そう、あれはドリアスで知り合ってしばらくしてからのことだった。
私がガラドリエルと二人で散歩していた時に話し声が聞こえて一緒に振り返った瞬間、ガラドリエルが固まったのだった。
頬を染めてキラキラとした瞳で見つめる視線を追えば、背の高い黒髪のエルフがいた。
木にもたれて瞑目している姿はひどく神秘的で、私も彼女の名前は知っていた。
フィリシヴリン・クルミーリエル様。ガラドリエルら自身の血縁以外で、大伯父が唯一ドリアスの出入りを許した高潔のノルドールエルフ。
「フィリシヴリン殿ですか?」
「はい。とても美しく神秘的だと思いませんか?」
「ええ・・・。憧れているのですね?」
「はい。私の憧れの方で、初恋の人です。」
「・・・初恋?」
「はい!」
フィリシヴリン姉様は私よりずっと年上で私が生まれた頃にはもうとうに成人されていました。両親と仲がよかったので私も接する機会が多かったのですが、フィリシヴリン姉様はとても可愛がってくださって・・・。
ノルドール王家に女の子は少ないから嬉しいと言われたのです。
その頃、フィリシヴリン姉様は両親のもとに訪れるときは男性の格好をしていらしました。肌の白い方で、足が早くて身軽で私は
父と一緒に狩りに行かれることも多くて、私もついていきたいと言ったら白鳥の君が連れていってくださいました。そのとき、獣に襲われかけたのですが白鳥の君が助けてくださって・・・!
その姿がとても素敵で、私は一目惚れしてしまったのですけれど・・・。
海で溺れそうになったら助けてくださったりして、本当に素敵だったのですけれど。
ですが、実は私が成人する少し前の宴で・・・王と話していた女性に話しかけられたのですけれど、フィリシヴリンと名乗られたその方に初めましてと挨拶したらとても悲しそうな顔をされて・・・。そんな顔さえも素敵だったのですけれど。それで慌ててどうされたのか訪ねてみれば、『覚えていないの?貴女は白鳥の君と呼んでなついてくれたのに。』といわれて。
白鳥の君が男性だと知って、私の初恋は破れてしまったのです・・・。
ですが白鳥の君はそのあと、『姉妹のように仲良くしましょうね。』っておっしゃってくださって。
惚れ直しました、私!
そう語りながらキラキラとした瞳でフィリシヴリンを見つめるガラドリエルが鮮明に思い出せる。
・・・で、そのあと、思いっきり告白されたのだった。
「私、殿を見ていますと白鳥の君とお会いしたときのようにドキドキいたしますの。私・・・殿が好きなのだと思いますわ。」
それが告白だと気づくのに、何日かかかった。
どことなくボケたガラドリエルの発言から始まった交際、フィリシヴリン様は素直に祝福したがガラドリエルは少しむくれていた。
指輪のガラドリエルはちょっと大奥なイメージがあったんですがシルマリルの物語を読んだ途端に可愛い末っ子な一面もあるのかな、と思い出してこんなことに。
・・・私的ガラドリエルは、自分の恋愛にはとことん疎い姫でございます。他人の恋愛感情には敏感なくせに。
ケレボルンにこんなボケた告白して結婚にこぎつけるガラドリエルなんてウチだけです。
ガラドリエルはネンヤの所持者である奥方です!
ちなみにフィリシヴリン・クルミーリエルの“クルミーリエル”っていうのは父名です。エルフというかノルドール族には父名と母名というのがあって、母名はその子が生まれたときに母が見たそのこの素質とでも言うべきものをもとに名付けるのですが、父名は先祖の名前とか父本人の名前を付けたりします。例として、フェアノールの父名はクルフィンウェですがその名前はフェアノールの五男がそのまま受け継いでいたりします。
誰夢にするか決めかねています。
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実は既婚者でした
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グロールフィンデルかギルドール夢
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レゴラス夢
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ボロミアとか人間お相手
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誰ともくっつかないでお友達関係維持