もしオリジナルキャラクターと版権がクロスオーバーしたら【もしもシリーズ】   作:ゆめみじ18

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もしSteins;Gateに湘南桜が飛び込んでしまったら。

 2020年、世界線変動率1.048596 日本、秋葉原。

 湘南の妹代表。湘南桜は、姉のおつかいという名目で。オタクの聖地へと足を運んでいた。どうやら湘南桃花自身は、忙しすぎて手が回らなかったらしい。ので、アマゾンの宅配便のごとく。駆り出された。

 そこで見つけたのは白衣を着た、姉の湘南桃花よりも頭ちょっと抜け出した青年男性。岡部倫太郎、またの名を狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真。その人であった。

「おい、そこのサイドテール。なぜここにいる」

「はい? 私ですか? 何故っておつかいですけど……。あ、もしかしてあなたが世界線を『渡り歩いちゃった人』ですか?」

「なん……だと? お前、どこまで知っている」

「ん~お姉ちゃんから聞いた話だと。200回ぐらいバカやった人……としか、あと【世界線】て言えば解る程度には聞かされました」

 アレをバカの一つ覚えで済ませているところ、湘南桃花。流石は俺と同じ修羅場を潜り抜けて来た傀儡なだけはあるな。と若干誇張気味に頭の中で要約した凶真。

「それで? この秋葉原に何のおつかいで来たんだ?」

「フィギュアとか同人誌とかも欲しいけど。お姉ちゃんと合コンさせるために神奈川まで連れて来て。というおつかいです」

「まさかの買い物対象が俺だった!?」

 動揺を隠せない岡部倫太郎。不思議そうに首をかしげる湘南桜。

「あれ? 好きなんですよね? ラブチュッチュとかいうやつ」

「貴様! どこの世界線から現れた! 明らかにシュタインズ;ゲート世界線から来ていないだろ!?」

「お姉ちゃんは大学を卒業して小学校の教師ですからね。そろそろ身を固めようとか考えてるんじゃありませんか?」

 何故同じ思考回廊を辿った人間が、そんな選択に行き着くんだ。と動揺と警戒で身が震える倫太郎。

「た、確かに。リーディングシュタイナーを保持している輩は【周囲の仲間たちとは話の辻褄が合わず、一人(精神的に)孤立していく】が……」

「……よくわかりませんが。一度よく話し合ってみてはいかがでしょうか?」

「しかし、……」

「お姉ちゃんが話したがってるのなら。話してみるのが良いと思いますよ。どうせ物理的に因果孤立してるわけですし。これ以上減るものもない、あったとしても自分の身が削れるだけですし」

「ぐぬぬぬ、このサイドテールやりおる……」

「というわけで、用件は話したので私はこれで」

 そう言って、湘南桜は秋葉原の名物メイドと記念写真を撮って。インスタ映えしそうなデコレーションスタンプをつけて。ネットの海に送信した。

 呆けている鳳凰院凶真は、これもシュタインズ;ゲートの選択か……。とクスクスクス、フワッハッハッハッハ! と高笑いを始めた。

 

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