「フィリシヴリン・・・。」
ナイフを手にしたフィリシヴリンにレゴラスが首をかしげる。
「はい?」
「弓は使わないの?」
「えっ?・・・ああ、弓ね。」
目を瞬いた後、フィリシヴリンは納得したように手を打った。
「貴方、素晴らしい弓の使い手なんですってね。スランドゥイルに聞いたわ。楽しみにしてる。」
「そっちもお手並み拝見ってこと。」
「ふふっ、察しのいいこと。それで、弓を使わないのかって聞いたわね?・・・そうね、あまり使わないわ。」
「どうして?剣では遠距離から・・・。」
「弓も時々使うのだけれどね。でも、最初に弓を使って倒しても最終的には接近戦になるの。・・・それに、矢がなくなったらおしまいでしょう。矢を拾ってる時間が惜しいわ。もちろん剣だって歯こぼれすることもあるけれど・・・エルフの鍛えた剣は滅多に歯こぼれしないし、私の愛剣は丈夫なの。きちんと丁寧に手入れをすれば何百年でも何千年でも使える。」
「・・・そんなに使っているの?一本の剣を。」
「ええ。この剣と、小刀を。ケレブサリオンとアインスィギルというのよ。この子達と一緒に数多の戦を乗り越えてきたわ。」
フィリシヴリンは優しい目をして丁寧な手つきで柄を撫でる。
「銀の英雄と聖なる小刀・・・。」
「ええ。アインスィギルの名前はオロフェア・・・貴方のお祖父様がつけたのよ。」
「・・・祖父、が。」
フィリシヴリンにとってはよく知った同胞であっても、レゴラスにとっては血の繋がった祖父とはいえ顔も知らぬ者。
フィリシヴリンは目を細めた。
「レゴラス。どちらが多く蜘蛛を狩れるか勝負しない?」
「いいよ。・・・僕が勝つから。」
「あら随分と自信がおありで。どうかしらね?貴方が勝ったら、貴方のお父様の昔話を聞かせてあげる。」
「父上の昔話?」
「スランドゥイルは古い知り合いなの。お祖父様の武勇を語ってもよくってよ?」
「貴女こそ随分と自信がおありなようで。」
「まあ、そう見えるかしら?」
そう微笑んでから、フィリシヴリンはスッと前を見た。
「お喋りもここまでね。」
「ああ。」
フィリシヴリンとレゴラスは顔を見合わせ、それぞれの得物を構えた。
(あれは、疑っているようだったな・・・。)
スランドゥイルは一人私室で物思いに耽っていた。
ーーーレゴラスにフィリシヴリンが蜘蛛狩りに行きたがっていると言ったところ、疑わしそうだった。
一人でここにたどり着いたのだ、相当の手練れということはそれでわかるだろうに。
彼女はどこか儚げな雰囲気を纏う華奢な美人だからそう思うのも無理もないだろうが。・・・彼女の戦いを見た瞬間、儚げなどという印象は遥か彼方に吹っ飛ぶが。
・・・彼女との交流で、成長する部分もあるだろう。
戦多き第一紀を戦い続けて駆け抜けたひとなのだ。学ぶことは多い。
何か、よい影響を受けるといいが・・・。
戦闘シーン苦手だからってずるずる引きずってまたもや先延ばしにする・・・私の悪い癖です。
誰夢にするか決めかねています。
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実は既婚者でした
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グロールフィンデルかギルドール夢
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レゴラス夢
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ボロミアとか人間お相手
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誰ともくっつかないでお友達関係維持