碧き鉄のアルペジオ   作:Distortion

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お待たせしました!

だんだん更新ペース落ちて、今は週一に収まってる感じですね。これ以上落ちないよう尽力しようと思います。

それでは、本編をどうぞ。(  ̄▽ ̄)


mile.6 嵐の中から

ーー 八丈島西方海域 ーー

 

「進路を南へ!高角砲、機銃での迎撃を用意!ミサイルを主として応戦する!」

 

「了解!……じゃが、南に向かってどうするつもりじゃ?横須賀は北。真逆ではないか。」

 

「そこら辺は俺に考えがある。機関を酷使するから、備えておいてくれ。……大丈夫、たぶんいける。」

 

「ならよいが…………まもなく想定交戦距離、追い付かれる、次の指示を頼む。」

 

「おう。…1~72番全てのVLSに迎撃用ミサイル装填、次弾の高速装填も用意!高角砲、機銃を後方に向け、対空射撃、牽制射撃用意!時が来るまで耐えるんだ!」

 

「了解!……む。黎人、少し席を外す。どうやら向こうから呼び出しの様じゃ。」

 

「……大丈夫なのか?」

 

「うむ。席を外すといっても、リソースを少し割くだけじゃからな。艦船の運用には差し障りは無い。行ってくるぞ。」

 

ーー 概念伝達空間 ーー

 

トネが空間にログインした時、タカオは既に椅子に座って待っていた。

 

「一体何の用じゃ?」

 

「気になってたのよ。アンタ、霧の艦艇でしょ?なんでこんなことしてんのよ?アドミラリティコードにそんな命令は無かったと思うけど。」

 

「残念ながら、我輩には海上封鎖の命令なぞ下されておらぬ。我輩が従っておるのはアドミラリティコードではなく、我輩の艦長じゃ。」

 

「はぁ!?もしかして、艦に人間を乗せてるの!?………あり得ないわ。」

 

「それが我輩への命令じゃ。もういいじゃろう、艦長を待たせておる。これ以上はまた次の時じゃ。………次があれば、じゃがな。」

 

そう言い残し、トネはその場から姿を消した。

 

「………明らかに異質な存在ね。私達霧にも、何か異変が訪れようとしてるのかしら。」

 

ーー 重巡"トネ"艦内,指令管制室 ーー

 

「ふぅ。」

 

「おっ、戻ったか。……どうだった?」

 

「どうと言われてもの……もうすぐタカオが攻撃してくる。しっかり気を張っておくのじゃ。」

 

「そうか………よし、やるか!トネ、左180°サイドキックの準備!タカオが隙を見せたら発動、そのまま機関緊急出力で高速離脱する!」

 

「なるほど。ようやく意図をみせおったな。もちろん了解じゃ。」

 

「タカオの様子は?」

 

「タカオから、多数のミサイルを検知!総数78、内タナトニウム反応16!」

 

「迎撃ミサイル全弾発射!侵食弾を最優先で迎撃!並行して高角砲、機銃による対空射撃を開始せよ!」

 

迫り来るミサイル群と、迎え撃つミサイル群が衝突する。空中爆発する侵食弾、炸裂する高角砲弾、その様子はまさにカーニバルだった。

 

しかし、全てを撃ち落とすには至らなかった。複数のミサイルがこちらに向かってくる。また、迎撃しようのない砲撃はそのままこちらに命中する。

 

「ミサイル、砲弾がクラインフィールドに直撃したぞ!稼働率は現在32%なのじゃ!」

 

「くっ……。まだだ!対空砲火を密に!クラインフィールドを維持しろ!」

 

ーー 重巡"タカオ"艦橋上 ーー

 

「霧の重巡洋艦なだけあるわね………ここは一気に片付けるわ、……超重力砲、エンゲージ!」

 

ーー "トネ"指令管制室 ーー

 

「タカオに重力子反応!超重力砲のチャージを始めたようじゃ!」

 

「よしきた!サイドキックを10秒後に発動する!捕まるなよ!」

 

「サイドキック了解!衝撃に備えるのじゃ!」

 

「4,3,2,1…サイドキック、艦首左180°回頭!機関緊急出力、最大船速で駆け抜けろ!」

 

艦首右側、艦尾左側にブースターを点火したトネは、艦船とは考えられないほどの早さで方向転換していく。

 

……超重力砲展開。これが俺の待っていた、"隙"というやつだ。絶大な威力を誇る超重力砲だが、展開すると収納にちょっとした時間がかかる。

もちろん、そこに膨大な演算リソースを使うから、他の動きは比較的緩慢になる。この時に一気に離れてしまえば、潜伏の時間ぐらい余裕でとれるはず。そう考えたのだ。

結果的にこの考えは的中した。すれ違った後にタカオの様子を確認したが、さすがに動きがもたついているようだった。

 

ーー "タカオ" 艦橋上 ーー

 

トネが海域から離脱し、タカオ自身も戦闘体制を解除して警戒体制に移行。タカオはトネの駆け抜けた方向を見つめていた。

 

「まさか、私から逃げきるなんてね。重巡"トネ"とその艦長、か…… 人間を乗せるなんて、荷物を増やすだけと思ってたんだけどな…………」

 

一人呟き、自分の持ち場である名古屋湾へ向かおうとしたその時、ある艦から通信が入った。

 

「あら、ヒュウガじゃない。何の用?」

 

「第二巡航艦隊で通達したいことがあんのよ。とりあえず、概念伝達空間まで来なさい。細かいことはそこで話すわ。」

 

「あら、奇遇ね。さっき私からも言っとかないといけないことができたわ。」

 

「ふーん。……それはそうと、あなたなんでそんなとこにいるの?そこは名古屋じゃないわよ?」

 

「それぐらいわかってるわよ!」

 




タカオ不完全燃焼。う~ん(´-ω-`)

描写が難しいですねぇ。他の作者さんのssを読んで勉強しましょうかね。

今回は特に報告する鎮守府事情は無いですかね。
矢矧さんが桜ホロになったぐらいです。
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