運命を創り上げしもの   作:Claire∮

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不定期更新していきたいと思います。
それではどうぞ


第3話 憎まなければ戦えない!

俺が氷川さんにかけた言葉は最低の一言でも片付けられない。

それほどに俺は罪を犯した。

他人殺しの罪を。

 

俺はー 人殺しだ。

 

俺は強い人間でもなんでもない。

氷川さんは俺を憎んで然るべきだし、俺を憎むことである程度気持ちが楽になるなら幾らだって咎は受ける。

 

そんなことを考えながら歩いて居ると、家に着く。

勿論この後何をすると決まった訳でもない俺は、父さんのファイルを覗く事にした。

 

パソコンを起動し例のファイルを開く。

 

どうやらフルボトルには、力を高める組み合わせである「ベストマッチ」が存在するようだ。

 

今の手持ちボトルは、ラビット、タンク、忍者、コミック、ガトリング

の5つだ。

この中だとそれぞれ、ラビットタンク、ニンニンコミックがそのベストマッチに値する。

 

そして更にファイルの深層へ進む。

 

するとそこには例のコウモリの姿があった。

 

「何故、こいつが… 」

 

俺は一人呟く。

氷川さんの両親を殺める原因を作り、俺達を襲ってきた奴のデータがなんと父さんのファイルから出てきたのだ。

 

どうやらこの戦士の名前は「ナイトローグ」と言うらしい。

 

今俺が使っているライダーシステムの前身に当たるもので、「トランスチームガン」に「ロストボトル」そして「スチームブレイド」を用いて戦うと記されている。

 

その先へ進もうとするが、ロックが掛かっていて進めない。

 

取り敢えず敵の情報が手に入っただけでも儲けものだろう。

 

ため息を吐きながらパソコンを閉じる。

取り敢えずどうするかな…と言ったところではあるが…

 

するとスマホが震える。

 

さっきドンパチしたばっかりなのに呑気に電話掛けてきたのは誰だと思い、スマホを見ると、そこに書かれてた名前は

 

 

「丸山 彩」

 

取り敢えず電話に出る。

 

「もしもし、どうしたの? 丸山さん、折り入って電話なんか」

「お願いがあるの」

「なに? よっぽどの事じゃなきゃいいけど…」

「よっぽどの事なんだ… お願い! 助けて!」

「はい? あの話が読めないんだけど… 丸山さん?」

「もう少しパスパレの大切なライブがあるの。 でも私、さっきの騒ぎで完全に事務所に閉じこめられちゃって…」

 

なんでも事務所がさっきのドンパチで完全にやられたらしく、瓦礫の山と化し抜け出せないらしい。そこである程度見知った男手の俺に白羽の矢が立ったと言うところだろう。

 

だが、丸山さんは今人気急上昇中のアイドル、Pastel*Palettesのボーカルなのだ。

それにライブ前。 絶対に外せない。

丸山さんへのアイドルへの情熱はホンモノだ。

なので俺はその返事をすぐさま出す。

 

「わかった。今からそっちに行くから準備して。」

 

そう言って電話を切り、身支度を始める。

だがここで思い出す。

俺のバイクはちょうど故障中だと。

 

すると何かが目に止まる。

 

スマホ?とフルボトルだ。

どうやらライオンのフルボトルらしい。

 

そのスマホに、フルボトルが刺せそうだったので入れてみた。

するとそのスマホは瞬く間にバイクへと変形する。

 

「こいつはすげぇや!」

 

どこがどうなってるかはさっぱりだが、これも後々解析しよう。

 

そんな事より丸山さんだ。

二度と誰かが失われるなんて事があってはいけない。

 

その為に俺は、「仮面ライダー」になったのだから。

 

記憶を頼りにバイクを走らせる。

すると瓦礫の山が見えてきた、恐らくここに丸山さんはいる。

 

「丸山さーん」

 

俺は名前を呼ぶと、「こっちだよ!」という声が聞こえたのでそちらに向かう。

するとそこに丸山さんは確かに居た。

周りに後4人、女の子が居た、一人は恐らく同じ学校の大女優、白鷺さん。

他の子はここからほど近い学校、羽丘の制服を着ていたので分からなかった。

 

「みんな大丈夫?」

 

「うん」

「ええ」

「はい!」

と各々の安全を確認する声がこだまする。

 

にしても問題が発生した。

バイクは二人乗り、つまり5人一気には運べないのだ。

さてどうするかな…と迷っているところで、再び爆音が響く。

 

すると周りをナイトローグとスマッシュが囲む。

 

「対象、5人確認。 これより確保する」

 

無機質にナイトローグが呟く。

 

「みんな、下がってて。」

「この仮面ライダーの存在を忘れて貰っちゃ困るぜ?」

「え? 戦一君!? 何を言ってるの?」

「任せとけ。 さあ、大サビと行こうぜ!」

 

《Rabbit!》《Gatring!》 《Are you Ready?》

 

「変身!」

 

戦一は仮面ライダービルドへと変身を遂げる。

 

武器、「ホークガトリンガー」のスロットを回転させ、必殺技待機状態にする。

《Full Ballet!》 《One handlet!》

100発の弾丸を一気に発射しようするが… 引き金が引けない。

 

もしもまた、

 

人を殺してしまったら…

 

俺は…

 

俺は…

 

自己嫌悪の刹那、スマッシュに片腹を殴られ、思考は中断される。

 

「フン、怖気付いたか。 ライダーシステムは頂こう!」

「クソぉ!」

 

ナイトローグが俺に襲い掛かり、スチームブレイドで切りかかる。

それをホークガトリンガーで受け、ガトリング側の拳でパンチする…

 

その拳はナイトローグに届くことは無かった。

 

受け止められたのではない。

故意によるものだ。

 

「お前は結局弱いんだ! 偽善者なんだよぉ!」

 

ナイトローグは俺に激を飛ばす。

スチームブレイドで連続切りを浴びせられ、スチームブレイドをトランスチームガンに連結、ロストボトルをセットする。

 

《Bat!》 《Steam Attack!》

 

俺はその攻撃をモロに受け、変身を解除されてしまう。

その時の弾みでラビット、ガトリング、コミックのフルボトルを落としてしまう。

 

「こいつは貰おう、ついでにライダーシステムもな。」

「悪いがそれは勘弁だ。」

 

《Ninja!》 《Diamond!》 《Are you Ready?》

 

身体に電流が走る。

だがそれでも俺はこの覚悟を表す。

目の前の悲しみを守る為に。

 

「変身!」

 

「四コマ忍法刀」を取り出し、ボタンを押す。

 

《隠れ身の術!》

 

煙幕が貼られ、ビルドと彩達は逃走に成功した。

 




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