どうやらISに常識人(自称)として転生したみたいです   作:凄まじき戦士

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遅くなって申し訳ございません。

福音の初戦まで行けるかと思ったんですが直前までになっちゃいました。

アズールレーンのアニメ面白いですね。昔消しちゃったデータをサルベージして復帰しちゃいましたよ。


常識人は準備する

「臨海学校でこの量のお刺身」

 

「さすが国家からお金をもらっている学園、豪勢デスねぇ」

 

アタシは刺身を食べる。さすが一流の旅館、使っている魚も一級品、一夏もうなっているし何よりも目を引くのは...

 

「なあ切歌、この鯛ってもしかして」

 

「いつも食べている刺身と違うので...」

 

「天然物の可能性が大」

 

調の言う通り歯ごたえの違う鯛を食べる。海が近いのと腕のいい漁師さんがいるのだろう、料亭とかで出されそうなおいしさデス。

 

「だよなぁ...」

 

「歯ごたえから違うのデス」

 

普段料理をする横ではシャルロットがワサビを入れ過ぎて悶絶、遠くの席ではラウラがフォークを使って食べている。

 

「そういえば明日はISの装備試験デスよね?」

 

「うん、専用機持ちは国からもらった新しいパッケージとかの試運転だね。切歌たちも?」

 

夕食を食べ終わって入浴時間、露天風呂につかりながらシャルロットと話す。

 

「アタシたちのは少し特殊なので、追加できるかどうかわからないのデス」

 

「やるとしたらみんなの手伝いかも」

 

そう話しながら露天風呂を出て就寝するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「専用機持ちはこっちデスね。調、ふらふらしてると海にドボンデスよ?」

 

「...眠い」

 

次の日、アタシたちは一般生徒から少し離れた岩場に集合していた。

 

「織斑先生、質問よろしいですか?」

 

「なんだオルコット」

 

「なぜ篠ノ之さんがここに?専用機はないはずなのに...」

 

「それは...あのバカを始末してからだ」

 

「ちーちゃぁぁぁん!!!」

 

叫びながらうさ耳を付けた不審者が猛ダッシュでこちらへと迫ってくる。それを見たアタシと一夏、そして箒はため息をつく。織斑先生がこちらへと近づいてくる。

 

「暁、また借りるぞ」

 

「どうぞデス」

 

片腕だけ展開したイガリマから鎌を射出し先生へ渡す。受け取った織斑先生はそれをためらうことなく走ってきた人物に振り下ろした。

 

「ぷぎゃっ!」

 

「いい加減抱き着こうとするのはやめろと言っているだろ、束」

 

「痛いなー、せっかくの友人とのスキンシップが過激じゃない?」

 

「悪いが、お前相手には例外だ」

 

頭をさすりながら起き上がる篠ノ之博士。アタシの隣でヨーヨーを取り出した調、目が単色になっている。

 

(殺る気満々デスね...)

 

「やあやあ、箒ちゃん久しぶり。切歌ちゃんも元気だった?」

 

「お久しぶりです...姉さん」

 

「ええ、元気デスよ」

 

若干引きながら挨拶する箒とアタシ。なぜかって?両手をワキワキさせながら近づいてきているからデスよ!

 

「じゃあ記念におむn...っと誰かな君?」

 

セクハラ発言をキャンセルするように調がヨーヨーを投げつける。単色から一歩進んで殺し屋の目になっている

 

「月読調、姉さんの貞操は私のもの」

 

「いや、アタシの貞操はアタシのものデスよ?」

 

調の一言を聞いた博士は目を細める。周りが唖然とする中、織斑先生が声をかける。

 

「束、何か用があるのじゃないのか?」

 

「そうだった!箒ちゃんにプレゼント!まずは上空をご覧あれ!」

 

篠ノ之博士が空を指さすと正八面体のコンテナが落下してくる。コンテナが開くとそこに入っていたのは紅のISだった。

 

「第四世代IS、紅椿(あかつばき)。一夏君の白と並び立つものだよ!!」

 

その言葉を聞いたアタシたちは目を見開く。特にセシリアとラウラは冷や汗を浮かべている。

 

「やり過ぎだ...」

 

「まだ第3世代型の実用化のめどがついていないのに...これだから天才は困るデス」

 

そのまま箒を連れてもろもろの調整を行う博士。セシリアは話しかけようとするが途中でやめたのデス。

 

「あのまま話しかけても望む答えは得られないでしょうから...」

 

そう話すセシリアはどこか悲しそうだったデス。そして紅椿を操る箒の顔は笑顔、いやな予感がするデス。

 

「お、織斑先生!大変です!」

 

一般生徒の指導をしていた山田先生が走ってくる。手に持たれているタブレットを織斑先生に渡すと先生たちの顔が厳しくなる。

 

「臨海学校は一時中止!一般生徒は宿に戻って待機!篠ノ之も含めた専用機組は私とともにこい!」

 

指示を飛ばされた全員は即座に動く。そのときアタシは見逃さなかった、博士の口元が三日月のような笑みを浮かべていたのを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今から2時間前、ハワイ沖にて試験稼働中だったアメリカ・イスラエル共同開発の第3世代型の軍用IS、銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)が突如暴走を始め、試験場を爆破して逃亡、その後は米軍の追撃を振り切って領海から離脱したとの事だ」

 

旅館の一室を臨時の指令室にし、様々な計器が持ち込まれたこの部屋にアタシたちは集められたデス。

 

空中に投影された地図には銀の福音を赤い点として表示しているデス。その先にあるのは日本。

 

「衛星からの監視によれば、福音は太平洋上を日本へ向けて飛行中との事で、1時間以内にはここから2kmの海域を通過して、その後は首都東京の上空へと向かってしまうことになる」

 

シンプルでわかりやすい予想、それを食い止めるのがアタシたち。いささかできすぎな気もしますが

 

「当然だが、暴走状態の軍用ISが東京上空に行って万が一のことがあれば被害は甚大だ。そこで学園上層部は我々がこの事態の収拾を行う事を決定した」

 

「織斑先生、それはさすがに不可能では?」

 

セシリアが尋ねると、織斑先生はうなずく。

 

「オルコットの言う事はもっともだが、事態は急を要する。当然自衛隊所属のIS部隊にも要請を出しているが、1時間以内に到着するというのは無理との事で、だからこそここに集めたメンバーで迎撃、もしくは自衛隊のIS部隊が到着するまでの時間稼ぎを行う事になる」

 

「なるほど」

 

自衛隊が来ることを前提として動けるのなら話は早いデス。自分たちの役割は福音の迎撃、もしくはIS部隊の到着まで逃がさないように目標海域に留めておくこと。

 

「では、まずここまでで何か質問のある者は居るか?」

 

「はい!目標の詳細なスペックデータの開示を要請しますわ」

 

「わかった。だがこれは機密データに該当する物だ、万が一外に漏らした場合、諸君には査問委員会による裁判に掛けられ、最低でも2年は監視が付く事を頭に入れておけ」

 

地図が切り替わり目標である銀の福音の全体像と、武装や機体スペックなどが詳細に書かれたデータが映し出される。高機動型の広域殲滅を可能とする特殊射撃を得意とした全身装甲(フルスキン)タイプのIS。高い機動性と広域殲滅に特化した射撃武装は厄介だろうし、全身装甲という事は防御力も並のISとは比べ物にならないだろうと予測出来た。

 

「オールレンジが可能な射撃型...私のブルーティアーズと同じタイプですが、少し違いますわね」

 

「速度は...アタシのじゃ追いつけないわ、こりゃ」

 

「それにこの特殊武装も厄介だよ、連続しての防御は難しいかな」

 

「うむ、データ上では近接戦闘武装が無いが、データに無いだけで搭載されている可能性も考慮するべきだ」

 

流石に現代表候補生と元代表候補生は見るべき視点をちゃんと弁えていた。一夏たちはぽかんとしていたが

 

「姉さんは言ってることわかるの?」

 

「やばいってことだけデス」

 

イグナイトとユニゾンを使用しても距離を取られるとどうしようもないデス。ラウラが手を挙げる

 

「威力偵察は可能でしょうか?」

 

「可能だろうが、もしその偵察でこの海域から離れられたら不味い、一度のアプローチで確実に仕留める必要がある」

 

「となると...可能なのは一撃必殺の破壊力を持つISに限られますね」

 

山田先生はアタシと調、一夏を見る。

 

「確かにあの3人ならば福音を墜とせる可能性は高い。だが零落白夜はともかく...」

 

「そうですね...あれはリスクが高すぎます」

 

「...絶唱デスね?」

 

「なんだそれは?」

 

一夏が手を挙げる。

 

「簡単に言うと暁と月読のに搭載された決戦機能の一つだな。SEの99%を使って戦術兵器並みの威力を瞬間的に引き出す」

 

「要するに捨て身の一撃デス。一時的にすべてのシステムがダウン、補給を受けなければ動くこともできないデス」

 

「さらに言うと防御機構もすべて攻撃に回すから絶対防御を発動できるぎりぎりのエネルギーしか残らない」

 

先生の説明にアタシたちが補足を入れる。

 

「となると一夏頼みになるんだけど、だれが運ぶかだよね...」

 

「現在の専用機でもっともスピードが出るのは?」

 

「私のブルーティアーズが最高速度です。更に本国から強襲用のパッケージが送られてきていますし、超高感度センサーも搭載しています」

 

すると天井裏から博士が乱入してきて紅椿なら問題ないというが織斑先生はそれを却下する。

 

「なんでー?」

 

「織斑はともかく篠ノ之は実習でしかISに乗っていない。それに、初めて乗った専用機で不測の事態が起こった時に対処ができない」

 

「私ならできます!」

 

「根拠のない自信が一番危険だ。織斑とオルコットは準備をしろ、パッケージのインストールのを全員で手伝え。バックアップとして暁と月読も準備をしろ」

 

「「「「「「了解!」」」」」」

 

アタシたちはセシリアの手伝いを開始したデス。




歌詞の使用が解禁されたので過去の話にも歌詞を入れていこうと思ってます
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