異世界で職業:死神始めました(仮)   作:短歌@夜兎神

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Episode.6 闇鴉

 というわけで装備品のスキルを確認させてもらおう。まずは死神の鎌からいくか?ちょうど成長したらしいし。

 

死神の鎌 スキル

【魔力変換】

死神の鎌によって倒して敵の魔力を吸収する。吸収した魔力は、攻撃力上昇、防護壁展開、魔法使用時消費魔力に変換できる。

 

 おぉ、じゃあさっきの感覚は魔力を吸収した感覚だったのか?そもそも魔力の感覚が分からない。ゲームだと流石に魔法はコマンド入力だったしな。

 だが、この世界にも魔法があることは分かった。これは今度の課題にしよう。それを練習する時間は無さそうだしな。

 

「後は上から確認するか」

 

死神のフード スキル

【闇隠れ】※死神のマント同時装備時のみ

光の無い場所にいる時のみ、任意で完全に姿を隠すことができる。

 

死神のマント スキル

【闇隠れ】※死神のフード同時装備時のみ

光の無い場所にいる時のみ、任意で完全に姿を隠すことができる。

 

死神のブーツ スキル

【俊影】

魔力を消費する事で素早く行動する事ができる。

 

 そこそこ強いスキルが揃ってるな。これを知ってればさっきの敵も簡単に倒せたかもな。まぁ、これも貴重な経験だ。

 最後に俺自身が獲得したスキルを確認する。

 

【召喚:闇鴉】

自身の影から鴉を召喚する。召喚する鴉が大きければ召喚可能数は減少し、小さければ召喚可能数は増加する。

 

 複数召喚が可能で、数は大きさに反比例するのか。んー、両端の上限を知りたいな。

 

「まずは数が多い方でも召喚してみるか」

 

 いつものように、影なら大量の鴉を召喚するよう念じる。ぶわっ、と影から大量の黒い物体が湧き出てくる。

 

「大きさは雀位だが、確かに多いな、こりゃ」

 

 正確な数は分からないが、俺を隠す壁を形成できるくらいの数はいるだろう。でも使う機会は早々無いかもしれない。

 次に巨大な鴉が出現するよう念じてみる。

 

「おぉ!」

 

 出現したのは止まった状態で俺よりでかい鴉だった。

 その鴉は足を折り、地面へ突っ伏すように体制を下げる。

 

「これは、乗れってことか?」

 

 尋ねると、言葉が通じるのか首を縦に振る。

 まぁ、そう言われたからには乗るしかないだろう。

 俺は鴉の上に乗ってみる。馬より低いから乗りやすい。

 

 俺は再び感嘆の声を漏らす。巨大な鴉が俺を乗せて大空へと飛び立った。先程まで俺がいた森の木々を抜け、視界が広々とする。

 

「これは凄いな・・・。こんな体験滅多に出来るもんじゃない。ありがとな、・・・えっと、なんて呼べばいい?」

 

 鴉は俺の方をじっと向く。これは、決めた方がいいみたいだ。どんな名前にしよう、鴉の名前か・・・。

 黒いし、鴉って英語でクロウって言うし、クロでどうだろう。奇抜さは無いがその方が覚えやすい。

 

「クロ。名前はクロでいいか?」

 

 心なしか嬉しそうな声で鳴く。良かった、気に入ってもらえたみたいだ。

 

「よし、クロ、町まで送ってくれるか?」

「カァー!」

 

クロは加速して一直線に町の門へと向かった。

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