もう何も言わないことにします。
夏休みの宿題とか部活の課題とか一段落したので勢いだけで書いたものを。
「あらスランドゥイル。」
突き当たりの回廊で会って、フィリシヴリンが目を丸くする。
「フィリシヴリン様。」
「・・・スランドゥイル、王宮の外にある花を摘んできてもいいかしら?」
「えっ?・・・もちろん、大丈夫ですが。」
「そう。・・・ありがとう、スランドゥイル。」
「あの・・・何に使われるのですか?」
「オロフェアによ。」
「・・・そうですか。父も喜びます。」
「というわけだから、摘んでくるわね。」
にこりと微笑んで去っていくフィリシヴリンを見送って、スランドゥイルは回廊の小窓から外を見た。
自分らしい国、とフィリシヴリンに言われた。
そんな形容をされるとは思わなかったからずいぶんと驚いた。
「・・・フィリシヴリン様は、変わらないな。」
容姿は完全にノルドで、血筋も至高なるノルドール王家の姫。
それでも中身はまったくノルドらしくない。
あの方はご自分の過去を話されないけれど、あの方は“何か”が違う・・・。
「・・・シンベルミネは、さすがにないわね。」
忘れじ草。
彼はあの花の匂いを好んだものだった。・・・まあ、ないものは仕方ない。
ここの花は、スランドゥイルが植えたものだろう。闇に包まれていく森に、ここまで生気のある植物を育てさせている。それはスランドゥイルの力で、彼の王としての自覚がそうさせる。
やはり、スランドゥイルは王だ。自ら望まなかったとはいえ、王に違いない。
本当に皮肉なものだ。
王の座を望んだガラドリエルは玉座を手に入れず、王の座を望まなかったスランドゥイルが玉座に座るなど。
スランドゥイルは自身が王の器であるなど気づいてもいないだろう。
・・・ケレボルンも、苦笑しながらそんなことを言っていた気がする。
「オロフェア、素晴らしい息子を育てたのね。」
貴方を本当に尊敬する。
オロフェアだって王の座を臨んだことはなかっただろう。自分が入った地の民を守るために、王という手段を選んだ。そしてスランドゥイルとも意識してか無意識にかはわからないがオロフェアの考えをわかって、彼の死後を引き継いだ。
彼らは民を守っている。ガラドリエルとケレボルンも、エルロンドもキアダンも。そしてギルドールも。
・・・じゃあ、私は?
かつて自分にも率いていた民がいた。彼らは今、灰色港のキアダンのもとにいる。
それが結果として彼らを守ることになると思ったから・・・。
旅に出る時、ガルドールには散々一人で行くな、とか着いていく、とか言われたけどあのときはまだ私も若かったから突っぱねて無理やり一人で旅を強行したけど・・・。彼の意見、少しは聞いておけばよかった。
・・・やっぱり、私、肝心なところでいっつもいっつも選択肢間違える気がしてきた・・・。
※シンベルミネ・・・忘れじ草。ローハンの代々の王の墓に咲き誇っている。映画にも出てきた。
※ガルドール・・・キアダン配下の
誰夢にするか決めかねています。
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実は既婚者でした
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グロールフィンデルかギルドール夢
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レゴラス夢
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ボロミアとか人間お相手
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誰ともくっつかないでお友達関係維持