碧き鉄のアルペジオ   作:Distortion

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どうもです。

一応週一ではありますが、どうもお待たせしちゃった感じですね。

あと、題はこんなんですけど別にバトル回じゃないです。悪しからず(  ̄▽ ̄)


mile.10 初見殺し

ーー 横須賀海軍基地・執務室 ーー

 

「よくやってくれた、試製白鯨から得られたデータを元に、白鯨を完成させる………更なる希望が持てることだろう。これが報酬の明細だ。いつも通り主計課で申請してくれ。」

 

「お世話さまです。……それじゃ、補給を済ませたらまた出港しますね。」

 

「せっかく急ぎの依頼がないんだ、市街地でゆっくりするつもりは無いのかね?」

 

「一人で行ってもアレですし……それに、我々は霧に認識されているであろう艦です。あまり居座るとこの基地が攻撃に晒されるかもですよ?」

 

「………なるほど、なら止める理由は無い。もとより君は自由だったな。」

 

「察してもらえてよかったです。それでは。」

 

上陰の執務室を出たところで、一息つく。声には出せないが……あの人相手だとあまり砕けた話ができない。俺みたいなのが苦手とする場の空気だよな。

さてさて、用も終わったしトネのとこに戻るか。

 

ーー 同・地下ドック ーー

 

せわしなく動く整備士達の間を縫って歩くこと数分。ようやくトネの待つドックへたどり着いた。

 

「ただいま~……で、どうだ?トネ。人間の手によるメンテも慣れてきたんじゃないか?」

 

「まぁ、ぼちぼちといったところじゃ。我輩にとっては、自分の体を知らぬ人間にいじくられている状態じゃからの。」

 

「なにそれエr」

 

「言わせぬぞ。」

 

俺の場を和ますジョークはピシャリとシャットアウトされてしまった。さすがメンタルモデル、といったところか。

 

「そういえば、ことづてを頼まれておるのじゃ。危うくいい損ねるところじゃった。」

 

「なになに?誰からだよ?」

 

「急くな。……それが、イ401からのものでな。概念通信で千早群像の言葉であろう内容をえんえんと聞かされておった。」

 

「へぇ………なんて?」

 

「出港の際、イ401のクルーを連れていって欲しいらしい。その後は沖でイ401と合流、クルーを引き渡す。…簡単に言うとこんなところじゃろうな。」

 

「それ、俺らに頼む理由は?」

 

「我輩達と違い、あやつらはお尋ね者のようじゃな。あまり迂闊に動けないのかもしれぬ。」

 

「ふーん……よしわかった。その話に乗ろう。今のうちに貸し作るいい機会だし、まぁクルーの紹介もしてくれるだろう。……てか、あいつ恐ろしい程用意周到だな。」

 

……まぁ、そんなこんなでトネと俺は横須賀のある場所へ向かうことになったのだった。

 

ーー 横須賀・海岸 ーー

 

「ここらへんでいいのか?」

 

「そのようじゃな、生体反応を3つ確認した。……岸に寄せるぞ。」

 

……闇夜に3つの人影がうっすら見える。………なんかビビってない?

 

「さて、一回降りようか。401と合流するまでとはいえ、立派なお客さんだからな。」

 

「うむ。地上へのクラインフィールドを形成する。」

 

降りた時に一番目についた存在……それは謎のマスクを装着した奴だった。……なんだよアレなんかのボスだよ何してくるかわかんねーよ初見殺しだよ。

 

「おおぅ、誰か降りて来やがった。」

 

「二人見えますが……生体反応は1つのようですね。片方が世に言う霧のメンタルモデルというモノでしょうか。」

 

「それって前群像に会いに来たあのカワイイ子みたいなのってこと?」

 

「恐らくは。」

 

「マジかよ!?それちょっと楽しみだわ!」

 

………なんか盛り上がってるし。

 

「……盛り上がってるとこ悪いけど、とりあえずあんたら3人が千早群像の言うイ401のクルーでいいのか?」

 

「ええ。」

 

「まぁ、艦に乗ってくれ。話はそれからするよ。」

 

ーー トネ艦内 ーー

 

「じゃあ、かるーく自己紹介といくか。俺はこの艦の艦長、響音黎人。短い間だがよろしく。」

 

「我輩は霧の重巡洋艦トネ。そのメンタルモデルじゃ。」

 

「私は織部僧と言います。このマスクはアレルギー対策なので、そこもよろしくお願いいたします。」

 

なるほど………いや気になるわ。

 

「私は四月一日いおり。"四月一日"って書いて"わたぬき"って読むから、間違えないでね~。」

 

こんなとこにも初見殺しが。

 

「あのカワイこちゃんもよかったがこっちもなかなか……」

 

「杏兵!」

 

「いてっ!?………ああ、俺は橿原杏兵。砲雷なら俺の領分だぜ!」

 

やっぱこいつも一癖あるんだな。………ん?

 

「それって、ハイソニックミクちゃんのロゴ入りTシャツじゃねーの?」

 

「おっ?わかっちゃうか?いいだろー。抽選でたった数百人にしか配られない特別な逸品だぜ?」

 

「俺もハイソニックミクちゃん好きなんだよな~。それめっちゃ羨ましいわー………ああ、トネ。巡航速度で航行。401との合流地点に向かってくれ。……それでさ~…………」

 

「はぁ。了解したのじゃ。」

 

結局その後は杏兵とハイソニックミクちゃんについて語り明かした。401との合流時に目にクマができていたことは言う必要の無いことだろう。




今回もお付き合いいただきありがとうございました。

今回はギャグ成分に振ってみました。まだまだですね。

それはそうと、2/14の艦これアプデ、新しいシステムらしいですね。ついにケッコンカッコカリですかね?楽しみです。


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