今回は会話が多いですが堪忍してくださいませ。
あっ、いつもだ。←
それでは、本編に入ります。
ーー 概念伝達空間 ーー
タカオが空間にログインしたとき、もう既にいくつものメンタルモデルが集っていた。
そう、東洋方面第二巡航艦隊の殆どの主力艦達がヒュウガによって召集をかけられたのだ。
「タカオも来たことだし、そろそろ伝達事項を説明するわね。………今から二時間程前、横須賀海軍基地からイ401が出港したそうよ。これを発見したのは、ちょうど付近で諜報活動を行っていたイ400,及びイ402。これを受けて、総旗艦艦隊から私達にイ401捜索の命が降りたわ。それと、最近日本近海で何隻かの霧の艦が撃沈されているわ。これの調査もぼちぼち始めていくわよ。」
「二つ目について、私からも伝えておく事があるわ!」
「そういえばそうだったわね。じゃあ、説明してちょうだい。」
「40分程前に、その艦と一戦交えたの。艦種は重巡洋艦、艦型は利根型を模したものだった。最近この世界に来たようで、アドミラリティコードに縛られていなかったの。そのせいか、人間を乗せて艦長にするなんていう私達霧には無かった行動を取っているわ。」
「なるほどね……それじゃ、タカオ,アタゴ,チョウカイはいつもの持ち場で哨戒。キリシマ,ハルナは日本近海を哨戒。私とイセは小笠原沖で待機、各艦を管制。発見報告を確認次第向かうわ。何か質問は?………無いわね。それじゃ、解散!」
ーー 横須賀海軍基地 ーー
あれから基地に帰投。
現在俺とトネは上陰の待つ執務室へ向かっている。
目的は言わずもがな、今回の伊豆諸島調査の報告と、報酬の受け取りだ。
「……さっきから思ってたんだけど、なんかあわただしくないか?」
「そのようじゃな。何か問題が起きたのじゃろうか。」
「ぜひとも聞かせてもらわねーとな。……おっ、ここか。」
ノックすると、「入りたまえ。」と声が返ってきたので、扉を開けて入室する。上陰の机には書類が置かれている。何かあったのは明白だな。
「座ったままで悪いが、なにぶん忙しくてね。こっちに来て報告してくれ。」
「……何があったのか後で聞かせてもらいますよ。トネ、報告を頼む。」
「伊豆諸島の各地に駐屯していた護衛艦は全て撃沈されておった。航空機も自衛隊、民間問わず壊滅的な被害を受け、島の外への連絡が不可能になり、孤立しておる。」
「………やはり、大きな被害を受けていたか。報告はそれで終わりか?」
「ええ。」
「そうか。ならこれで依頼は完了だ。これを主計課に提出してくれれば報酬を受け取れる。…それと、帰ってきたばかりで申し訳ないが、新しい依頼がある。受けてくれるなら現在のこの基地の事情も説明しよう。」
「わかりました。それなら、事情を聞かせてもらいます。」
「……君達が調査に向かっていた昨晩、この基地で保管していた"とある艦"が持ち逃げされてね。無理やり出ていったものだから、ドックが激しい損傷を受けてしまった。あわただしいのはその影響だ。」
「なるほど、そんなことが………依頼も、それに関係のあるものなんですか?」
「ああ。君たちに頼みたいのは、その"とある艦"の捜索だ。……とはいっても、逃走から時間もたっているし、目標が目標だ、今回の依頼は成否を問わない。」
「何か詳しい情報は無いんですか?」
「ここに資料がある、私が簡単に説明しよう。……まず目標だが、2年前に鹵獲、保管していた霧の潜水艦"イ401"だ。」
「霧の潜水艦……なんで今まで使わなかったんですか?」
「2年前にふらっとここに航行してきたのを鹵獲したんだが、我々の技術では解析不能、さらにこちらへの航行を最後に、以降イ401が起動することは無かった。………さて、話を戻そう。もう1つの目標がこの人物だ。」
そう言って上陰は写真を資料の上に出した。
「誰です?これ。」
「彼の名は千早群像。海洋技術総合学院の生徒だったが、イ401の出港と同タイミングで失踪している。おそらく、イ401に乗っているのだろう。千早群像は、我々の間で有名な千早翔像の息子でね、戦術家としての才能を受け継いでいるとすると厄介なことになる。成績も学年次席だった。」
「学年次席………それって相当頭いいじゃないですか。」
「そうなるな。……説明は以上だ。捜索期間は2日。それ以上は捕捉困難と見なし、捜索を打ち切って帰投してくれ。痛手だが、諦めざるを得ないだろう。それと、説明した内容、資料は全て機密事項だ。取り扱いに気を付けるように。」
「了解です。それでは、失礼しました。……トネ、行こう。」
二人が退室した後、上陰は椅子を回転させながら考え事をしていた。
「イ401の起動とトネの出現。……時代は変わりつつある。このチャンスを逃してはならない。私は私のやり方で人類の復興を目指す。」
今回もお付き合いいただきありがとうございました!
そろそろアニメ登場キャラの出演が増えてくると思います。
さて、俺提督はまた懲りずに大型回しました。
結果、うちの鎮守府に長門3隻、陸奥3隻という収集つかない状況に。もうどうしようもありません。