というわけで装備品のスキルを確認させてもらおう。まずは死神の鎌からいくか?ちょうど成長したらしいし。
死神の鎌 スキル
【魔力変換】
死神の鎌によって倒して敵の魔力を吸収する。吸収した魔力は、攻撃力上昇、防護壁展開、魔法使用時消費魔力に変換できる。
おぉ、じゃあさっきの感覚は魔力を吸収した感覚だったのか?そもそも魔力の感覚が分からない。ゲームだと流石に魔法はコマンド入力だったしな。
だが、この世界にも魔法があることは分かった。これは今度の課題にしよう。それを練習する時間は無さそうだしな。
「後は上から確認するか」
死神のフード スキル
【闇隠れ】※死神のマント同時装備時のみ
光の無い場所にいる時のみ、任意で完全に姿を隠すことができる。
死神のマント スキル
【闇隠れ】※死神のフード同時装備時のみ
光の無い場所にいる時のみ、任意で完全に姿を隠すことができる。
死神のブーツ スキル
【俊影】
魔力を消費する事で素早く行動する事ができる。
そこそこ強いスキルが揃ってるな。これを知ってればさっきの敵も簡単に倒せたかもな。まぁ、これも貴重な経験だ。
最後に俺自身が獲得したスキルを確認する。
【召喚:闇鴉】
自身の影から鴉を召喚する。召喚する鴉が大きければ召喚可能数は減少し、小さければ召喚可能数は増加する。
複数召喚が可能で、数は大きさに反比例するのか。んー、両端の上限を知りたいな。
「まずは数が多い方でも召喚してみるか」
いつものように、影なら大量の鴉を召喚するよう念じる。ぶわっ、と影から大量の黒い物体が湧き出てくる。
「大きさは雀位だが、確かに多いな、こりゃ」
正確な数は分からないが、俺を隠す壁を形成できるくらいの数はいるだろう。でも使う機会は早々無いかもしれない。
次に巨大な鴉が出現するよう念じてみる。
「おぉ!」
出現したのは止まった状態で俺よりでかい鴉だった。
その鴉は足を折り、地面へ突っ伏すように体制を下げる。
「これは、乗れってことか?」
尋ねると、言葉が通じるのか首を縦に振る。
まぁ、そう言われたからには乗るしかないだろう。
俺は鴉の上に乗ってみる。馬より低いから乗りやすい。
俺は再び感嘆の声を漏らす。巨大な鴉が俺を乗せて大空へと飛び立った。先程まで俺がいた森の木々を抜け、視界が広々とする。
「これは凄いな・・・。こんな体験滅多に出来るもんじゃない。ありがとな、・・・えっと、なんて呼べばいい?」
鴉は俺の方をじっと向く。これは、決めた方がいいみたいだ。どんな名前にしよう、鴉の名前か・・・。
黒いし、鴉って英語でクロウって言うし、クロでどうだろう。奇抜さは無いがその方が覚えやすい。
「クロ。名前はクロでいいか?」
心なしか嬉しそうな声で鳴く。良かった、気に入ってもらえたみたいだ。
「よし、クロ、町まで送ってくれるか?」
「カァー!」
クロは加速して一直線に町の門へと向かった。