花園チルドレンのヒーローアカデミア   作:ホワイダニット

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五匹目

マスコミ侵入事件から数日。

 

「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった」

 

普段は1人ないし2人だったヒーロー基礎学の授業を3人?今日の授業は一体どんな大規模な内容を。

 

「内容はこれ、人命救助訓練だ!!」

 

相澤先生が出したのは『RESCUE』とかかれたカード。そういえばオールマイト先生も『BATTLE』って書かれたカードをつきだしてたっけ。

 

「レスキュー…今回も大変そうだな」

 

「ねー!」

 

「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」

 

人命救助。なるほど、おそらくカバーする範囲が広くなるなるから3人体制にして対応するのかな。しかし戦闘以上にヒーローとして、人としての性格が出そうだけど…数人性格的にまずいのが居るけど大丈夫かな?

 

「それじゃ各自準備開始」

 

相澤先生の号令で私達は更衣室へヒーローコスチュームに着替えにむかいます。

 

「レスキューかー。どんな所でやるんだろうね!」

 

「人命救助って言う位だから……あーでも雄英の人命救助訓練だしビルの倒壊とか自然災害とか一緒くたになったとこだったりして」

 

「可能性は有りそうですわね。彼の雄英高校の人命救助訓練が普通等と言うことはないでしょうし」

 

八百万さんの言うとおり雄英の人命救助訓練が普通なわけないし、気をつけてるみたいだけど最近お姉ちゃんが微妙にピリピリしてるし、相澤先生もなんか緊張してる気がする……。

 

・・・

 

みんなコスチュームに着替えバスで訓練施設に移動します。勿論私達が移動中に大人しくするなんて事はないわけで。

 

「やっぱ派手で強ぇっつったらやっぱ爆豪と轟だな」

 

「でも、爆豪ちゃんはキレてばっかりだから人気でなさそうね」

 

「んだとコラ出すわ!!」

 

「あっ、でも香山の“個性”も強いし派手なんだよ」

 

えっ、待って三奈ちゃん何を言うつもり!?

 

「そうなのか?爆豪や轟を見てっと香山の“個性”って派手って感じがしねぇんだけど」

 

「いやいやそれが違うんだって。実はさ、昨日放課後の自主訓練施設に香山が行くのが見えたんだよね」

 

「あーそれは申請してた訓練施設の使用許可が降りたから」

 

「なになに?訓練施設って申請すれば使えんの?」

 

「生徒手帳に書いてあるよ?」

 

「へぇー、後で確認しとこ。それで?芦戸はどうしたよ。まさか!?」

 

「えへへ、香山が1人でどっか行くのが見えたからさ、気になってついてったんだ」

 

「芦戸さん、それはマナー違反ですわ、反省して下さい。それで、香山さんの“個性”のどういった所が派手だったんですの」

 

「あーそうだった、あのね、すっごい速かったの。こう鎖を使って立体機動みたいな感じでビュンビュン移動したりおっきい瓦礫に鎖を巻き付けてぶん回したり!」

 

「なにそれかっけー!他には!?」

 

「私らの三倍位の大きさのコンクリートを投げて、それを追い越して受け止めたり凄かったんだから!?」

 

「マジかよ!?」

 

「あーでも最後は結構地味だったかも?なんかこう、ただ立ってるだけだったんだけどそれでも威圧感って言うの?それが凄くて、でも端から見てる分には地味だったかな」

 

「ただ立ってただけなのにそんなに威圧感があったん」

 

「うん、あっでも、気のせいかな?その時一瞬だけ香山が光って見えた?かもしんない」

 

「光って?」

 

「おいお前らもうすぐ着くぞ、静かにしろ」

 

施設が近づいたと相澤先生の言葉でこの話しはここで終了したけどまさかあれを三奈ちゃんに見られてたなんて。

 

・・・

 

私達はドーム状の訓練施設の中に入る。すると中は様々な環境を再現した光景が広がっていた。

 

「「すっげー!!USJかよ!!?」」

 

みんなが目をキラキラさせていると、施設内には先に来ていたスペースヒーロー、13号先生が出迎えてくれ。

 

「水難事故、土砂災害、火事…etc.あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名もウソ()災害()事故()ルーム!!」

 

((ほんとにUSJだった!!))

 

みんなの感想が一つになったところで13号先生の言いたい事が一つ二つ三つ四つと増えていったけど要約すると“個性”は人の命を助けもし、殺しもするとの御言葉になりいよいよ人命救助訓練という時。

 

「一かたまりになって動くな!!」

 

いきなり叫んだ相澤先生方に意識をむけた私達は正面噴水広場から現れるヴィランをみた。

 

直ぐに相澤先生が対応にまわり、13号先生の先導の下私達は退避を始める。しかし。

 

「初めまして、我々はヴィラン連合。僭越ながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは。平和の象徴であるオールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして。本来……」

 

相澤先生の包囲を抜けたヴィランが目の前に現れる。

 

まずい、体の形状がガス状だと物理が効かない可能性がって爆豪!?切島!?あんたら何を!?

 

「おらぁ!死ねやクソ霧野郎!!」

 

!!なに?今あの霧ヴィラン防御姿勢を取った?もしかして物理が効くの?…なら試してみよう!

 

「全員伏せて!!」

 

私は腰の鎖を2本とも霧ヴィランに巻き付けるために投げる。爆豪と切島の攻撃に対してあのヴィランは危ないって言っていた、ということは物理が効く証拠。恐らく服を着ている部分は霧状に出来ない!なら、鎖で縛り上げて先端を地面に固定すれば!。

 

『天銀鎖錠・二辺』

 

爆豪と切島の攻撃のお陰で奴の意識が二人に向かっている隙に私は奴の体に二本の鎖を巻き付け、先端を地面に固定した。

 

「ふぅ、よし!これで暫くは動けないでしょう」

 

ヴィランを鎖で縛り上げる事が出来た私は油断していた。

 

「いや、これは驚きました。まさか私がこうも容易く捕縛されてしまうとは。流石優秀な金の卵といった所でしょうか……しかしまだ甘いですね」

 

!?なに、この感じ。まさか!

 

「全員今すぐあのヴィランから離れてください!!」

 

13号先生のとっさの指示にすぐさまヴィランから離れようとしたけど、ヴィランに一番近くにいた私は奴の霧に飲み込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

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