どうやらISに常識人(自称)として転生したみたいです   作:凄まじき戦士

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シャルルさん身バレの巻

8話の誰かさんの決めポーズが、指輪の魔法使いっぽいね


常識人は秘密を知る

デュノア君とボーデヴィッヒさんが転入してきて数日経ったある日のこと、その日はアタシたちは一夏と訓練中にボーデヴィッヒさんに絡まれて疲れていたのデス。

 

部屋で宿題を片付けて本を読んでいると扉がノックされる。調は入浴中、こんな時間に誰デス?

 

「こんな時間に...一夏?」

 

扉を開けると一夏が。急いできたようで息を整えている、何か大変なことでもあったんデスかね?

 

「まあとりあえず中に」

 

中に案内すると深呼吸をして

 

「シャルルが...女の子だったんだよ!」

 

「うん、知ってたデス」

 

「ええ!?」

 

即答するとびっくりしていた。結構挙動不審な感じがありましたよ?

 

「いつから気づいてたんだ?」

 

「転入してきた初日、一夏に手を握られて恥ずかしがっていたところデス」

 

冷静にそう言うと、一夏は肩を落とす。読んでいた本を閉じて話を聞く。どうやらボディーソープの詰め替えをデュノア君に渡そうとして脱衣所に入ったら...ということらしいデス。

 

「...一夏」

 

ため息をついてジト目でにらむ。一夏が目をそらした。

 

「はい」

 

「誰か入っているのであれば声をかけるのがまず最優先では?」

 

「うっ...」

 

なんとなく一夏の中の親しくなった人への遠慮というハードルが低い気がするデス。

 

「この際、それの説教は置いときますけど。経歴詐称デスか...」

 

「ああ、結構やばいよな?」

 

お互いに考えているとちょうどパジャマに着替えた調が脱衣所から出てきた。はいそこで一夏を睨まない。

 

「...何かあったの?」

 

「デュノア君がデュノアちゃんだったデス」

 

重要なことだけ言うと調は頷き

 

「オッケー、把握。先生を呼んでくる」

 

「ち、ちょっと待ってくれ!」

 

部屋から出ようとすると、一夏が止めた。

 

「なぜ?経歴詐称は立派な罪、本国に強制送還されてもおかしくない」

 

「で、でもよ。何か事情があるかもしれないだろう?一応聞いてみて...」

 

調の言うことはもっともだ。しかもデュノア社の関係者であることは明らかなので会社自体も大打撃を受ける。

 

「...じゃあ条件。当事者と知ってしまった私達で事情を聞く。その後は当事者同士で話し合って。その話し合いにはなにも関与しない」

 

そういうと一夏はうなずいてデュノアを連れてくると部屋を出ていった。

 

「お姉ちゃん的にどう思う?」

 

「何かしらの事情があるだと思ってるデス」

 

「私もそう」

 

調と話していると一夏がデュノアさんを連れて戻ってきたデス。

 

そして話を聞いて整理すると

 

 

自分は確かにデュノア社の社長の実子だが、愛人との間に生まれた娘であるため、2年前に母親が死亡してデュノア家に引き取られたが、事実上居場所がなかったこと。

 

IS適性が高いことが判明したことからIS学園へ転入。その転入もデュノア社がIS開発の遅れによる経営危機に陥ったため、数少ない男性の操縦者として世間の注目を集めることで会社をアピールするとともに、一夏に接近して彼とそのISである「白式」のデータを盗め、という社長命令であること。

 

「...というわけなんだ」

 

「なあ切歌、これが学園にバレたらどうなる?」

 

「これはあくまで予想デス。デュノアさんは本国へ強制送還、確実に裁判にかけられてそれなりの罪で投獄されるデス」

 

「デュノア社はおそらくラファールの製造やISに関する様々な権利をはく奪、フランスにはいられなくなる」

 

アタシと調がそう説明すると一夏はこぶしを握り締め、デュノアさんはうなだれる。

 

(さて...厳しいことをズバズバいうのはアタシの性格的にもう限界デス)

 

「一夏。IS学園特記事項21、覚えているデス?」

 

アタシが先ほどの真剣な声をやめて一夏に質問する。一夏はハッとする。

 

「ええと...本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる。国家・組織・団体に帰属しない。本人の同意の無い限りそれらの外的介入は原則として許可されないものとする?」

 

「正解デス」

 

「お姉ちゃん?」

 

転入してきたばかりの調はあまり校則を知らないので首をかしげる。要約するとIS学園にいる3年間はあらゆる権力から生徒を守るというものだ。

 

「つまり、この学園にいる3年間は安全ということデス」

 

それを聞いたデュノアさんは何か気づいたようだ。

 

「つまりその間に何か解決策を見つける?」

 

「それが最善策な気がします、アタシは今の日常がそれほど嫌いじゃないのデス。それを守るためなら協力するデス」

 

そう伝えるとデュノアさんは少し涙を浮かべていた。

 

「暁さん...」

 

「あと個人的にデュノアさんには似た感じの金髪ということで親近感が湧いていたのデス!」

 

どうするかは本人たちに任せましょうかね。一夏とデュノアさんを部屋に戻っていった。

 

 

 

さてと...アタシはさっきから静かにしている調が気になるので振り返る。

 

「ふふ...姉さん?」

 

(あ、これはお気楽に話してはいけない雰囲気)

 

黒と紫が混じったようなオーラと髪が謎の力でゆらゆらと揺れている。重力に逆らって

 

「私がいて浮気ですか?姉さん」

 

「いや浮気もなにもそもそも姉妹デスよね!?」

 

このままだと強制的にベッドインで捕食されるデス!

 

 

そのあとアタシは眠ることができず体調不良で一日欠席したのデス。調も同様に

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