奪われたる家の姫   作:優鶴

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相変わらず自分のタイトルセンスのなさに絶望する日々です。




「おはよう、スランドゥイル。」

「おはようございます、フィリシヴリン様。」

「・・・スランドゥイル。」

「何でしょう?」

「ケレボルンやキアダンと話し合いの場を設ける気はない?」

「・・・この国は、あくまでもこの国。干渉されることなどありません。」

「・・・そう。わかったわ。」

「それを言いに来たのですか?」

「いいえ。・・・これは、私の我が儘だからケレボルンたちは関係ないわ。それはわかっておいて。」

「はい。」

「ところで、今日も王子は蜘蛛狩りに行くの?」

「おそらくは。」

「そう・・・。私も行っていい?」

「フィリシヴリン様が望まれるのなら。」

「あら。止めないのね。」

「フィリシヴリン様の腕は知っています。引き止めるなんて愚策はとりませんよ。息子には貴女が蜘蛛狩りに行きたがっていると伝えておきます。・・・それにしても、何故行こうと?」

「退屈しのぎだと思っている?」

「はい。」

「失礼ね。退屈しのぎじゃないわよ。・・・これでも中つ国の守護者だっていうのに、この森がこんなになるまで気づかなかったなんて失格。取り返しはつかないけど、せめてここにいる間くらいは掃除させてもらいたいの。」

「・・・そうですか。」

「意外そうな顔ね。まあ・・・ちょっと暴れたいっていうのもあるんだけど。」

「・・・・・・。」

「何、その顔。」

「今の一言で全部台無しです。」

「悪かったわね。」

「・・・息子を探してきます。」

スランドゥイルが苦笑しつつ身を翻す。それにフィリシヴリンは微笑んだ。

「ありがとう。」

 

「えっ!フィリシヴリン様も行かれるんですか?」

驚いた様子のレゴラスにフィリシヴリンがくすりと微笑んだ。

行きよりも少し軽めの狩りのための装いに身を包むと、宴でレゴラスが見た美しいドレスを身に纏う彼女よりもだいぶ違って見える。

「あら。スランドゥイルからも聞いていなくって?」

「聞いてはいますけど・・・。」

レゴラスはまさか本当に来るとは思わなかったと顔に滲ませる。

「言っておくけど、私は夜の闇の森(ここ)を抜けてきたのよ。」

「えっ・・・。」

「女だからと馬鹿にしないで。」

「えっと・・・フィリシヴリン様。」

「様はいらないわ。敬語もなしで構わない。」

スランドゥイルはいくらそう言っても敬語も敬称も抜けないのでもう諦めたが。

「じゃあ、フィリシヴリン。行こう。」

「まずはお手並み拝見、というところかしら。」

「ご不満でも?」

「いいえ?望むところよ。」

にこりと微笑み、フィリシヴリンは剣の柄に手をかけた。




次回はたぶん戦闘シーン。

アンケート追加してみました。

それにしても戦闘シーン書くの苦手なのに、次回は戦闘シーンなんて書けるのかな・・・。私の戦闘シーンは過去作品ひっくり返しても十秒で終わります。

誰夢にするか決めかねています。

  • 実は既婚者でした
  • グロールフィンデルかギルドール夢
  • レゴラス夢
  • ボロミアとか人間お相手
  • 誰ともくっつかないでお友達関係維持
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