碧き鉄のアルペジオ   作:Distortion

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えーと………
艦これもアルペジオもはまってしまったので、書いてみました。ボリュームはそれほどないですが、そこは勘弁してください(´・ω・`)

それでは、よろしくお願いします!


mile.1 邂逅

『ピッ ピピッ カチカチッ』

 

暗い部屋でPCとにらめっこ。

これが俺の基本的な生活だ。……ニート?いや、俺はちゃんと学校にも通っている。一人暮らしで束縛がないだけ。ちなみに今日は土曜日だ。

……ん、資材が切れた。仕方ない、休憩だな、飯でも買いに行くか。

 

俺はPCのディスプレイに表示されている艦隊戦ゲームを閉じ、コンビニまで出かける準備をした。

ここからコンビニまでは少し歩かないといけない。

今は冬だからな、ちゃんと服を着ないとその程度の距離でも凍えてしまう。

 

外へ出ると、案の定冷たい空気が襲いかかってきた。

「おお寒い寒い、ぱぱっと行って帰って来よう。」

 

歩き出すと、なにやら港の方向が騒がしくなってきたことに気づいた。……どうやら、また沖に船を出すようだ。

………20xx年、突如現れた"霧の艦隊"。

WW2の船舶を模したその艦隊にはどういうわけか既存の兵器は効果がなく、人類は制海権をほとんど失ってしまった。さらに、各国間の通信はジャミングされているため、協力して反撃にうつるといったことも封じられている。

これが現状。いくら船を出しても、少ししたらすぐに撃沈されてしまう。これじゃ……

 

そんなことを考えている間に沖では"霧"の艦と海軍のフリゲート艦が戦闘を繰り広げていた。

「しまった、退避の警報を聞き逃した!」

 

慌てて自宅へ転進しようとした、その時………

 

『ドガーーン!』「ぐあぁ……」

 

霧の艦が放った砲撃の流れ弾が近くに着弾、爆風で俺は港方面へ吹き飛ばされ、そのまま意識を失った。

 

 

 

「う………」

ふと意識が戻る。なんとか生きてるみたいだ。九死に一生とはこのことだな。

「お、目覚めたようじゃな。」

バッ、と声の主の方へ目を向ける。そこにいたのは、黒髪ツインテールの少女だった。

 

「あんたは…誰だ?…なんで避難…してないんだよ?」

「なんでと言われてもな………」

「どういうことだよ、警報は聞こえてただろ?」

「聞こえてはおったが、そんなものは関係無いのじゃ。……さて、本題に入ろうかの。我輩の名は"トネ"。霧の重巡洋艦じゃ。」

「おい、霧の重巡洋艦って………」

「最後まで聞け。……我輩はそこらの霧とは少し違った存在でな、アドミラリティコードより、海上封鎖の命を下されておらん。代わりに、とある命令が下されておる。」

「一体どんな………?」

「それは、"最初に遭遇した人類を艦長として座乗させ、以降艦長の助けとなること"じゃ。」

「はぁ………」

「つまり、これから貴殿は我輩の艦長となるのじゃ!」

「…………え?」

「なんじゃ、飲み込みが遅いのぅ。もしかして、聞いておらなんだか?」

「いや、話はちゃんと聞いてたけど……突拍子なさ過ぎて、処理が追い付かないっていうか………」

「そうか。まぁ無理もないかの。ならば、最後に一つ問おう。………貴殿は、何を"望む"のじゃ?」

「俺は…………」

これまで過ごしてきた人生を振り返る。

普通に学校へ通い、帰ればゲーム漬け。親孝行などはしたこともなく、今では霧の艦隊の出現で未来も暗くなっている。このまま陸でのうのうと過ごしていていいのだろうか?そんなことでは何も変えられず、又努力もしない自分が残るだけなんじゃないだろうか。

今がチャンスなんだろう。これまでの自分から成長し、人のために、自分のために何かをできるようになれるのは。

 

「俺は、"今"を変えたい。自分を、周囲を、……世界を。……だから、俺に協力してくれ、"トネ"。」

「あいわかった。貴殿の気持ち、しかと確認した。ならば我輩も全力で貴殿の力となろう!」

 

そう言って"トネ"は手を振り上げた。その直後、海中から旧大日本帝国海軍の重巡洋艦"利根"を模した巨大な艦船が大きな水しぶきを上げて浮上した。

 

「そういえば、貴殿の名を聞いてなかったな。これからパートナーとも言える関係なのじゃ、教えてもらえぬか?」

「俺は、響音黎人。よろしく頼む。」

「うむ。それでは、現時刻をもって、霧の艦艇"トネ"の艦長を響音黎人と設定する。………響音艦長、乗船願う。」

"トネ"の艦橋部分へつながる光の階段をのぼり、管制室へ。中に入ると、高度なコンピューターやモニター、電子機器、計量器などがずらりと並んでいた。

気がつくと、トネはすでに艦長席の近くに立っており、準備万端、といった様子だった。

 

「ところでさ、トネ、今さらだけど俺のやってたゲームにトネとほとんど一緒なキャラがいるんだけど……関係あんの?」

「気のせいじゃ。我輩のメンタルモデルがこのような容姿、特徴を形成したのは全くの偶然だと思うぞ?」

「そう、か………。あとさ、俺にもなんか手伝えることある?ずっとPCに張り付いたりしてたから、タイピングとかには少し自信あるんだよね。」

「ほう、ならば黎人用に大まかな指揮系統と戦略ウィンドウを搭載したホログラムを出せるようにしておこう。本当なら我輩だけでそこそこ動けるのじゃが、人間の力、見せてもらうとしようかの。」

 

数秒すると俺の眼前にホログラムウィンドウが展開した。おお、これはすごい………!

 

「さて、発進準備完了じゃ。艦長、出撃命令を。」

「よし…………重巡洋艦"トネ"、出撃!」

「了解、機関出力上昇、巡航速度にて航行を開始するぞ!」

 

こうして、しがない一般人の俺は今を変えるための戦いに身を投じることとなった。




とりあえず霧の重巡トネの装備を決めときます。
あとがきはその下に書きます。

ーーー霧の重巡洋艦"トネ"ーーー
モデル艦艇……帝国海軍利根型重巡洋艦「利根」
装備
20.3cm連装砲4基(荷電粒子,徹甲弾共に使用可)
12.7cm連装高角砲4基(使用弾種は主砲に準ずる)
25mm連装機銃6基(実弾のみ)
13mm連装機銃2基(実弾のみ)
61cm3連装魚雷発射管(侵食魚雷,通常魚雷使用可)
射出カタパルト2基
索敵,演算補助ユニット12機(最高同時展開機数6)
多目的ミサイルVLS72基
超重力砲(重巡洋艦規格)
カラーリング……碧。(緑寄り)
メンタルモデル……オンラインゲーム「艦これ」における"利根"とほとんど同じ

索敵,演算補助ユニット、というのがタグにある独自の装備です。 このユニットは、射出後に母艦の周囲を浮遊し、母艦の演算力,索敵範囲をブーストする能力を持ちます。
史実の利根型は航空機運用に長けた巡洋艦だったので、それを活かすために導入してみました。

こっからあとがきーーーーーーー

はいどうも~(´・ω・`)
第1話が終了ですね。第2話も頑張って書こうとは思ってます。感想とか欲しいです。私が死なない程度にお願いします。
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