翌日の朝7時半。雄英高校の校門前には私服姿の豊と狼駆に、豊に誘われたアンジーときめえ、そして緑谷がいた。
「緑谷さんおはようございます」
豊が緑谷に挨拶するが、緑谷は目のやり場に困っておりおどおどしながら挨拶を返す。まぁ、理由はベクトルの違う綺麗どころの美少女四人と一緒にいる事によるド緊張が原因なのだが……。
「バスの時間もありますからアンジー達との自己紹介は道中で済ませましょう」
そうして五人は目的地に向かうためにバス停に向かった。
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「それじゃバス停に着くまでに自己紹介しちゃおー!。アンジーはね、ヒーロー科B組のアンジー。よろしくー!」
アンジーと名乗った六枚の黒い翼を持った黒髪の元気系フルフラット娘が元気に自己紹介をする。
「私はきめえよ。アンジーと同じヒーロー科B組ね、よろしく。ちなみにアンジーときめえは字だから本名を知ってもこっちの名前で呼んでちょうだい」
「ぼっ、僕はヒーロー科A組のみっ緑谷出久と言います、今回は僕なんかの参加を認めてくれてあっありがとうございます!」
次に名乗ったのはきめえ、六枚の白い翼と金髪を持ち、豊や狼駆程ではないにしろ年不相応に育った双丘を持ったダウナーな印象の少女だ。彼女達の紹介が終わって、緊張しながらも緑谷の自己紹介も終わり、バスに乗り込んだ五人はしばらくバスに揺られる。
「そういえば、目的地って一体何処なんですか?」
バスに揺られるなか未だ目的地の詳細を知らない緑谷。
「そうですね、これから緑谷さんがお世話になる所ですし知っておいた方がいいですよね。私達が今向かっているのは武蔵にあるアリアダストヒーロー事務所です」
「アリアダスドヒーロー事務所!?アリアダスドヒーロー事務所と言えば40人以上のヒーローが所属していてサイドキックも合わせればゆうに数百人を越える東日本最大規模のヒーロー事務所であり世界中に多数のヒーロー事務所と同盟関係を持った!
ヒーローオタクのスイッチが入ったのか突如としてマシンガントークを始める緑谷。
そして翌日。雄英高校1年A組。
「おはよー皆」
「あら、おはようお茶子ちゃん」
「あれ?デク君と香山さんまだ来とらんの?」
「そういえば二人とも来てないな」
お茶子はHRも近いのにまだ来ていない緑谷と香山を心配していた。
(どうしたんやろ、もしかして一昨日の怪我が)
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「皆!朝のHRが始まる、席につけーー!」
飯田が皆に席につくように声をあげるものの。
「ついてるよ、ついてねーのおめーだけだ」
彼以外の生徒はすでに席についる状態だった。
体のあちこちに包帯を巻いた担任の相澤先生が教室に入って来た。しかし、もし脳無を引き付けていた香山や駆けつけたヒーローが少しでも遅ければ彼は全身を包帯で巻かれ、絶対安静が必要な状態だったかも知れない。
「これからHRを始める。連絡事項は二つ。先ずはお前らも気づいている通り香山と緑谷が欠席だ。理由は一昨日のヴィランによるUSJ襲撃による実力不足の改善の為だ。場所は向さんの意向で教えることは出来ん、期間はおよそ二週間、二人は死に物狂いで強くなるだろうからお前らももっと鍛えておけ」
「待ってください相澤先生!先日の襲撃で怪我をした緑谷君はわかりましたが香山さんも同じ理由というのはおかしくはないでしょうか!彼女はA組の中でも上位に入る強さを持っています、そんな彼女が実力不足ということはないと思いますが!」
「香山はな。ご家族の方に今回の事が行ってな、強制的に鍛え直すことになった。香山が戻って来るのも緑谷と同じ日になっている」
(まあ、本当は少し違う理由なんだがこれも合理的虚偽ってやつだ)
「それにな、お前らうかうかしていられんからな。雄英体育祭が迫ってる!」
「「「「めっちゃ学校っぽいの来たーーー!!」」」」