 ・・・まさかな。うん、まさか異世界転生なんて非現実的なこと起こるわけない・・・、よな?

 

 よし、ポジティブに考えよう。まずLv.1になったのは新しくゲームを楽しめるからよしとする。全クリしたらデータを消して1からやり直したりするタイプの人間だ。

性別不詳はどうせそんなに影響はないだろう。

 職業死神とやらも初めてだが、ゲーマーにとって知らない職業を極めるのは義務みたいなものだ。新しいスキル取得も醍醐味だ。

 

 うん、全部いいことだ。そう考えよう。

 

 最後にスキルだけ確認しよう。詳細確認は・・・、出来そうだ。

 

【死神の目】

発動すると生体反応を赤く表示する。

生物の残り生命力を表示する。

 

 うん、中々便利なスキルだ。敵が見やすくなるのは大きなアドバンテージだろう。

でも生命力・・・、つまりHPか?HPが見れるはゲーム的にはマストだろう。むしろこれがないと見れないのか?仮にそうだとすれば重宝しそうだ。

 

 さて、次のスキルは、っと。

 

【死神ぱわー】

死神装備を装備できるようになる。

死神装備であればステータスに関係なく扱える。

自身の影をアイテムボックスとして利用可能になる。

 

 これでさっきの謎が解けた。俺が鎌を扱えた理由はこのスキルのおかげだったらしい。

それにしても、影がアイテムボックスか。

 確かに死神は影からこういう鎌とかを出しているイメージはある。

 ちょっとかっこいいと思ってしまう自分が憎い。

 

 試しに影に鎌を入れてみる。

 すー、っと、吸われるかのように鎌は影の中に入っていった。

 

 次に取り出し方を確認する。

 これも簡単で、取り出したいと念じたものが出てくる仕組みのようだ。

 

 名前はふざけているが中々有用なスキルらしい。

 確認はこれくらいにして、人を探してみないとな。まずは情報収集だ。




会話が書きたいので早く人に会ってほしいところです。
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