どうやらISに常識人(自称)として転生したみたいです   作:凄まじき戦士

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更新が遅れてしまい申し訳ありません。

リアルの方でいろいろありまして遅れました。






常識人は帰省する

「いやー今回も大変だったなー、母さん」

 

「そうねー、まさか研究施設がテロ組織に襲われるなんて~」

 

「まさかとは思うけど...」

 

「ああ、俺が鎮圧した。さすがにISを展開されると厄介だからな、展開前に近づいて顎先をかすめるように殴ってな」

 

家に帰って早々、人間離れしたことを話し始める父さん。それをニコニコと笑いながらうなずく母さん。それを聞いたアタシたちはこう思った

 

やっぱり人間ではないのでは?と

 

しかも話の流れだと、ISを展開させる前のわずかな時間に装着前の人間を気絶させた可能性が高い。

 

アタシたちの両親――暁了子と暁弦十郎の話を聞いた調は絶句している。

 

「ところで切歌、学園の生活は大丈夫か?臨海学校の近海で軍用ISの暴走があったそうだが」

 

昼ごはんのそうめんをすすっていると父さんから尋ねられて固まる。

 

「大丈夫デス、なんか政府のIS部隊が鎮圧したとか」

 

「そうなのねぇ...てっきり切歌たちが鎮圧したのかと思ったわー」

 

「一応聞きますけど根拠は?」

 

「女の勘よ」

 

さらりと言う母さん。でもその勘が外れたことは一度もない。

 

「そういえば今度の研究はなんデスか?」

 

「ISと極限まで鍛えた人間、どっちが勝つかよ?」

 

「また父さんが実験台デスか!?」

 

この母親、ものすごく優しいのだが少々マッドである。父さんが人外レベルで強いためそこまで問題ではなさそうだが。

 

「いやー流石にグレネードはきつかったな、とっさに爆破の衝撃は発勁で打ち消したが閃光弾でな、目がやられたから音だけで銃弾をはじくのは流石に厳しかった。はっはっは」

 

(本当にアタシたちと同じ人間なのでしょうか?この父親)

 

ISサイズの閃光弾を食らってなんで反撃ができるのか?流石に生身では死ぬと思うので一応聞いてみる。

 

「今度は何を開発したのデス?」

 

「男の人でも戦場やテロ現場でISに遭遇した時の護身用の簡易装甲よ。要人警護の人たちが使うものだけど」

 

母さんはそういうとカバンから銀色の籠手のようなものを取り出した。

 

「装着すると身体能力が上がる、というわけではなさそう」

 

「その通りよ、調ちゃん。ISの量産機の武装はほとんどが実弾、ならそれを防ぐバリアみたいなものを簡易的に展開でき、なおかつ複数展開すると完全に防御ができるってものよ」

 

それは確かに要人警護にはいいかも、見たところそこまでごつい感じもしないデスし。

 

「で、これを使った父さんはどうやってISを倒したの?」

 

調が尋ねると麦茶を飲んでいた父さんが顎に手を当てて

 

「ん?視線で大体の弾道の予測はできるからな、引き金を引く前に震脚で作った破片を使って陽動、意識がそこに向かった瞬間に接近して、バリアを展開した籠手を使って正中線に6連撃を決めてKOだ」

 

「いや、視線で弾道予測とかおかしいデス」

 

「でも姉さんも鎌でレールガンの弾丸を斬ってた」

 

「あれはアシストを使ってるのデス」

 

この父親、その気になれば刀剣を指で白刃取りや、銃弾を震脚で作り出した即席の壁で防御できるらしい。らしいというのは実際にまだこの目で見ていないためデス。ましてやISに搭載されている銃火器は人間が使うそれと違って威力も半端ではない。ふと籠手が目に入ったので質問する。

 

「ISの攻撃って結構なダメージだと思うんですけど、耐久力とか大丈夫なんデス?」

 

母さんに尋ねると笑顔で

 

「大丈夫よ。衝撃吸収機構をつけてあるから。ただねえ...」

 

「どうしたの?」

 

ため息をついて父さんを見る母さん。まさかそんなはずないデスよね?

 

「ああ、俺の話か?10分保たないっていう」

 

「もう大体察したデス...」

 

横の母さんを見るとため息をついている。会うたびに人外度が増してないデスか?

 

「データは取れたからいいけどね。切歌たちはどうなの?学園生活」

 

「楽しいデスよ。一夏の周りは飽きないデス」

 

一夏の周りの女性陣の話をすると母さんは笑いながら

 

「切歌たちは狙ってないの?」

 

尋ねられるが、笑って答える。

 

「まさか、仲のいい友達デスよー」

 

「どう思う、調ちゃん?」

 

「こういうタイプが勘違いさせやすい。男も女も」

 

こそこそ話す母さんと調、別に勘違いする要素はないんデスけどねぇ...

 

「ともかくうまくやってるわけね、なんか変なのに目をつけられて...るわね」

 

母さんの言う変なやつには心当たりがある。うさ耳を付けた天災が

 

「その表情的に考えると束ちゃんね...今度見つけたらお灸をすえとくわ」

 

「何回かあったことあるんデスよね?」

 

母さんに尋ねるとにこりと笑いながら

 

「ええ...だって私、束ちゃんと千冬ちゃんの元担任よ?」

 

その情報に驚き、目を見開く。

 

「ああ、そういえば高校の教師をしていたって聞いたデス。まさか担任だったとは」

 

「千冬ちゃん以外で数少ない話相手だったわね、あの性格だから無理ないけど」

 

話していると父さんは付け加えた

 

「興味のない人間とは話さないタイプのようだからな、母さんは時々連絡を取っているようだが」

 

「同じようなタイプだと思われたのかしらねぇ...」

 

母さんの言い方だと相当苦労したみたいデス。

 

「あ、そういえばお土産があったのよ」

 

アタシの叫びを無視して母さんが取り出したのは何かのパーツのようなもの

 

「これは?」

 

「ISの強化パーツ?」

 

「調ちゃん専用のね。腰に装着する外部デバイスで拡張領域を圧迫しないタイプだから、学園に戻ったら試してみて」

 

「ありがとう、お母さん」

 

受け取った調はうれしそうに微笑む。形状からすると

 

「切歌ちゃんにはこれね」

 

アタシに渡して来たのは銀色の弾丸。何かのパーツ?

 

「それはね、お土産よ」

 

「なんでアタシだけ!?調のように強化パーツじゃないんデスか!?」

 

「冗談よ、切歌ちゃんにはこれ。ちなみにそれを使う時は気を付けてね?」

 

そういって渡されたのは十字架。何かにはめて使うんデスかね?母さんは手を叩きながら言う。

 

「さてと、買い物に行きましょうか。今日の夕飯はパーッとやりましょ!何がいい?」

 

「寿司デス!」

 

「ピザも食べたい」

 

アタシたちがそういうと母さんは微笑みながら立ち上がる。

 

「なら今からいろいろ買いに行かないとね。ピザは流石に宅配だけど...」

 

そう話しているとアタシのスマホが震える。画面を見ると一夏からだった。スマホを操作して耳に当てる。

 

「もしもし」

 

『もしもし、今時間あるか?』

 

「大丈夫デス、何か用事デスか?」

 

『明日なんだけどさ、篠ノ之神社ってとこで夏祭りがあるんだけど。行かないか?』

 

「お祭りは楽しそうデスね、確認してからまた連絡するデス」

 

そういって通話を切る。

 

「一夏から?」

 

「明日一夏の地元で夏祭りがあるらしいデス」

 

そう説明すると、母さんが

 

「なら浴衣を持っていきなさいな。明日には私たちも日本を発つしね」

 

そういえば一時帰国だったのデス。アタシたちに会うのが目的の

 

「何かあったら連絡してきなさいな。何でも相談に乗るわよ」

 

「ありがとうデス!」

 

そういってアタシたちは買い物に出かけたのデス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば切歌」

 

「なんデス?」

 

「父さんからおすすめの映画があるんだがどうだ?」

 

「どんな映画デス?」

 

そういって父さんに渡されたのは、巨大なロボットが活躍するものだった。

 

「何かの参考になるのではないか?」

 

「ありがたく見てみるデス」

 

~視聴後~

 

「いくらなんでも星ぶった切る斧ってなんデスか!?」

 

中身はトンデモ理論の映画でしたとさ。

 




ここで少し説明を。

この世界は風鳴家は存在しておりません。

了子さんもフィーネの魂などは宿っておらず、普通の人です。男性でもある程度ISに対抗できる技術を研究しております。本業は生物学者ですが、人間工学にも精通しているという感じです。

弦十郎さん?あの人は公式設定で見る映画によって得意なことが変わるって感じじゃないですか。ちなみに、この世界の好きなジャンルはアクション映画全般です。

銃火器も普通に使えますが、原作レベルの格闘の達人です。ISを使われると流石に防戦一方になるので、展開前に縮地で接近して気絶させるのが基本戦法。了子さん特製の対IS兵装を装備した場合、真っ向勝負で撃墜できますが...

ちなみに了子さんが開発した対IS武装はXDで登場したあれです。ちなみに量産型の稼働限界は操縦者のための、試作型というか弦十郎さん専用の稼働限界は武装のためのリミッターです。

あ、次回は夏祭りです。もしかしたら特別編を挟むかもしれませんが
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