「ふー、やっと着いた。」
俺は4日間の飛行船の旅を終えてパドキア共和国のククルーマウンテンの麓の町にたどり着いた。ここから、ゾルディック家の家の門までの観光ツアーがあるらしいが行くのはやめておく。どうせハンター試験で会うことになるし。
「それにしても綺麗な町だな。ゾルディック家の近くだし危ない感じの町と思ってた。」
町を見回すとオレンジ色の屋根が広がっている。まるでヨーロッパの街並みみたいだ。
「いや、ゾルディックの家の近くだからかな?でも、ガラが悪いのも何人かいるな。念も使えるみたい出しゾルディックに挑みに来たのかな?馬鹿だなぁ。」
念を使えるって言っても基礎を学んだぐらいだな。多分原作通りペットのミケにやられるだろ。ご愁傷様。と思っていたら、裏通りから悲鳴が聞こえて来た。まさかなと思って見に行く。
「なんともまぁ、何の捻りもないテンプレ展開だな。取り敢えず助けるか!」
そこには、先程見たガラの悪い二人組が若い女性に絡んでいた。といってもこの展開は初めてではない。この手の輩はこの世界にはよくいるのだ。ちなみにこれが恋の始まりになどならない。最初の頃は期待した。このベタな感じで相手と恋が始まるのでは無いかと。だがもう俺は期待しない。決してだ!
俺は気配を絶で消してない手の背後に近づき相手の頭を掴んだ。
「おい、そこまでにしとけ。」
「なっなんだお前!関係ないだろうが離せ!」
「いやお前関係なくても悲鳴が聞こえたら助けに来るだろ。」
「おい、俺の相棒を離せ!」
「おいおい、やめとけって!その拙い纏で挑むつもりか?」
「うるせーっ!」
「まったく、はぁー。」
溜息とともに振り下ろされた剣ん左手で掴んで砕き、右手に掴んでいた男を投げつけ二人纏めて吹き飛ばした。二人共気を失ったみたいでピクリとも動かない。丁度いいのでもう一つの懸案事項を片付けることにする。
「そこの角にいる奴出てこい!さっきからちょいちょい殺気が漏れてるぞ!俺がやらなかったら殺すつもりだったろ!」
実は俺が出て行く直前にかなり強い殺気が出ていたのだ。
「へー、気づいてないと思った。」
そういいながら出て来たのは銀髪のスケボーを持った少年だった。というかどっからどう見てもキルアである。遭遇するとは思わなかった。殺気を感じた時から変な予感はしてたけど。
「あんた、かなり強いね。隙が全然ない。」
「ふー、俺はサーボだ。君は?君もかなり強いだろう?というかその歳でその殺気、ゾルディックか?」
いくら相手の事を知っていても初対面なので不自然にならないように名前を聞いておく。
「おー、よくわかったね。俺は、キルア。キルア=ゾルディックだ。」
「で、キルアはこんな所で何やってるんだ?」
「ちょっと家出中かな?んで暇だしハンター試験でも受けようと思ってザバン市に行くために飛行船乗り場に向かってたらさっきのを見つけてさ。」
「.......見つけても殺そうとするなよ。」
「いやー、ちょっと家の事でイライラしててさ!ついね。それにどうせ家に来て死ぬだろうし。」
「.....まぁいいや。ハンター試験受けるなら俺と来るか?俺もハンター試験受けに行く所だし。」
「おっマジで?場所がザバン市しか書いてなくて詳しい所わからなかったんだよね。そういえば、サーボは何でこんな所いんの?」
「俺はナビゲーターの所に向かってたんだ。」
「ナビゲーター?なにそれ?」
「まぁ、詳しいことはメシでも食いながら話そう。昼時だし、腹減った。」
「じゃあそうしようぜ。」
そう言って俺たちは飯屋を探して歩き出した。気絶した、二人は放置である。多分そのうち誰か来るだろうし、その人に任せよう。
ちなみに事の発端の女性はかなり始めのあたりで居なくなっている。自分で警察を呼びに行っていると思いたい。
最近、ハンター×ハンターの初代OPのおはよう。にはまってます。
あの歌いいですよね!