幻想の紅魔   作:エルナ

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火桜さん作


第1話 プロローグ

 さて、現在はコミケにいった帰り。

 いや~やっぱりコミケは混んでたなぁ。

 並ぶことさえも楽しみの一つになりかねない。

 イヤ、それは無いか。

 

 さて、今回は本当に豊作だった! 

 フランちゃん&レミリアのスカーレット姉妹の同人誌があるなんて! 

 しかも神作画で、ストーリーも面白い! 

 イヤー豊作豊作。早く家に帰って観賞しなければ!! 

 

 俺はそんなルンルン気分で家に帰っていた。

 それがいけなかった。

 

 信号が赤だったことに気がついていなかったのだ。

 まぁ、そこからは察しの通りだと思うが俺は車に敷かれて死んだ。

 

「俺が死んだ理由は解った。それで、ここは何処だ? そして、あんたは誰?」

 

 実は言うと死んだあの後何故か不思議な空間に居て、目の前にヨボヨボの爺さんが居た。

 

「いやはや、最近の若い奴はいかんのう、話を急かしすぎるわい。ここは転生の間。お主は見事に死んで転生する権利を掴み取ったのじゃ」

 

 ………………転生? 

 

 転生ってあの転生か!? 

 ラノベでの定番! あの異世界転生なのか!? 

 う、嘘だろ!? 

 

「どうした? 嫌かの?」

 

「…………なわけ」

 

「うん? 何だって? 最近少し耳が遠くてのぉ~

 聞こえずらいのじゃ。もう一回言ってみて?」

 

「嫌な訳が無いだろぉぉ!?」

 

 嫌な訳が無い!! 

 だって転生だぞ!? 異世界転生だぞ!? 

 オタクにとって嬉しく無いわけがあるか!? 

 否! 無い!! 

 

「ぶわっ! い、いきなり大声を出さんといてくれ。びっくりするじゃろ」

 

 何やら文句が言っているが声は聞こえない無視だ無視。

 

「はぁ、本当に最近の若い奴は。こちらもさっさと終わらせたい。早くするぞ。転生する際の要望とか無いかの? あるなら少し位なら聞いてやるぞ? 行きたい世界とかな」

 

 なん、だと? ま、まさか自分で行ける世界を選べるのか!? 

 それなら1択しか無いだろう? 俺の行きたい世界何て1つしかない!! 

 

「俺を、俺を! 東方projectのスカーレット姉妹の兄にしてくれ!!」

 

「ほう、東方projectのスカーレット姉妹の兄になりたいと。それにしても何故じゃ? 他にも沢山の世界があるじゃろう? しかもそこまでの設定を注ぎ込むとなるとチートは期待せん方が良いと思うぞ?」

 

「何故かって? それは愚問だよ爺さん。だって東方projectの世界に行ってスカーレット姉妹の兄に成ってみろ? 毎日フランちゃんやレミリアにお兄さまって呼ばれるんだぞ! 天国じゃないか! 

 これ以上に何を求めるものがあるというのだ!!」

 

 そう、東方projectの世界に行ってスカーレット姉妹にお兄さまと言われる。これが俺の念願の夢だったのだ。

 それがやっと叶うんだぞ? 最高過ぎかよ。

 死ねるぜ? 俺はな! 

 

「そ、そうか。わかった。ならお主を今から東方projectの世界へ転生させる。準備は良いか?」

 

「ちょ、ちょちょ、ちょっと、ま、待って! まだ心の準備が!」

 

 し、深呼吸だ。

 ふぅ、こ、これ夢とかドッキリじゃないよね!? 

 そうだったらマジで許さないからな! 

 

「それではいくぞ」

 

 え! も、もうなのか!? 

 

「それ!」

 

「ん? 何も起きないんだけど?」

 

「ほれ、下、下を見てみろ?」

 

 し、下? 

 そっと下を見てみる。そこにはポッカリと先が見えない大きな穴が…………穴!? 

 

「お、おい! これ! 落ち、ぎゃぁぁぁぁぁぁ!! 死ぬー!! お前マジで許さないからなぁ!! 

 いやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「さらばじゃ、年若き青年よ。たくましく生きるのじゃ」

 

 う、う~ん。無事に転生出来たのか? 

 とりあえずあのじいさんはあったらしばく。

 

 とりあえず目を開けたいんだけど? 

 あれ? 真っ暗? 何も見えない。

 な、何だこれ!? そ、そういえば周りも何も聞こえないし。

 体も動かせない!! 

 ななななんなんだこれは──!! 

 

「オギャ──!!」

 

 こうして、これが俺が産まれた日だった。

 

 

 数十年後

 

 

「あのときは大変だったのよー? 貴方ったらなかなか泣かないものだから死んでしまったものだとばかり」

 

「お母様その話はもう何度も聞きました。その事については俺が悪かったです。ですからもうその話は止めてください」

 

「俺?」

 

「う、ぼ、僕が悪かったです」

 

 この綺麗な金髪の女性は今世での俺の母だ。

 名前はアイチア・スカーレットだ。

 

 それはそれとして。やはり今世の母は厳しい。

 言葉使いが悪いと叱られてしまうのだ。他にはテーブルマナーや歩き方、その他もろもろ。

 貴族の嗜み? 吸血鬼のですか? 

 まぁ、スカーレット家だからなぁ。

 それでも、ちゃんと優しいし何てったって美人! 

 しかもたいそう大きな物をお持ちである。

 いやぁこんな美人を家の父は何処で捕まえてきたのやら。

 

 さて、そんなこんなで俺が産まれてから数十年。

 吸血鬼として産まれてから時が経つのが速く感じる。

 もう何年生きたのかさえも解らなくなってしまった。

 そんなことを気にしても仕方ないし、しょうがない。

 そんなことを思っていると後ろの方から優しげででも少し圧がある声が聞こえてくる。

 父かな? 

 

「ハハハ、君もそこまで矯正しなくても良いんじゃないか? 子供は伸び伸びと成長しないとね」

 

 やはり父のようだった。

 父もかなりのイケメンなのだ。

 父の名前はソギト・スカーレット。

 どういう意味合いなんだろうね。

 因みに黒髪だ。

 

 だがやはりイケメンには美人が付いてくるのだろうか? 

 そんなイケメン、美人の血を引き継いでいる性なのかは解らないが今世の俺はかなりの美形だ。

 髪の色は吸血鬼らしい? 紅色だ。

 因みに名前はクロフィ・スカーレットだ。

 格好いいだろ? 由来? さぁ? 両親に聞いてみなければ解らないな。

 

「はぁ、貴方がそんなだからクロフィがヤンチャするんでしょう! どうするの? この子は次期紅魔館の当主。ちゃんとした言葉使いが出来なくてはどうするのですか!! 痛ッ!」

 

「あぁあぁ、ほら、騒ぐからお腹の子の為にも今は安静にしてなさい」

 

 実は言うと母のお腹の中には二人目の子が居るのだ。

 お腹の中に居るのは恐らくレミリア・スカーレット。

 紅魔館のスカーレット姉妹の姉にあたる人物だ。

 

「そうだよお母様。今は安静にしないとね!」

 

 さて、これみよがしに少しストレスを発散してみる。

 

「お前は黙ってなさい」

 

 む、感じ取られてしまったか。

 どうやら父には隠し事が出来ないようだった。

 

「はーい」

 

 誠心誠意を込めて返事をする。

 嘘だ口だけだった。

 

「返事は伸ばさない! う、痛い」

 

 どうやら母には解らなかったようだが口調を注意されてしまった。

 

「大声を出しちゃいけないよ。ほら寝室で休もう」

 

「そうね、少し休ませてもらおうかしら」

 

 さて、レミリアは何時産まれるんだろうか? 

 やはり楽しみだ。

 何故って? 原作キャラだぞ? 

 でも、少しは親の心配はしようとは思う。

 

「お前も今日はもう遅い。子供は寝なさい」

 

 おっと、もうそんな時間か。

 確かにもう12時はまわってるな。

 

「はい、おやすみなさい」

 

 とりあえずおやすみの言葉を言い部屋を出る。

 まぁ、吸血鬼だから寝ないんだけどな。

 父に乗ってみる。

 

「あぁ、おやすみ」

 

 だから寝ないんだけど。

 父はボケてるのかな? 

 

「イヤ、ツッコんでくれよ」

 

「あ、ボケだったんですね」

 

 どうやらボケていたのではなくてボケをかましていたらしい。

 父にしては少し珍しい。

 

 その深夜。

 俺は結局寝た。

 レミリアやフラン達が産まれて幻想郷に行ったら夜行性では無くなるかもしれないからな。

 そのための練習なのだがこれが中々うまく行かない。

 なので寝る練習をしていたのだが俺は突然起きた。

 起きたというよりは起こされたの方が正しいかもしれない。

 突然真夜中に人の悲鳴が聞こえた。

 呻くようなそんな声だ。

 現在こんな悲鳴を叫ぶ人物は一人しかいない。

 母だ。

 このような呻き声が聞こえてきたということは、まさか産まれる? 

 

 俺は慌てて自分のベットから飛び降り部屋を出た。

 呻き声が聞こえる部屋の前まで何とか辿り着いたのだがそこに居たのは母ではなく父だった。

 

「父さま、はぁはぁ。お、お母様の様子は!」

 

「今が踏ん張り所だ。中には入るな」

 

 やはり出産には立ち会えないか。

 

 その後何秒、何分、何時間たったのか。

 吸血鬼になって時間の流れが速くなったと思っていたのだがそんなことは無かったようだ。

 

 一秒一秒が悠久の時間に感じられる。

 どれ程待ったのかは正確には解らないがやっと部屋の中から赤子の泣き声が聞こえてきた。

 

「と、父さま。う、産まれたよ!」

 

 俺は喜びが抑えきれずに父に叫ぶ。

 そして本当に産まれたのか他の人に確認するように。

 

「ふぅ、う、産まれたな」

 

 どうやら父も心配していたようで自然と胸を撫で下ろした。

 

 その後産まれた赤子には吸血鬼の象徴たるコウモリのような翼と鋭い八重歯が付いていた。

 紫色の髪色をした女の子に付けられた名前はやはりレミリア・スカーレットだった。




エルナ「皆様お読みいただきありがとうございます作者一号エルナです」

火桜「お読みいただきありがとうです。ということで作者2号の火桜です。ヨロシクです」

エルナ「この後書きではこの作品全体やその回ごとの裏話的なのを載せていきたいと思っております。
恐らく長くなると思いますので興味のない方は読み飛ばして頂いて結構です。
ではまずは私と火桜さんの出会いから。
まあ、これは簡単です。火桜さんの作品に私が感想を書き込んだことがきっかけですね。
あの時は結構きついこと書いてすみません火桜さん」

火桜「いえいえ、そんなことは無いですよ?
実際あの感想でどれほど救われたことか。
実際の私なんて狂喜乱舞でしたよ!
まぁ、そんなこんなで出会った訳ですが。
私はエルナさんの一人の読者としてエルナさんを知った訳ですが、エルナさんはどういう経緯で私を知ったのでしょうか?」

エルナ「私はノゲノラ作品を漁ってたら見つけた感じですね。
そして読んでみたら気になるところがいくつもあって好きな原作だったので長ったらしく長文で上から目線で書いてしまいました……
その上不快だったとも書いた記憶があります……
それなのに怒るどころか狂喜乱舞して頂けるとはなんて器の大きい人なんだ!と返信を読みながら思ってましたね」

火桜「私も同じ感じですね。
ノゲノラ作品を漁ってる時にって感じです。
でもここまで関わりを持てたのは多分Twitterでまた知り合ったからだと思います。
前々からエルナさんがTwitterをしてるのを気にはなっていて私もやりはじめたから多分コラボ作品を出すまでに至ったのだと思います。」

エルナ「同感ですね。
そして、この作品を書くことになったきっかけですがそれはtwitterの私の質問箱に送られてきた1つの質問でした。
それはハーメルンでコラボしないんですか〜といった質問でした。
私はそれに出来るものならしたいですがやってくれる人いますかねと返してツイートしたのですがそれに火桜さんがここに居ます!とリプをくれたのです。
そして、それからDMで話を進めていきました。
……あの、前から思ってたんですがこの質問くれたの火桜さんですか?
匿名で送れるので知りようがないんですけど」

火桜「さてさて、それはどうですかね?神のみぞ知るって所ですかね?
もし本当にそうだったら私が大分悪どい感じですね。
酷いマッチポンプだぜ!
というか一切この作品について話してないというね。」

エルナ「いいや話してるぜ、なんせこの作品の誕生を話してるんだからな( ๑•̀ω•́๑)
まあ、そんなこんなでこの作品を作ることが決まったのですが設定を煮詰めた後、まずは書きだめをすることにしました。
これは私の1年半程の物がきとしての経験で書きだめはした方がいいと思ったためです。
そして、記念すべき第1話を書いたのは火桜さん!感想をどうぞ!」

火桜「え、えぇ!?か、感想ですか?!
何だろう、やっぱり個人でする訳じゃないから何時もより頑張った感はありましたね。
あとは、作品の第1話なんて物を書くので緊張もしたりして、まぁ端的に言えば難しかった。ですかね!」

エルナ「驚くことなかれ皆様。なんとこの第1話2時間程で書き上げて下さいました!早すぎて少し焦ったレベル…。
この作品私が前に「思いつき置き場」というものに書きなぐった設定と火桜さんが考えていた設定を混ぜたものなんですがこの第1話に出てきている主人公は私が考えたキャラです^^;
火桜さんの主人公が出るのは数話先なんですがそれをたった2時間で書き上げてくださるとは思ってもいませんでした。
しかも内容も適当ではなく、キチンと書かれていてこの速度とクオリティを基準にされたら私にゃちょっと荷が重いですよとヘタレてしまいましたですはい」

火桜「そんなに褒めるなよぉ!照れるぜい。
そんなこと言ったらエルナさんだって時間をかけて何時も素晴らしいものを書いてくださるじゃないですか。
逆に私の方が荷が重いかと思いましたよ?
しかもここまで早く書けたのは1話目であることと、設定がキチンとしていたからだと思います。
他の時なんかは実際遅いですし。」

エルナ「お前それ書きだめ最後の話を書き上げるまでに要した時間を見ても言えるのか?
という話はその回の時とプライベートでするとして今回の後書きで語るべきことは以上となります。
とても長くなりましたが次回からはその回のお互いの感想とちょいちょいだけになると思うので多少はマシになると思います。それでは次回もお楽しみに!」

火桜「お楽しみに~!!」
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