幽々の空、灰暮れに   作:ルイベ

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38.死臭香る森

 

 

「な、なななな」

 

 

どうも、コーリスだ。

今おかしな現象に遭遇した。

 

…犬が、喋ったんだ。

敬語で、しかもいい声で。

 

でも…かわいい。

デカさと微妙な筋肉質を除けば、垂れ下がった頬が愛らしさを強調している。万人に媚びるような可愛さでは無く、のペーっとした雰囲気の犬だ。

 

 

「貴方がコーリス殿ですね。詳細はヴァジュラ様から聞いていました」

 

「あ、ああ」

 

「バジュラ様はやんちゃでしょう。苦労お察しいたします」

 

 

やんちゃどころの話では無いが、それよりも犬だ。

犬型の星晶獣と言われる方が納得できる。

 

よく見れば小犬が2匹ほど背中に乗っていた。こっちは普通の犬だな…。

そして何度も言うが、かわいい。

 

 

「ナガルシャ…だったな?」

 

「はい」

 

「この家ではどういった立場なんだ」

 

「闘神ヴァジュラ様にお仕えする戦犬、という立場になりますね。あとは背中の彼等の面倒を見るくらいです」

 

「せ、戦犬…?」

 

「戌の十二神将は犬と共に戦うのが本来の作法なのですよ」

 

 

戦えるのか。

だとしたら…ヴァジュラだけでもあんなに強いのに、本領は犬のサポートが乗るという事になる。

 

十二神将の中でも武闘派ということが身に染みるな。

かわいい。

 

「…コーリス殿?」

 

「なんでもない」

 

 

これは憶測だ。

いや、確信に近い。確信は革新へと変わり、更なる核心へと迫る──何言ってんだ俺。

 

ともかく…。

犬神宮に分かりやすく犬がいるなら、他の神社はそれぞれの動物がいるのか?

羊とか鼠も…いやでもサンチラの近くに馬はいなかったな。会わなかっただけか?

 

…蛇も?辰も?

うん…それは少し独特だな。犬がいいな、犬。

ここに来てよかった。

 

「それより…バジュラの事なんだが」

 

「はい」

 

「何か秘密があるのか?」

 

「人間誰しも隠し事がありましょう」

 

「絶対に触れてはいけない事は?」

 

「あります」

 

「分かった。もう聞かん」

 

「助かります」

 

 

バジュラの地雷は既におおよその予測がついた。

考えたくない事だが。

 

 

 

──バジュラは老いている。

年を取ることでは無い。あくまで、体の機能が劣化していくという事だ。

現時点では、それが考えられるが…あの動きが出来ているのに老化というのも腑に落ちない。

 

だから、拙い推測だと考える。

老化による白髪を気にしているのならそもそも髪を染めたりして対策する筈だ。俺が踏んだ地雷はもっと別のものかもしれない。

 

更に周囲の人間の対応も考えると──いや、それはないか。

そんな事はあってはならない。

 

 

「『最後…そんな気がする』と、バジュラは言っていた」

 

「コーリス殿、背後にご注意を」

 

「脅しか」

 

「いえ、本当に」

 

「む──?」

 

「私の主がおりますゆえに」

 

 

声を出す前に後ろを向こうとすれば、既に肩を触られ。

細く、白い手が見えた。

 

 

「ヴァジュラ………!」

 

「うぷ………最悪の気分です。まさか姉さんがあそこまで………」

 

「…お前ら、俺をハメたか」

 

「害するつもりはありません。私は主様の言いつけ通り、コーリス殿と面識を持とうとしただけなのですから」

 

「う、お………ぇ………はい。大事な話です。父も姉も皆知りません。十二神将としての私の判断です」

 

「おい今少し出さなかったか?何とは言わんが今オエって言ったよな」

 

「も、もう平気です……出るものがありませんから」

 

「それでいいのか神将……」

 

 

口を抑えつつも視線を逸らさないヴァジュラは、どうやら俺を逃すつもりがないようだ。

ゾーイがこの場所の安全性を理解した上で姿をけしたというのなら、まさしくタイミングが悪いという事になる。

 

隠されていたこの家の狂気が、俺が一人になってから現れたのだから。

その事実に鬱憤とした心情が溢れ出す。

 

 

「…信じすぎたか」

 

気付けば、そんな事を言ってしまった。

 

 

「え?」

 

「何でもない。それより話を」

 

「あ……はい。ですが聞かれて欲しくはないので後に時刻と場所を指定して伝えますね」

 

「分かった」

 

 

必要な情報を貰ったのでここに用はない。ヴァジュラの元から立ち去り、外へ出た。

 

 

「………」

 

 

 

俺は、あの空戦の後に恵まれすぎていたのかもしれない。

サテュロス様やナタク様は純粋に空の民を好んでいるし、レイだって俺の事を心配してくれていたのは心から感じた。リュミエールの皆は俺を送り出してくれた。

 

だからか……犬神宮の人達が純粋なのだと、そう思っていた。だが、もうやめる。

別に悪人とは思っていないが、俺が気を許すべきではない人種だ。

 

 

「は…すぐこれだ」

 

 

外に出れば監視の目が3人分。

俺がバジュラに接触するのがそんなに重要か?

 

 

「…不愉快至極」

 

 

逃げ出す事も、考えておこう。

 

 

 

 

─────────────

 

 

 

──午後20時、本殿前。

 

 

「…人は、いませんね」

 

 

指定された時刻に約束の場所を訪れ、既にその場にいたヴァジュラは周囲を、確認する。

その動きに芝居がかっている物は感じなかったが、俺はつい聞いてしまった。

 

 

「お前がいる時は監視が外れるのか?」

 

「…どういう事ですか」

 

「俺が外にいる時は常に監視する人間が3人いた。だが、ヴァジュラがいる時は誰一人として俺を見ない。神宮の外の村にまで普段なら監視が及んでいる筈なのに」

 

「……………なんですか、それ?」

 

「知らなかった、のか?」

 

「私は何も指示していません……まさか、父さんが…」

 

 

俺の言葉を聞くと、ヴァジュラは驚いた様子を見せ、次第にその表情を怒りへと変貌させていった。

同じく側にいるナガルシャも眉をひそめる。

 

 

「主様。どうやら家主様はバジュラ様とコーリス殿を未だに関わらせるご様子」

 

「…ナガルシャ、周りに誰かいる?」

 

「誰一人として」

 

「それも態と、という訳ですね。分かりました、取り敢えず着いてきて下さい。私以外入れない祠に行きます」

 

 

本殿の奥に位置する森、そこには十二神将であるヴァジュラのみが近づける祠があるらしいのだ。

ただ、祠自体には本人であっても入れない。

 

ナガルシャが鼻を効かせながら周囲を警戒する。

 

 

「…コーリス様」

 

 

数秒して、ヴァジュラが口を開いた。

 

 

「此度のご無礼、姉に変わって改めて──」

 

「大丈夫だ。それよりも俺がこれからすべき事を教えてくれ」

 

「………逃げて下さい」

 

「…何?」

 

「この島から、逃げて下さい」

 

 

…どういう事だ?

よりによって、何故ヴァジュラがそんな事を。

 

 

「姉さんは、コーリス様に対し異常な執着心を持っています」

 

「……」

 

 

確かに、バジュラが父に懇願していた時の言葉は『コーリスだけはどうか』だったな。

会って数日の男に何を思ったのか。

 

 

「…かつて姉さんは、何もかも満ち足りた人間でした」

 

「人生に満足していたと?」

 

「正確には、今ある幸せが最上の物だったのです。ですが…コーリス様と出会い、満足の先に物足りなさを覚えてしまった」

 

「…人との出会いに飢えていただけでは無いだろう?」

 

「はい。姉さんの秘密についてお話します」

 

 

話すだけでも辛いのか、ヴァジュラは一呼吸置いて、ゆっくりと言葉を紡ごうと試みた。

 

 

「姉さんはじゅ─────」

 

「悲しいなぁ、ヴァジュラ」

 

 

 

────────。

 

 

 

「えっ」

 

「まさか我から………」

 

「ねぇさ、ん」

 

「奪おうなどと」

 

 

迷いは無かった。

 

 

 

退()け!!!!!」

 

 

流石神将というべきか、声に即座に反応したヴァジュラとナガルシャが後方に飛んだのを確認して、俺は剣を地面に突き刺した。

 

魔力を地面に流し炸裂させる──ゾーイの得意技。

 

「ガンマレイ!!!」

 

 

バジュラの足元から現れる蒼い光は、高密度の魔力だが、人を確実に殺すだけの威力は無い。

ましてや属性のない俺の魔力は、エネルギーの奔流として相手を吹き飛ばす事は出来るが、火や光程じゃない。

 

更に言えば、バジュラは避けるだろう。暫く光の柱を出しておけば時間稼ぎにはなるだろうが、足りない。

だから本気を出さねばならない。

 

 

「ナガルシャ、匂いで本殿への道案内を頼む」

 

「案内…?確かに夜道は暗く、視界も封じられますが」

 

「少し違う考えだが、頼む」

 

「了解致しました」

 

 

言葉を失ったヴァジュラは、次にどうするべきかを視線で俺に委ねてきた。

つまり、彼女にはバジュラから逃げる手立ては無いということだ。

 

「壁を作る。ヴァジュラは俺に掴まってくれ」

 

「…コーリス様?」

 

「ナガルシャ、言葉はいらない。本殿まで駆け抜けてくれ。視界が更に悪くなるぞ」

 

 

ナガルシャの準備はとうに出来ている。

 

 

後は───俺が瞳を閉じるだけ。

 

「……霧が」

 

「ヴァジュラ、絶対に離すな」

 

 

ヴァジュラを右手で抱えて、盾による壁を展開。

霧を全開に──第一段階へ移行。

 

バジュラの元に第三段階、忘却の霧を展開。

 

 

 

 

 

───第六感、霧の目(ミストアイ)発動。

 

 

「ナガルシャ!」

 

 

視覚を閉じた俺の声を聞いた瞬間、ナガルシャは駆け出した。正確に、木々に触れる事なく闇を駆けて行く。

 

そして俺は足に剛力を込め、魔力の壁を蹴りながらナガルシャの動きを頼りに移動する。

 

 

「コーリス様!!」

 

「分かっている!こちらに着いてきているな…!!」

 

 

霧の目は、俺の霧が持つ感知能力を最大限活かす状態。視界を封じ、周囲の把握は聴覚と霧によって行う。それによって脳の負荷は減り、バジュラの動きも処理できると踏んだ。

 

代わりに遠くまでの感知は難しく、ナガルシャの様な案内役がいなければ正確な移動は出来ない。

 

だが、視界が悪い場所は俺の得意分野だ。

 

 

「随分と気が散っている様だな……バジュラ?」

 

 

理不尽に対抗して、煽る様にアイツの名前を呼んだ。

 

 

 

 

○○○○○○○○○○○

 

 

 

ぽつ、ぽつ、ぽつ。ずちゃずちゃ。

 

森の地面は乾いていないのか、少し水気を含んだ感触が彼女の足に伝わる。

視線は虚ろで、足取りはしっかりとしているものの鈍重。右手に持った刀はある一点に向けられている。

 

幽鬼の様な白髪を靡かせながら、バジュラは呟いている。

 

 

「……………はぁ」

 

ありきたりなため息と共に、悲しく笑いながら言った。

 

 

「こんな不甲斐ない姉で………ヴァジュラ」

 

涙さえも浮かべて、彼女は懺悔する。

 

「我はどうしちゃったんだ……」

 

 

衝動的とはいえ、妹を襲ったのは事実。

武器を向けたわけではないが、恐怖を植え付ける行為は何事において悪と断じてきたのは、バジュラの考え方だ。

 

それを破った、自己嫌悪。

 

 

「……………コーリス」

 

だが、その後悔もすぐに忘れる。

 

 

「………コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス、コーリス」

 

 

何故だろうか、たった数日の面識である男が彼女の脳裏に焼き付いて……その感情を焦がしていた。

もはや、狂愛。

 

感情に才覚があるのなら、彼女はこの分野で全空一を競えるだろう。

 

 

「コーリス………はぁ、頭が桃色だ」

 

 

自身の感情に支配されたバジュラはその脳内を言葉で表現した。

 

 

「そうだ……島から出ていこう」

 

 

しかし、以前とは違う自分を理解して寧ろ客観視出来たのか、冷静さを取り戻したかの様に見えた。

 

 

「ヴァジュラと父上、皆……あと、コーリスにも謝って………()()まで生き───」

 

 

その言葉は最後まで紡がれる事は無く、背後の気配を感じた瞬間、またしても彼女は感情をピンク色に染めた。

 

 

「───あははッ!!!コーリス!!!」

 

「私もいますよ姉さん!!」

 

「ヴァジュラ!?」

 

「私も」

 

「ナガルシャまで…!?貴様ら何で…!」

 

 

3方向からの攻撃、ある種で強靭な精神がコーリスの霧をある程度中和していたが、ここまで接近を許したのはその影響もある。

3段階目の霧は記憶を吹き飛ばすが、バジュラには2段階目の意識阻害の影響しか出ていない。

 

それに気付いたコーリスが、3名でバジュラの無力化を試みたのだ。

後方にコーリス、前方にヴァジュラ、横にナガルシャ。

 

 

「くっ!」

 

 

流石に反撃は無理と考えたのか、バジュラは高く飛んで木の枝に掴まった。

奇襲を掛けられた事実に思わず牙を向くが、彼女は自身が原因なのだと直ぐに思い直して妹の顔を見た。

 

ヴァジュラの額には青筋が立っていた。

 

 

「随分コーリス様を見た時より反応が違いますね、姉さん……いや、バジュラ」

 

「そ、それは…その、妹が刀を持ったら面を食らうだろ?」

 

「私に刀を与えたのは貴女です」

 

「そうだが………ナガルシャぁ……」

 

「今回の一件は全てバジュラ様に責任があると思います」

 

「………コー」

 

気まずそうに妹、犬を見回して最後にコーリスを見ると……

 

 

「ッッッッッッ!!!」

 

思わず顔がにやけきってしまい、急いで顔を反らした。

生憎と霧で全てを把握しているコーリスは彼女の奇妙な行動の全てを感知している。

 

つまり、朝殺そうとしてきた女が自分の顔を見てニヤけた上に恥ずかしそうに顔を隠しているのだ。

意味不明である。

 

「…朝のお前はそんなんじゃなかったぞ」

 

「………ぅ」

 

姉の乙女の様な立ち居振る舞いに度肝を抜かれたのか、ヴァジュラとナガルシャは絶句してバジュラの顔を伺う。

 

だが、この場にいるバジュラ以外の3名の気持ちは同じだった。

 

──『バジュラは、狂ったのだ』と、

 

 

「…さて」

 

言うべきことが決まったのか、コーリスが意を決して口を開く。その目は未だ閉じられたままだ───という事は、戦闘を続ける気である。

その所作に本来であれば疑念を持ち警戒をする筈のバジュラがそれどころでは無いというのは幸運だったのかもしれない。

 

…否、不運か。

 

 

「──俺、明日に島を出るからな」

 

「──────────」

 

 

0.5秒の静寂。

バジュラの爆発までに行動する程の時間は無かったが、既に備えている3名には関係のない事だった。

 

 

「駄目だァァァッ!!!!!!」

 

 

目の光を失ったバジュラがコーリスに向けて突貫する。

 

そして3名は、その行動を知っていたのだ。

時は数分ほど前に遡る。

 

 

 

───────────

 

 

『お二人、このまま逃げますか?』

 

『逃げ切れると思うが……家に戻っても逆に収集が付かん』

 

『密室で姉さんには勝てません。……暗闇を利用できるここで迎え撃ちましょう』

 

『了解致しました』

 

『アイツに弱点とか無いのか?』

 

『……信じ難い事に、気が散りさえすれば結構隙が出ます』

 

『…なに?』

 

『ただ、姉さんはどんな状況でも許容する人だったので、動揺や混乱の感情を一切示しませんでした』

 

『だが、今は違う』

 

『はい。そして冷静さを失った姉さんは必ず恐ろしい速度で標的に直進するんです』

 

『つまり、それさえ対処できれば』

 

『無力化は理論上可能です。それでも強いですけどね』

 

『…そういえばヴァジュラとナガルシャのコンビネーションは見たことが無かったな』

 

『私もコーリス様の本当の戦い方を見た事がありませんね……少し楽しみにしてます』

 

『森が荒れるぞ』

 

『え、その様な規模で…?』

 

『…なり振り構わない形なら、視界も戦場も何もかも狭くなるが、構わないか?』

 

『……ああ、はい。お手柔らかに』

 

 

 

───────────

 

 

 

(いい機会だ。ゾーイとの修行の成果、試してやる)

 

 

森という故郷を感じさせる場で、コーリスは一人昂ぶっていた。

 

 

「ほ、ほんとに止めた…」

 

 

突撃したバジュラの刀を防いだのはコーリスが展開した盾であり、衝撃が木々を揺らしたのだ。

刹那の時であったが、何かが割れた音をナガルシャは感じた。

 

そして、当事者であるコーリスは実感を得た。

 

 

(23枚…盾は23あればバジュラの攻撃を防げる!!)

 

 

──霧の目による感知能力の増大は、魔力による盾を作り出す際の座標指定も高速化させる。

今の彼は恐ろしい速度で魔力を操る事が出来るのだ。

 

 

「シッ──」

 

 

そこに斬り込むはヴァジュラ、そして頭上からナガルシャが。

即興のコンビネーションは充分な効果を発揮した。

 

 

「…………チッ」

 

 

思わずバジュラの忌々しげな舌打ちが響いた。

 

 

 

 

………それは、嫉妬からであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





バジュラについては…はい。
詳しい秘密は後々として、ヤンデレとかメンヘラの類ではないです。

只ちょっと恋とかの感情を知らなすぎて加減出来なかった女の子なんです。

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