奪われたる家の姫   作:優鶴

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ああタイトル・・・。


守護者

花を摘んで帰る途中、フィリシヴリンは金の輝きを見つけて立ち止まった。

(・・・レゴラス王子?)

スランドゥイル譲りの金色の髪をしているエルフは、この森ではレゴラスしかいない。

金の輝きが跳ね、剣が時折垣間見える。

「王子。」

フィリシヴリンが思わず声をかけると、レゴラスは驚いたように振り向いた。

「フィリシヴリン!」

「剣稽古?」

「・・・うん。もっと強くならないと、この森も父上も守れないから。」

「・・・そんなに気負わなくてもいいと思うわよ。」

「・・・・・・っ、貴方に僕の気持ちがわかるか!」

叫ばれ、今度はフィリシヴリンが驚いた顔をする。

「わからないとでも思ったの?」

「・・・僕の気持ちなんて、だれもわからないよ。安易にわかるなんて言わないで。」

「だったら貴方にも私の気持ちはわからないわね。・・・私の剣の腕も、守るために磨いたものだから。」

「・・・守るため。」

「ええ。貴方は違うの?」

「・・・僕も、守るために・・・剣稽古をしてきた。」

「守りきれるといいわね。」

「・・・貴方は?」

「守れなかったの。大切な弟だったのだけれどね。」

「弟が・・・いたんだ。」

「ええ。一心に慕ってきてくれる子で、とても可愛かったわ。でも私はあの子を手放した挙げ句に酷い目に合わせて、心を壊してしまったの。守るって言ったのに。」

「・・・今、貴方には守るものがあるの?」

「守りきれる自信はないけどね、守りたいものはたくさんあるわ。スランドゥイルも、貴方もね。」

「僕は守ってもらうまでもないから!」

「あらそうかしら?」

「この森と父上は僕が守るから!」

「あらあら、頼もしいこと。」

「バカにしないでよ!」

「バカになんてしてないわ。」

「してるって!」

 

 

「・・・オロフェア、貴方の孫は貴方に似ているわね。ドリアスにいた頃の。」

花を棺に供え、傍に座り込んでフィリシヴリンはオロフェアに話しかけていた。

「無邪気だわ。この森とスランドゥイルは、貴方の孫が守ってくれるんですって。頼もしいわね。彼、バカにしてるって怒ってたけど心から頼もしいと思ったのよ?オロフェア。」

語りかけながら、フィリシヴリンはふふっと笑い声をあげる。

「・・・オロフェア。安らかにね。アマンで会いましょうね。」

あれから4000年以上経った。オロフェアはもう蘇っているかもしれない・・・。

そうだとしたら、会うのが楽しみだ。

微笑んで、フィリシヴリンは棺に額を合わせてからその部屋を去っていった。




1001字でした。
私のなかでレゴラスはこんなイメージです。
ああ、もうどうしましょう、ちょっと妄想膨らみすぎて頭が大パニックです。

誰夢にするか決めかねています。

  • 実は既婚者でした
  • グロールフィンデルかギルドール夢
  • レゴラス夢
  • ボロミアとか人間お相手
  • 誰ともくっつかないでお友達関係維持
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